狭間から共感を。“kyoukan茶”で共感しよう。

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今日は四日市市川島町の狭間地区で作られている“kyoukan茶”をご紹介しました。おいしいお茶を飲んでいただいた方と共感したいという思いと、故郷である狭間を別読みして名付けられた“kyoukan茶”。『ハサマ共同製茶組合』の【山中千佳さん】にお話しをお伺いしました!

右:山中千佳さん

ハサマ共同製茶組合は、お茶の栽培から製造まで行う茶農家で、主体は煎茶の製造販売。6年程前から作っている「べにふうき」という品種の紅茶が、現在大変好評中です!「べにふうき」は、「べに」と言うだけあり、紅茶用の品種で香りが良く渋みが強い傾向があります。ウンカと言う害虫が葉っぱを噛むことによって、お茶自体が防衛反応を発出する事で、よりフルーティーな香りのお茶を作り出す事も出来ます。

べにふうきの紅茶とペアリングのお菓子

煎茶と紅茶の畑は土作りや環境作りが全く違うのでそれぞれに合った畑作りをしています。製茶においても、機械で収穫して、機械で製茶していますが、手摘み手揉み製茶のクオリティを目指しています。茶殻を見ましたが、葉っぱの形がそのまま残っていて、茶色が綺麗で色も均等でした。この葉っぱの形を残して製茶をするのはかなり大変だそうです。

お茶出ししてからの茶葉

そしてお紅茶を頂きました。渋味が少なく柔らかい感じで、フルーティーのような甘味のような味がして何か手を加えているのかと思ったら、特別な事はしていなくて、お茶の持つ本来の香りや味わいを引き出してあげるように、お茶の声を聞きながら丁寧に製茶しているそうです。日本の気候風土ならではの日本人に美味しいと思って頂けるお茶を作って行きたいとの事です。

紅茶「べにふうき」

葉っぱの声ってどんな感じで聞こえてくるのか質問たところ、声は聞こえませんがその日の湿度や音や風の具合で茶葉の状態は違います。その茶葉のポテンシャルを一番引き出せるような作り方を、香り、感覚、見た目など五感を使って茶葉の声を聞いています。これは作り手しかわからない感覚なんだとか。

そしてこの“kyoukan茶”が飲める古民家カフェ『kosanji棗(なつめ)』がオープンし、妹・やすほさんが働く予定です。やすほさんが現在勤務している虎三治と言うお店の3店目という形でオープンとなる古民家カフェ。おにぎりと日本茶がメインで、ランチは握りたてのおにぎりと全国から選りすぐり日本茶が付いた定食です。カフェタイムには日本茶とスイーツを用意していて、お父様父と姉・千佳さんが作る“kyoukan茶”もあります。

右:妹・やすほさん

“kyoukan茶”は“kosanji棗”で飲んで頂けて、ネットや地場産三重で購入出来ます。程良い渋味で紅茶を飲み慣れていない方でもストレートで飲んで頂ける美味しい紅茶です。是非、飲んでみて下さい!

【HP】
〈ハサマ共同製茶組合〉
https://kyoukan.biz/


【Instagram】

〈ハサマ共同製茶組合〉@hasama.farm

〈kosanji棗〉@kosanji_natsume

【Facebook】

〈ハサマ共同製茶組合〉https://www.facebook.com/hasamakyoudou/