こんにちは 迫田藍子です♪
今回の水曜日夕方リポートは
三重県文化会館2階 第1ギャラリー (三重県総合文化センター内 ) で6月26日(水)~30日(日)まで開催される「核兵器なき世界への連帯 ―勇気と希望の選択」展 津展 についてご紹介しました✩.*˚
詳しいお話を
実行委員会
河瀬 華陽子さんに伺いました
核兵器なき世界への連帯 ―勇気と希望の選択展
核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)の協力を得て創価学会インタナショナル(SGI)が制作した展示。
核兵器の問題を人道や環境、ジェンダーなど12の視点から問い直し、その廃絶に向けた連帯を訴えています。
この展示は、2012年8月広島での核戦争防止国際医師会議(IPPNW)世界大会で初公開されました。
以来、ジュネーブの国連欧州本部をはじめ、メキシコ、アメリカ、長崎、沖縄など世界21カ国90都市以上で開催されてきたとのこと。
多くの国や地域で開催されてきたんですね。
3章から構成
全体が3章で構成されており、
合計20組 (計40枚) のパネルを展示しています。
第1章「大切なものはなに?」
核兵器は大切なものを一瞬にして灰にし、その被害の影響は長く続きます。
広島や長崎の歴史的事例を取り上げ、核の脅威が今も続いていることを指摘しています。
パネルの冒頭で
”あなたにとって大切なものは何?”
と問いかけていました。
すべてが灰と化してしまう⋯核の恐ろしさ脅威を感じました。
第2章「核兵器をめぐる問題点を学ぶ」
軍事・安全保障上の観点からのみ議論されがちな核兵器の問題を
経済、人権、倫理、ジェンダーといった幅広い観点から考え、
それに対しどのような取り組みがなされているのかという点が紹介されています。
計12枚のパネルがあり、左右それぞれ「過去・現在」をあらわしています。
医療、環境、人権、科学などパネルの中で核がもたらす悲惨さと問題点が丁寧に解説されていました。
私が驚いたのは、経済面のところ。
核開発の費用や、核兵器に投資する企業があることについて衝撃を受けました。
しかし、現在は一部の企業が自粛し始めているんだそう。
少しずつ核兵器廃絶へ向けて進んでいる事が表されているなと思いました。
第3章「私たちが求める未来」
「非核兵器地帯条約」
「対人地雷禁止条約」
「クラスター爆弾禁止条約」
など、軍縮分野のこれまでの成果を紹介。
また、2021年1月に発効した「核兵器禁止条約」について紹介し、その意義を広く普及し、支持を広げていくことが重要だと訴えています。
そして、核兵器廃絶への挑戦は、自身の世界観を変える機会であり、問題解決の担い手は私たち自身であることを訴えます。
そして、人々が連帯することで廃絶という困難な目標の実現も可能になると呼び掛けています。
「禁止から廃絶へ」
「大切なものを守るために」
など核兵器のない世界への想いがつづられていました。
主催者からのメッセージ
創価学会は、長年、池田SGI会長のリーダーシップのもと、対話を中心とした草の根の核兵器廃絶運動に取り組んできました。
その原点は、1957年9月8日、第2代会長・戸田城聖先生が、核兵器は人類の「生存の権利」を脅かすものと断じられた
「原水爆禁止宣言」にあります。
それは、第2次世界大戦中、軍部政府の弾圧に屈せず平和と人権のために信念を貫き通し、獄中で殉教された初代会長・牧口常三郎先生の遺志を継いだ宣言でした。
その思想性を継承し、核兵器を「絶対悪」と訴え、核兵器のない世界を実現するため、昨年11月に逝去されるまで平和への行動を貫かれたのが第3代の池田SGI会長です。
会場には、広島や長崎で被爆した際の物品も展示されています。
『私たち一人一人が、未来を拓く。平和な世界を築くため、この展示を我が身に置き換えながらご鑑賞いただければ幸いです。
ぜひ、たくさんの方に足を運んで頂き、観て頂きたいと思います』
と河瀬さん。
核の脅威、核廃絶へ向けての取り組みなど、知っておくべき内容が展示されていました。
期間中、ぜひ足を運んでみてください✨
「核兵器なき世界への連帯 ―勇気と希望の選択」展 津展
6月26日(水)~6月30日(日)
午前10時から午後8時まで
※26日は13時~
最終日の30日は午後5時まで。
入場無料
会場:三重県文化会館2階 第1ギャラリー (三重県総合文化センター内 )
三重県津市一身田上津部田1234
■実行委員会
創価学会 三重文化会館
TEL:059-221-6051