こんにちは!火曜日夕方担当の迫田藍子です♪
「続日本100名城」にも選ばれた「津城跡(つじょうあと)」
このほど、「安濃津ガイド会」が
津城跡の石垣を写真付きで紹介したマップ作成されたということでご紹介しました✩.*˚
訪れたのはこちら
お城東駐車場管理棟北側にある
「津まんなかガイド詰所」
詳しいお話を
安濃津ガイド会
深見 和正さん
に伺いました。
津城
織田信包 (信長の弟) が天正8年(1580) に築城。
本丸を中心に出丸を置き、低湿地ながら防御には堅固な城でした。
その後、築城の名手である藤堂高虎が、慶長16年 (1611) に大規模改修を行います。
北側の石塁を高く積み直し、その東北と西北の両すみに三重の櫓をつくりました。
また城の周囲に武家屋敷をつくり、城の東に堀川を切り開くなど、津の基礎づくりを行いました。
明治維新まで津は32万石の城下町として栄えました。
明治の終わり頃に外堀が埋められ、現在では本丸・西の丸・内堀の一部を残すのみとなっています。
2017年 (平成29年) 4月6日の 「城の日」 に 「続日本100名城」に認定されました✨
認定後に開始されたスタンプラリーでは、スタンプ帳を片手に多くのお城ファンが100名城を訪れるようになったそう✩.*˚
津城跡 石垣めぐりマップ
全国から訪れるお城好きの方に石垣の特徴を伝えようと作成。
「石垣造りの名人」とも呼ばれた藤堂高虎による様々な石垣が分かりやすく掲載されています。
16カ所を写真付きで丁寧に解説
▫本丸・西の丸の見取り図
▫天正時代の野面積み
▫高虎時代の打込はぎ
▫高虎が改修した大天守台の算木積み
▫明治・昭和時代の改修箇所
また、16カ所それぞれの石垣にチェックマークが付いているので、漏れなく回れるよう工夫されています。
石垣の基礎知識や津城の音声案内が読み込めるQRコードも掲載。
音声は安濃津ガイド会の会長さんによるものだそう。
とっても聴き取りやすいです✨
津城跡を訪れるお城好きの多くは石垣に関心を寄せる人なんだそう。
建物は残っていませんが、その分しっかりと残っている高虎流の石垣。
戦国時代から現代までの数百年の石積みの変遷や積み方が分かる貴重なお城です。
マップはA3両面カラー印刷で、質感と見やすさにこだわったと深見さん。
◆マップの配布場所
津城東側お城東駐車場
「津まん中ガイド詰所」
土日祝日 午前9時半~午後4時
高虎公をお祀りする高山(こうざん)神社
毎日 午前9時~午後4時
こちらで無料で配布しています!
限定2千部ですが、増刷もあるかもとのこと。
◆お問い合わせ
津市観光ガイドネット(津市観光協会内)
059-246-9020
■安濃津ガイド会
平成19年4月25日 「安濃津城下散策ガイド会」として発足し、今年で14年目。
旧津市の名所旧跡をガイドし、津市の魅力を発信して観光振興に寄与しています。
会員数:19名 (令和3年度)
案内場所:津城、津観音、寒松院、四天王寺、偕楽公園、伊勢街道など
ガイド件数 26件 1,502名 (令和2年度)
津市の魅力をより多くの人へ伝えようとおもてなしの心でガイドをされています。
今回の石垣マップは、コロナ禍で対面してガイドをしなくても済むように、考案された面もあるそうです。
ガイドさんのお話を聞きながら巡るのはもちろんのこと、これだけ分かりやすく解説されているマップがあれば心強いですよね!!
戦国時代好きの私ですが、藤堂高虎公に関しては知らないことも多く、深見さんから色々教えていただきました。
江戸城・大阪城・名古屋城など有名なお城を手がけた高虎公は、徳川家康からの信頼も厚く、「死ぬ時はお前と一緒に墓に入りたい」と言わしめる程だったとか。
どれだけ信頼されてるんだ!凄すぎる!
高虎のエコな築城術がケチ…いや倹約家の家康に気に入られたところもあるとか。
身長が190センチ超えで凄く大きかったんだそう!
その時代だと大男ですよね。
などなど・・・お話は尽きず、
改めて深見さんにガイドして欲しいなぁと思いました✨
面白かった~♪
ぜひ、マップ片手に津城の石垣をじっくり巡ってみては✩.*˚
子供たちの自由研究にもいいかも♪