【みえの伝統野菜】いまが旬!!400年以上前の野菜「松阪赤菜」

2021-01-29(金)マジックアワー!Weekendリポート

 

 

みなさんは

美し国「みえの伝統野菜・伝統果実」を

ご存知でしょうか。

 

 

三重県内で栽培されている農産物の中には

栽培歴の長いものや、

その地域で独特の加工品として

定着しているものもあります。

 

中でも、生産量や歴史性などで

5つの基準を満たした農産物

“美し国「みえの伝統野菜・伝統果実」”として

認定されています。

 

 

「みえの伝統果実」4種

■(かんきつ)市木オレンジ

■(梅)五ヶ所小梅

■(柿)蓮台寺

■(柿)前川次郎

 

「みえの伝統野菜」6種

松阪赤菜

伊勢いも

芸濃ずいき

三重なばな

きんこ(さつまいも)

たかな

 

 

今回のリポートでは、「みえの伝統野菜」中で

いま旬を迎えている「松阪赤菜」について

 

松阪市にある「紅工房」の

杉山喜代子さんにお話を伺いました!

 

 

「松阪赤菜」400年の歴史

「松阪赤菜」は、約400年前

戦国武将の蒲生氏郷(がもう うじさと)が

近江地方から三重県に移り住む際

松阪市に持ち込んだとされています。

 

長く地元の人々に親しまれてきましたが

生産者の減少などで

今から60年くらい前に一旦途絶えた野菜。

 

葉っぱは緑・根は大根の少し細目で赤色

味はカブと大根の間の子です。

 

 

「松阪赤菜」の復活

JAの方から『これ播いてみやへんか?』

と言われた杉山さん。

 

12月末の寒くなってから頂き

ハウスへいて10日以上たってから出芽。

 

二つ葉の時に、茎が真っ赤で

きれいに並んで出てきたときは

とても嬉しかったんだそうです。

 

その芽がだんだん大きくなって来た時、

一人で育てるのではなく

仲のいい農家の友達5人に声をかけ

 

それから三重県の方に作り方を教えてもらって

種を取ったそうです。

 

長雨が続くと、

種をまいても思う様に育たないそうで

まき直しに。。。

 

栽培方法が分からない状態から

すべて手探りで

 

JA松阪さんや三重県の職員さんなど

杉山さんや農家の皆さん

 

何度も試行錯誤をくり返し

「松阪赤菜」が復活しました。

 

 

 

「松阪赤菜」は、いまが旬!

赤菜は寒くなると、色もきれいになり

味も一段と良くなります。

 

まさに、今が旬で美味しいですよ~

と杉山さん!

 

 

 

「松阪赤菜」おすすめの食べ方

葉っぱはざく切り、大根部分はスライスにして

サラダにしてもGOOD!

 

寒い今の時期は

キャベツと玉ねぎ、ベーコンを入れて

スープにするとコクが出で美味しいんだそう!

 

また、チャーハンは

お肉やベーコンなど、すりごま、しょう油で

とてもおいしいそうです。

 

赤く色鮮やかな酢漬け、塩漬け、ピクルスの

食べ比べもおすすめなんだとか!

 

素材そのものを味わえる

お漬物もいいですね~

 

 

 

「松阪赤菜」販売場所

松阪農業公園ベルファーム内の農家市場

WEBサイト

 

JA松阪きっする黒部

WEBサイト

 

松阪駅前 松阪交流物産展

WEBサイト

 

 

 

おわりに

やさしいお人柄が

声にもにじみでていた杉山さん。

 

松阪赤菜の栽培をサポートしてくださっている

「JA松阪」の山口さんにも

今回のリポートにご協力頂きました。

 

「松阪赤菜」をよりよくするために

いまもなお追求していらっしゃいます。

 

 

杉山さんたちが毎年大切に栽培して

つないでくださっている

 

いまが旬の「松阪赤菜」を

みなさんもぜひ味わってみてくださいね!

 

私も松阪へ行く時があるので、「松阪赤菜」買いに行ってみます!