こんにちは!火曜日夕方担当の迫田 藍子です♪
今年の桜は開花が早いですね。あっという間に満開になってしまいそう。
そんな儚さも美しい桜が私は大好きです🌸
さて、桜といっても様々な種類がありますが、実はどんな気候でも花が咲くという
『 陽光桜 』をご存知ですか?
今回は
『陽光桜』にまつわる話題をお届けしました~🌸
お邪魔したのはこちら
玉城町にあるカフェ
摘み草かふぇ 陽光桜のかぜ
木のぬくもりを感じる店内には、生花やドライフラワーが飾られ、居心地よすぎでした✨
実際、リポート後1時間半以上話し込んじゃいました(笑)
さて、この
「摘み草かふぇ 陽光桜のかぜ」では現在、
陽光桜が誕生するまでの道のりをつづった
絵本「桜物語」の原画展が3月31日(水)まで開催されています。
お話を伺ったのは
草木染め作家 高野 葉(たかのよう)さん
草木染め歴35年の高野さん。
陽光桜から抽出した淡く優しい色合いの染め物はとってもステキ✨
この色合いを出すのに大変苦労されたそうです。
摘み草かふぇ 陽光桜のかぜ
元々は「かくれ家 風(ふう)」という名で、
毎日仕入れる玉城町の新鮮な野菜と湯葉が存分に堪能できるランチなど、緑に囲まれたゆったりとした空間で味わえる創作料理を提供していました。
しかし、新型コロナの影響で一時休業することに。
高野さんは草木染の知識を生かし、野草を美味しく食べられる料理を提供したいとの想いで、昨年6月にカフェ名を改めオープンしました。
大地の恵みや力を感じて欲しいと高野さん。
Facebookに載っているお料理が彩り豊かでとっても美味しそうなんです🍴✨
🟧陽光桜(ヨウコウザクラ)
愛媛県愛媛県東温市の
高岡正明さんが、
天城吉野(アマギヨシノ)と寒緋桜(カンヒザクラ)との交配によって開発。
華やかなピンク色が特徴。
第二次世界大戦中、愛媛県で青年学校の教師をしていた高岡さん。
校庭には大きな桜の木があり、招集されていく生徒たちを「再びこの桜の木の下に集まろう」と励まし、戦場へと送り出します。
しかし終戦近くになっても半数の生徒も戻ってこなかったんだそう。
高岡さんは出征し戦死した教え子達への供養にと、日本全国の桜を見て周り、研究に研究を重ね、また私財を投げ売り約30年の歳月をかけて陽光桜を作り出しました。
「二度と戦争のない国は自分達で作る」と平和への切なる願いを込めた「陽光桜」は、
世界27ヶ国5万本以上寄贈されました。
「陽光桜」は、寒さや暑さに強い品種であるとともに、花の咲く期間が長い桜ということも特徴の一つです。
🟧桜物語
文、大西伝一郎氏。
絵は画家たちようこさん (四日市市在住) が銅版画で描いた作品で、染めた和紙に印刷するなど工夫されています。
21年前に発刊された「桜物語」は陽光桜を開発した高岡正明さんのストーリー。
戦時中に教師をしていた高岡さんが戦死した教え子との果たせなかった約束…。
戦地の亡くなった国で桜を咲かせて供養したいと、マイナス40℃、摂氏40℃で育つどんな気候でも花が咲く陽光桜。
平和象徴でもある陽光桜の実話の絵本です。
出版から年月が経ち、高岡さんの息子・照海さんの手元に1冊だけ残っていた
「桜物語」を譲り受けた高野さん。
陽光桜の深い思いに感銘を受け、高岡さんの命日である9月10日、ご友人のピアノ奏者の方と共に
ピアノ伴奏で桜物語を朗読する会を開催しました。
昨年の3月末から、映画「桜物語」のロケ地にもなった愛媛県東温市にて、個展を開催する予定でしたが、新型コロナの影響で中止に。
準備中に何度も訪れた中で、地元の
皆さんがとても親切に接してくださり助けてもらったと高野さん。
いつか開催できることを願っています✨
□桜物語・原画展
2021年3月31日(水)まで
摘み草かふぇ 陽光桜のかぜ
にて開催
□4月には、里山の自然の風景を写した写真展& 陽光桜染め展も開催されます。
写真の腕も抜群の高野さん。
いくつか見せて頂きましたが、花や風景の写真とーっても美しかったです📷✨
摘み草かふぇ 陽光桜のかぜ
三重県度会郡玉城町原2657-5
TEL:0596-58-5725
Facebook⬇
🌸陽光桜 情報
三重県志摩市の横山展望台の周辺で陽光桜を見ることかできます。
ちょうど見頃を迎えているとのこと。
平和への想いが込められた陽光桜をぜひ、見に行かれてみてはいかがでしょうか。
また、カフェにもぜひ訪れてみてくださいね♪
高野さんと話していると、気持ちがスーッとラクになり、楽しくてつい時間を忘れて話し込んでしまいました(笑)
本当にパワフルで元気な方でした✩.*˚