今日は、楽しく環境活動に取り組んでいる団体『地球と遊ぼう』をご紹介。【松井麻起子さん・廣江光代さん】にお話しをお伺いしました!
『地球と遊ぼう』は、地球に優しいライフスタイルを実践するお母さん達の集まりで、月に一度のビーチクリーンと、秋と冬の焚き火の時に集まります。ビーチクリーンに関しては、市の許可をもらって毎月第一土曜か日曜にやっています。
気候変動を知って、「今すぐ行動しなければ。」と思いつつも1人では何からしたらいいか分からなかったので、まず実践している人と繋がりたかったのと、たくさんの人と一緒に楽しく環境活動がしたいと思い、そこで思いついたのが“ビーチクリーン”でした。
松井さんは初めて海岸を見た際に「何でこんな所にこんなゴミを捨てるんだろう…。」と、目の前に見えている砂浜にしか意識が行ってなかったそうです。ですが、海外の言葉が書かれたゴミを見つけた時に「ここにあるゴミって、ここに捨てられただけじゃなくて、どこかから流れ着いた物もたくさんあるんだ」と言う事を知り、「世界って海で繋がってるんだ。」と、意識がフワーッと広がったそうです。あとは、海辺でしか見ない可愛い植物や魚達に出逢ったり、可愛い石や貝殻を拾うのも楽しく、環境の事を勉強するキッカケになり、普段の買い物の仕方も変わったし、子どもや孫達の為にも、そして、ちょうど今脱出シーズンのウミガメの赤ちゃんの為にも砂浜を綺麗にしたいという気持ちが出て来たそうです。
廣江さんご家族は、3人のお子様と“ビーチクリーン”に参加しています。子供達にとって「海=ゴミ拾いの場所」というイメージにはなって欲しくないので、廣江さんはゴミ拾いをするけれど、子供達はゴミ拾いをしたければすれば良い。というスタンスで考えておられます。子供たちは貝拾いをしたり、波と遊んだり、海で楽しく過ごして欲しいと思っていますが、大人の背中を見て気になるゴミがあれば拾ったりしています。
元々、廣江さんも環境問題に関心がありました。子供達とプラスチック問題の絵本を読んでいて、現状は私が思っていたよりも酷い事を知りました。当時、ペンギンが大好きだった息子さんも「人間が出したゴミのせいで大好きなペンギンが苦しんでいる」と知り、とても悲しんでいたそうです。自分達に出来る事は何かを考えた時に思い付いた事の1つがビーチクリーンでした。最初は私と子供達でビーチクリーンをしていましたが、松井さんを始め、今の仲間と活動するようになり、世界が広がり、とても楽しいそうです。
ビーチクリーンを通して皆さんに伝えたい事は、環境のためとかボランティアとかそういう風に考えてしまうと1歩を踏み出せないかもしれませんが、ゴミ拾いはゴミ袋とトングがあれば近所のお散歩がてらでも気軽にできます。道端に落ちているゴミも、行き着く先は海だったりするので、ビーチまで行かなくても結果的にビーチクリーンしている事になると思います。やってみると楽しいので興味がある方は是非やってみて下さい。との事でした。
次回のビーチクリーンは、11月7日㈰9:30〜、伊勢市東大淀海岸で行われます。 ゴミ袋は準備して下さるので、トングとドリンクを持って是非参加してみてください!詳しくは、TEL:080-3641-6511(松井さん宛)までお願いします。