こんにちは 迫田藍子です♪
今回の水曜日夕方リポートは、伊勢市二見町にあるマコンデ美術館から現在開催中の企画展「マコンデ彫刻 ウジャマ展」をご紹介しました✩.*˚
ご出演は
マコンデ美術館
水野 誠さんです
マコンデ美術館
東アフリカ、タンザニアの高原に住むマコンデ族の黒檀彫刻・ティンガティンガ絵画の展示・生活用具、楽器、写真などの民俗資料を展示しています。
館長がマコンデ彫刻に魅せられ、マコンデ収集を始めたことがきっかけとなり1991年に開館しました。
マコンデ彫刻
タンザニアとモザンビークの国境にまたがる高原一帯に住むマコンデの人々が、300年以上前に創り始めたといわれています。
材料には中が黒くて固い黒檀の原木が使われています。
水に沈んでしまうほどの固さの黒檀。
枝や根といった自然の形から、イメージを膨らませて豊かな感性で作品を創り出しています。
昔は儀式で使用した仮面、神像などを彫っていましたが、現在のような形の彫刻が彫られるようになったのは1960年代からなんだそう。
イギリス人により販路が確保され拡大していき、彫刻のデザイン性も上がっていったんだとか。
彫刻のモチーフとしては人物、動物、精霊など多様です。
「シェタニ」
夢の中に出てくる生き物。
作家によって思うシェタニが違うので、様々な表現で彫られています。
発想が面白いですよね♪
マコンデ彫刻 ウジャマ展
2023年3月8日(水)~6月11日(日)
初開催の企画展。
マコンデ彫刻の主要テーマの一つであるウジャマとは人々の集まりのことで、大家族や集団農場、作業場を示すこともあります。
マコンデ彫刻におけるウジャマは主に家系図の意味を持っています。
人間を多数、柱状に彫り、互いに支え合い助け合って生活している場面や、昔からの出来事、あるいは神話などをテーマにしています。
また、多くのウジャマには、酋長や家長が作品の上部中央に彫られています。
1体1体丁寧に彫りこまれた人物が、数十にも積み上げられたウジャマは壮観!!
1本の木から人物を積み上げたように彫る技術の高さに感動しました✨
人が重なりあって繋がっている部分は、木彫りだとは思えない細かさ。
いや~!すごい技術力!
ぜひ、生でこの技術力を体感していただきたいです!!
マコンデ彫刻の奥深さと凄さに魅了されました✩.*˚
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マコンデ彫刻 ウジャマ展
6月11日(日)まで
マコンデ美術館の2階で開催中
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常設展には他にも⋯
「ティンガティンガ」
四角形に切られた建築用壁材ボードにエナメルペイントを使い描いた独特な絵画。
1960年代後半に「E.S.ティンガティンガ」によって始められ、マクワ族の数十人の人々によって受け継がれています。
デフォルメされた極彩色の動物や鳥たち、呪術師をモチーフにしたり、過去、現在の村の暮らしなどを自由に描いています。
とってもカラフルですよね♪
日本でティンガティンガの原画を観られるのは唯一ここだけです!
マコンデ美術館
〒519-0601 三重県伊勢市二見町松下1799-4
TEL:0596-42-1192
開館時間:9:00~17:00 (入館は16:30まで)
入館料:大人1,000円、高校生800円、 小・中学生600円
休館日:毎週火曜日 (祝日の場合は翌日に振替)