日別アーカイブ: 2024年3月19日

お花見といえば団子♩地元で愛される【玉吉餅店】さんに行ってきました♩

今回のリポートは

津市大門で

江戸時代の終わり頃から続いている

朝生(あさなま)の老舗

【 玉吉餅店 】さんに行ってきました。

朝生というのは

朝作ってその日のうちに売り切るもの。

つまり賞味期限がその日のもの。

余計なものは入れず、

シンプルな材料と味付けで素材本来の美味しさを味わってもらう。

江戸時代から続く餅店には、

この日も多くのお客さんが

玉吉餅店さんの商品を求めてやって来ていました。

九代目

代表取締役

加藤俊次(かとうとしつぐ)さんにご出演いただきました。

三重県は

お伊勢参りで知られています。

むかし

このお伊勢参りにくる人たちは

腹持ちのいいお餅を食べながら

伊勢神宮に向かったそうです。

次第に

お伊勢参りに通る道は、

餅街道と呼ばれるようになり、

それぞれの地域で特徴のある餅が受け継がれています。

ここ津市では「けいらん」

こし餡のお団子に赤や黄色のもち米が散らしてある和菓子です。

少ししっかりとしたお団子の生地のなかに

なめらかなこし餡が入っていて

上のカラフルなもち米が気分を華やかにしてくれて、

いいアクセントになっていました。

そして

玉吉餅店さんの

定番商品は、

「みたらしだんご」と「やじろ」

注文すると

店内の網で焼いてくれて、

香ばしい香りが広がります。

タレは

本葛でトロミを付けた甘辛醤油ダレ。

「みたらしだご」

普通のみたらしだんごより

少し平べったい形になっているんですが、

津の伝統だそうで、

火が通りやすく、タレがよく絡み、

歩きながらでも食べやすいようにと工夫されたものなんだそうです。

「やじろ」

この地方独特のもので「たがね」とも呼ばれています。

もち米にうるち米を混ぜてついたもののこと。

丸ではなく

一本の四角いかたちをしていて、

うるち米のツブツブとした食感が楽しめます。

どの商品も一本から注文できるのも嬉しい!

お店の外には

ちょっとした飲食スペースもあるので、

焼きたてをすぐ食べるのがオススメなんだとか。

他にも、

季節にちなんだ様々な商品もあります。

今回は

「よもぎみたらし」を購入しました。

わくわく。

タレもかけてくれてその上からきなこもかけて食べます。

もっちりとした食感はもちろん、

よもぎの風味がふわーっと口の中に広がって、

あっさりした甘辛醤油ときなこの優しい甘味の相性が良いんです!

おいしい!

春を感じました!

今回、加藤さんが色々な話をしてくださいました。

玉吉餅店の長い歴史から

三重県の歴史を紐解くこともできて、

玉吉餅店さんと

全国からお伊勢参り参りに来た皆さん、

そして地元の皆さんが

江戸時代からこの味を一緒に守ってきたから、

今も大門で玉吉餅店さんの生菓子を食べることが出来るんですね。

ご馳走様でした。

夕方のお邪魔したのですが、売り切れのものもありました。

大人気なんです。

欲しい商品がある場合には、早めのご来店をお勧めします。

[ 玉吉餅店 ]

住所:三重県津市大門17-18

電話:059-228-2594

営業時間:朝9:00〜夕方6:00

定休日:毎週月曜日と第2第4火曜日

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