2020-07-30(木)ゲツモク・MIEリポート
今回のMIEリポートは
以前ゲツモクに出演された
三重県を撮る写真家「ふがまるちゃん」も
写真を撮りに行った場所におじゃましてきました☺️
その場所とは、三重県名張市の「青蓮寺ダム」です!
写真が美しいですね〜✨
そしてアーチ型のダムにうっとりしてしまいます✨
そんな「青蓮寺ダム」が
2020年7月1日で
管理開始から50年を迎えました。
詳しいお話を
木津川ダム総合管理所 青蓮寺ダム管理所
所長 近藤 晶信さんに伺いました
青蓮寺ダム
青蓮寺ダムは三重県「名張市」の市街から近くにあり、ダムの上流は「室生・赤目・青山国定公園」や「赤目一志渓県立自然公園」に指定され。香落渓などの美しい自然があります。
【ダムの歴史】
伊勢湾台風、その後の洪水が契機となり計画され、昭和45年7月に完成した青蓮寺ダム。名張川では、高山ダムに続いて2番目にできたダムです。
管理開始から現在までに56回の洪水調整を行い、名張市を含む下流域の洪水被害の軽減に尽力されています。また、水道用水や農業用水の水源としてダムから必要な水を、一年を通じて補給することで、ダム下流域の皆さんの生活の基盤を支え、地域の発展とともに歩んでこられました。
【ダムの概要】
◼️ダムの高さ(堤高)82.00m
(奈良の大仏の5.5倍)
◼️総貯水量 2,720万m3
(京セラドーム大阪の23杯分)
◼️ダムの長さ(堤頂長)275.00m
(新幹線のぞみ11両分)
◼️貯水池面積(湛水面積)1.04km2
(甲子園球場の26倍)
【5つの役割】
1.「洪水調整」
大雨による洪水をダムで調節して、名張川下流域の洪水被害を軽減
2.「河川環境の保全」
日照りにより川の水が少ない時に、安定した川の量を保つ
3.「水道水の供給」
下流域の名張市、阪神地区に住む皆さんへの水道水の供給
4.「農業用水の供給」
名張地区、伊賀地区の農地へ農業用水の供給
5.「発電」
ダムからの放流水を利用して電気を生み出す発電
【ダムの効果】
ダム上流域で大雨が降った場合、ダムに洪水を貯めることで下流に流す水の量を減らし、名張川ではの水位を下げることにより洪水被害を軽減。また、日照りが続き川の水が少ない場合は、ダムに貯めた水を放流することにより川の水が枯れてしまうことを防ぎ、農業用水や生活用水の安定した利用が可能になります。
『観光資源としてのダム』
さらに、ダムを一つの観光資源と考え、ダムの見学をはじめ、湖面や湖畔の利用等により、水源地域を中心とした名張市の活性化に活用できる可能性があります。青蓮寺ダムの場合、50年という歴史的価値が新たに加わったのではないでしょうか。
【注意してほしい点】
ダム上流域で雨が降って、ダムから流す水の量が多くなる時には、サイレンやスピーカーでお知らせされますので、速やかに川から離れるとともに、防災情報等の収集に努めましょう。
また青蓮寺ダム50周年の記念の年ではありますが、周辺および周辺施設については、新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から3密を避けていただくとともに、利用を控えていただくようお願いしています。
おわりに
青蓮寺ダムでは、ダムの役割や水の大切さを知っていただくことを目的とした「施設見学会」が8月にあり、湖面巡視体験などもありますが、お申し込みがすでに定員に達しているということでした。
とても人気があって、割とすぐに定員に達することが多いので、気になる方はまたの機会にチェックしてみてくださいね!
元FM三重リポーターの白石美里ちゃんと
ダムドライブした様子
また、2018年に「青蓮寺ダム」を見学した様子を
見たい方はコチラをご覧ください☺️
ダムを見に行って写真を撮った際
「ダム湖」や自然の景色よりも
「ダムの堤体」をたくさん撮っていた方。。。
あなたはきっと、「ダムマニア」かも知れません😊
「木津川ダム群(水資源機構)」Twitterに
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随時アップされます!ぜひチェックしてみては?!✨
木津川ダム総合管理所
👉青蓮寺ダムHP
〒518-0442
三重県名張市中知山1-166
TEL (0595)-63-1289