こんにちは!火曜日夕方担当の迫田 藍子です♪
亀山市関宿にある
【 而今禾 (じこんか) 】にお邪魔しました✩.*˚
関宿の街並みにあるお店 (工芸ギャラリー兼カフェ) から徒歩1、2分のところにある工房にてお話をお聞きしました。
ご出演は
米田 恭子さんです
🔷而今禾とは
天然素材の洋服、雑貨、工芸品などを扱うお店。カフェスペース、工房にて藍染体験も。
今年の春には而今禾の ”正藍染 (しょうあいぞめ) のマスク”が大変話題になりました✨✨
抗菌、防臭、防虫などの効果を昔の人々は藍の力で体感してきました。
色移りがほとんどないのも大きな特徴です。
正藍染めの良さを肌から体感していただけるとの思いから
貴重なガーゼ生地を手染めしたマスクは、
着け心地の良さから話題を呼び、ネットですぐに完売するほど人気です✨
~発酵茶を中心とした茶の新たな楽しみ方~
米田さんは十五年前から、日本の工芸品などを台湾に紹介する事業に取り組んでいます。
台湾ではお茶を自分で入れて飲む文化が生活の中に浸透していると知り、気軽さを追求しつつお茶の味を楽しんでいると感じた米田さん。
茶が特産の亀山でも、こうした”茶文化”を少しずつ広めていきたいと、中国茶をベースに発酵茶の普及に動き出します。
2015年からは而今禾の店頭で手製の発酵茶を振る舞い、中国茶の講師を招いたお茶の入れ方教室も始めました。
2017年からは市内の耕作放棄地にて、
手摘みにこだわったお茶を生産しています。
茶畑は亀山市内でも比較的標高の高い場所で、印象的な岩山が背景にあります。
亀山ではその昔、紅茶を欧米に輸出していた歴史があります。
これまで注目されてこなかった品種
「F4(エフヨン)」を再発見した米田さん。
樹齢は長く、根も深く深く張り、鈴鹿山脈の伏流水を含んだミネラルたっぷりの茶葉です。
米田さんは実際に茶畑で摘み取りの作業もされています✨
■発酵茶は大きく6つに分類
白茶、緑茶、黄茶、青茶、紅茶、黒茶
それぞれに製法も異なり、風味に違いがあります。
発酵茶の生産は日本では向かないといわれたことがあるそうですが、米田さんは挑戦を続けます。
日本の気候風土の中で作れる発酵茶があると考え、台湾、中国の専門家の方々の教えをいただきながら試験的な生産を始めることに。
同時に台湾、中国のたくさんの発酵茶を知り学ぶことが大切と感じ、現地に何度も出かけました。
その結果、日本の気候風土ならではのお茶ができたのではないかと米田さん。
ーJikonkaの手摘みのお茶作りー
【伊勢水香白茶】いせ すいしゃん はくちゃ
3年前からJikonkaが試験的に作っているお茶。
昔から植えられていた木で、7~8mもあるとか!
F4 (エフヨン) と呼ばれる品種です。
葉巻のような白茶。
このようなお茶は手摘みでしか作れません。
さっそくお茶を淹れていただきました♪
🟢伊勢水香白茶
茶葉を水でゆっくり出したお茶。
すーっとした清涼感ある味わい。
緑茶のようなフレーバーもあり、甘みを感じました。
鼻に抜ける感じが気持ちいい!!
デトックス効果もあり、中国では”美人のお茶”とも言われています。
商品名 「 麗茶 」として発売予定
麗しいという文字がピッタリの身体がキレイになりそうなお茶でした♡
🟢伊勢小青柑 いせしょうせいかん
伊勢茶と三重の柑橘を合わせた「伊勢小青柑」
柑橘の中をくり抜き、茶葉を入れ水分を飛ばしていきます。
今回は ”柚子バージョン”をいただきました。
そのままお湯を注いで出す訳ではなく、
柑橘を砕いて茶葉と混ぜて急須へ。
お湯を注げば・・・
柚子の香りがほんのり、茶葉の旨みを引き立てているマイルドな味わい。
身体にじゅわーっと染み込む感じでした。
伊勢茶と三重の柑橘で作る「伊勢小青柑」
中国で小青柑に初めて出会った瞬間、三重で作ろう!と思った米田さん。
三重県は全国有数のお茶の産地であり、柑橘の産地でもあります。
中国の小青柑の中に入るお茶はプーアル茶。
台湾にも似たお茶があり、それは茶葉に漢方もブレンドされるお茶でした。
私たちが作るとしたら、どんなお茶と柑橘を組み合わせるか?
試行錯誤を重ねて作ったお茶です。
現在、こちらのお茶は
藍染体験をされた方に提供しているほか、
関宿の街並みにあるカフェ 「 Jikonka SEKI 」にて毎週金曜・土曜の週2回、冷たい白茶を提供しています。
◎テイクアウトメニュー
・手摘み白茶 500円
自然栽培のお茶を手摘みし白茶に仕上げました。瓶に入れてお渡しします。
・pine coneソーダ 500円
まつぼっくりの実をシロップに仕上げました。
インフルエンザ・気管支喘息・歯周病にもいいと言われています。
・豆花 500円
台湾のスイーツ。
豆乳のやさしい風味とトロッとした食感をお楽しみ下さい。
営業日:毎週金曜日、土曜日の2日間
営業時間/ギャラリースペース 12:00〜16:00
テイクアウト/13:00〜16:00
※テイクアウトの販売期間は、3ヶ月間の予定です。
お問合せ:Jikonka SEKI
tel 0595-96-3339
柑橘と組み合わせた伊勢小青柑に続き
視覚的にもインパクトのあるお茶、工芸的な要素のあるお茶を生産していきたいと考えているそう。
ただ喉を潤すだけのお茶ではなく、ゆっくりとお茶を淹れる、お茶との時間・空間を楽しむ。
そんな”お茶との暮らしっていいな”と思わせる素敵なお話をたくさん聴かせていただきました。
どちらのお茶もとーっても美味しかったです😊🍵
おうち時間を自然で優しいお茶で過ごしてみるのもいいですね✩.*˚
発売については今後展開されていきます!
詳細、動向についてはHPやFacebookをご覧くださいね✨✨
米田さんとのお話が楽しすぎてリポート後も話し込んでしまいました笑
ありがとうございました!
SEKI KOZAKI (工房)
TEL 0595-96-1805
而今禾HP⬇
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