こんにちは!火曜日夕方担当の迫田藍子です♪
神社仏閣が好きな私がお届けする〇〇印シリーズ。今回は〇〇印ではなく御札の話題です✨
健康と安全を祈願し、志摩市内の神社4社がオリジナルの「厄病除け 御札(やくびょうよけ おふだ) 」を作って配布しているんです✩.*˚
詳しいお話を
志摩市観光協会
佐藤 梨花子さんに伺いました。
疫病退散!志摩「護り札」めぐり
新型コロナウイルス感染症の収束を願い作られた、志摩市内の神社4社によるオリジナルの 「厄病除け御札」
御札は全部で4種類。
神社それぞれの特徴を活かしたデザイン。
厄除け御札を授かりに志摩市内の各神社を巡ることはもちろん、
自然豊かで風光明媚な志摩市を観光してもらうことも目的となっています。
限定配布枚数/100枚
初穂料/1枚300円
期間/2021年7月1日~2022年3月31日まで (無くなり次第終了)
志摩市内の4神社
◆安乗(あのり)神社
長らく八幡社として武運の神を祭っていました。
16世紀、九鬼嘉隆が畔乗沖で風が止み航行不能となったため、八幡社に参拝したところ、風が吹いて航海を再開でき、戦功を挙げて凱旋できました。
九鬼公はこれに感謝し、村民の求めた社前での手踊りを特別に許可したといわれています。
近年、SNSなどを通じてサメのモチーフがお洒落な「波乗守」が人気となり、開運の波に「安」全に「乗」りたいとサーファーや旅行者が訪れる人気スポットに。
<安乗神社の御札>
安政の大津波をはじめ江戸時代の三大地震と大津波から村を護ってきたことから、災害に対する護り神として親しまれてきました。
安乗神社はもともと八幡社であり、二羽の鳩が向かいあった向鳩(むかいばと)の様子が八幡さんの八の字にも見えることから、八幡大神の神使である鳩が神社のシンボルとして使われています。
鳩は神に地上界の危険や危機を知らせ、人々に神意を伝達する存在とされています。
住所:三重県志摩市阿児町安乗844
電話番号:0599-47-3423
授与方法:
宮司常駐の神社のため神社の開放時間内であればいつでも御札の授与が可能です。
※代引き、送料着払いで郵送も可能です。
授与可能日:毎日
授与可能時間:10:00~16:00
◆宇賀多(うがた)神社
社名の語呂が「受かった」「う、勝った」と発音が近いことから「縁起がよい」と受験生や高校球児らのパワースポットとして信仰を集めています。
境内の大岩をご神体として祭祀が行われていたのが始まりで、25柱の祭神をお祀りしています。
落雷から社殿を守ったご神木の竹柏(なぎ)は凪(なぎ)に通じるので、特に船乗りに信仰され、葉を災難よけに守り袋や鏡の裏に入れる習わしがあります。
<宇賀多神社の御札>
五穀豊穣、大漁満足、疫病退散などを祈願し正月の3日間奉納される「獅子舞」は江戸時代以前から続いていて、その力強い雌雄の獅子の舞の様子を御札の絵としました。
住所:三重県志摩市阿児町鵜方1550
電話番号:0599-43-0332
授与方法:
宮司常駐の神社のため神社の開放時間内であればいつでも御札の授与が可能です。
※代引き、送料着払いで郵送の手配も可能です。
授与可能日:毎日
授与可能時間:10:00~17:00
◆神明(しんめい)神社
伊勢志摩サミットが開催された賢島から車で5分ほどの距離。
本殿は伊勢神宮の翌年に式年遷宮も行われ、天照大神をはじめとする16柱の神々をお祀りしています。
本殿の賽銭箱の隣に置かれている黒い小石「要石(かなめいし)」を1つ持ち帰り、神棚や床間、玄関など家の要(かなめ)となる場所に置いておくと、家や家族を1年間厄災から守ってくれると言われています。
要石は1年経つと神社に返し、新たな石をまた頂いて帰るという習わしがあります。
<神明神社の御札>
斎には、疫神を「平らけく安らけく祓い清める」という意味や疫神の侵入を拒む「塞」という意味があります。
疫神斎の御札は「梔子色(くちなしいろ)」の紙で奉製しており、梔子色は古より魔除けの力があると信じられており、新型コロナウィルスの終息を願い奉製。
住所:三重県志摩市阿児町神明2-1
電話番号:0599-43-1621
授与方法:
神明神社は宮司が常駐していないため、土日のみ御札の授与を行っております。
平日にご来訪頂くご予定の方は事前にお電話を頂ければ当日ご用意しておきます。
※代引き、送料着払いで後日郵送させて頂くことも可能です。
授与可能日:土日のみ
授与可能時間:10:00~17:00
◆波切(なきり)神社
民話を今に伝える「大わらじ」の神社。
波切の産土神である韋夜(いや)神の力により、大王島を中心とした崎山にかけての瀬が大波を砕き、台風(災難)から波切の村を守ったと言われています。
波切では江戸初期、鯨漁が盛んで境内には鯨の腹中から出た石塊が「鯨石」としてまつられており、鯨漁の安全を祈願したといわれている。
毎年9月に行われる「波切のわらじ曳き」は、長さ3m・巾1.2mにもなる巨大なわらじの片足を作りそれを舞台で引いた後に海へ流すもので、三重県の無形文化財に指定されており、志摩市を代表する祭りとして有名です。
ダンダラボッチの民話がもとになっているとされており、大きなわらじを流して「村にも大男がいるぞ」と脅かし、驚いたダンダラボッチを追いやることに成功。
ダンダラボッチが舞い戻らないように、今も毎年続けています。
住所:三重県志摩市大王町波切1
電話番号:0599-72-0615 まるいひもの店・坂中(宮司代理)
授与方法:
波切神社は宮司が常駐していないため、波切神社近くの下記3か所にて御札と御朱印の代理授与を行っております。
※代引き、送料着払いで郵送の手配も可能です。
・まるいひもの店:0599-72-0615
・真珠の店あらふら:0599-72-3947
・真珠の店 龍宮:0599-72-0444
授与可能日:毎日
授与可能時間:10:00~17:00
御札の祀り方
①神棚にまつる
②家に神棚がない場合は、家の中の高い場所(棚の上等)に立ててお祀りして下さい。
③玄関や窓など、家の出入り口の内側の柱や壁に貼ってお祀りして下さい。
御札は各神社で清められています。
折り畳んだり、床や地面に置くなど、ぞんざいな扱いはしないようにして下さいとのこと。
志摩護り札めぐり 始めたきっかけ
志摩市観光協会の会長と新型コロナウイルスの影響で打撃を受けた観光業を何とかしたいという話しになったんだそう。
盛り上げるイベントを考えている中で、「神社めぐり」なら屋外だし3密を避けられていいのではないかと企画がスタートしました。
志摩市内の4神社に協力をお願いし、各神社にコンセプトを伝えて御札のデザインを考えてもらったそう。
数ヶ月かけて宮司さんと相談した結果、神社オリジナルの御札が完成しました✨
「御札は自宅に祀るだけではなく、遠方に暮らす家族や友人に贈ってもらえれば」と佐藤さん。
コロナ禍で会えていない大切な人たちに、手紙を添えて御札をプレゼントするのもいいですね。
新型コロナウイルスの収束を願い、志摩市の4つの神社が協力して出来上がった「厄除け御札」
直接神社に行って御札を授かるのが1番ですが、足を運ぶのが難しいなぁという方には、各神社が代引き、送料着払いで郵送の手配もしてくださっています。
ぜひ、ホームページをご覧くださいね▶︎志摩「護り札」めぐり
神棚や家の高いところに厄除け御札を祀ることで、各神社からのご利益を得て少しでも早く新型コロナが収束してくれるといいなと思いました。
そして、蜜を避けつつ、神社とともに志摩市内の観光名所を巡ってみるのもいいですね♪
志摩市観光協会
▶︎HP