11月5日放送
みなさんおはようございます。
今日のおわラジは、熊野古道のこと。
世界遺産に登録されて、この熊野古道を多くの人が訪れるようになりました。
鉄道が通るまでは、人々の生活道路としても使われていた道です。
熊野古道は、祈りの道。
熊野三山、(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社の三社等の総称)をめざして歩いた道。
「伊勢神宮」から、いくつもの険しい峠を越え、熊野三山を詣でるために通った"祈りの道"です。
古くには、「伊勢に七度、熊野に三度」という言葉もあったほど、誰もが訪れたいと願う憧れの地であり、
そのような「熊野古道 伊勢路」には、今でもその景観や歴史、文化が随所に息づいています。
この熊野古道の魅力を伝えてくれる人たちがいます。
まずは尾鷲セラピストの会会長の橋本博さん。
尾鷲セラピストとは、熊野古道を健康的に楽しく安全にご案内するインストラクターのこと。
「熊野古道健康ウォーキング」では、ウォーク前後、途中にもストレッチを取り入れ、ペース配分や水分補給などに配慮し、健康的なウォーキングを実施します。
森林、木漏れ陽、風や水での冷刺激、太陽光、紫外線、清浄な空気などは、心身の健康・癒しに最適です。
これらを含めながら、尾鷲セラピストはウォーキングの引率を行ってくれます。
石畳が美しい馬越峠を頭を使いながら歩くのもおすすめです。
尾鷲セラピストさんとお喋りをしながら歩いてはいかがですか?
橋本さんはいつもこちら。
三重県立熊野古道センターにいらっしゃいます。
古道歩きの前にここに立ち寄るのもいいですね。
おわせ海・山ツーデーウォークのメイン会場でもありますよ。
続いてはくまの体験企画の代表、内山裕紀子さん。
くまの体験企画は、世界遺産の熊野古道はもちろん、熊野地方の自然・歴史・文化を体感していただくために「人と自然との関わり」をテーマにした着地型エコツアーを行っています。
単なる観光ではない、より楽しく有意義な一日を過ごせるようお手伝いをしてくれます。
おわせ海・山ツーデーウォークの魅力もお話していただきました。
なぜ、人々が熊野を目指したのか?
峠を越えて、集落で休み、その地の人々に癒される。
もうすぐ熊野だと思いながら苦労の道を歩かれた人たちはどんな気持ちだったのだろうか?
どんな思いで、熊野三山で手を合わせたのだろうか・・・
昔の人たちの熊野へのあこがれに思いを馳せ、この道をあるいて欲しい。
「熊野は歩かなければわからない・・」
内山さんの力強い言葉に、熊野古道を歩くことの意義をじっくり感じることができます。
尾鷲には、すてきなすてきなガイドさんたちがたくさんいらっしゃいます。
古道を歩くには、ただ歩くのではなく、みなさんのガイドを受けながら歩く。
絶対おすすめです!