
今、1本の台湾映画が大きな注目を集めている。
「赤い糸輪廻のひみつ」という作品は台湾稀代のヒットメーカーの映画監督ギデンズ・コーが
台湾で一番身近な神様といわれるユエラオと、輪廻転生をモチーフにした摩訶不思議な死後の世界。
そこに、得意とする一途でピュアなラブストーリーを掛け合わせ、楽しくも胸を打つ、唯一無二の純愛冥界ファンタジーに仕上げている。
台湾ではコロナ禍の行動制限を伴う2021年秋に公開されたにもかかわらず、ハリウッド作品などを押さえてメガヒットを記録。
遅れてこの映画が日本で公開されたのは今からおよそ1年半も前のこと。
公開規模は極めて小さく、大掛かりな宣伝もなされなかったため静かに公開を終えようとしていた。
その映画が昨年末からSNSを中心に人々の口の端にのぼり始めたかと思うと、その後全国各地で公開されるようになってきた。
そこにはこの映画のおかれた特殊性があった。
それは2025年の11月で公開できなくなる、その後配信もDVDブルーレイなどのソフト化もされないというもの。
上映権が今年の11月で切れる。配信などの権利は別の会社が所有しており、今現在情報もない。
「今見なけらば二度とみられない。」
そんな思いが映画を観た人々によって広がっていったのである。
なぜ今になって、と思ったのは映画を配給している人たち。
今回は映画の買い付け・配給に当たった二人の女性が登場。
台湾映画社の葉山友美さんと共同配給する台湾映画同好会の小島あつ子さん。
広がりを見せる映画のこと、そして台湾映画というまだまだ日本ではメジャー扱いされない映画の今に迫る。
[放送予定] ※金曜日21:30-21:55
① 6月20日
② 6月27日
③ 7月4日
[配信予定] ※放送翌週水曜日。未公開トークも含めた再編集版
① 6月25日
② 7月2日
③ 7月9日