日別アーカイブ: 2020年7月3日

今こそ#StayMuseum 三重県立美術館

こんにちは!今日は津駅西口から徒歩10分、レディオキューブからもご近所の

三重県立美術館にお邪魔しました🌼

今日は雨がしとしとと降っていましたが、館内は広いガラス窓が沢山あって

生い茂る木が水にしたたる雰囲気が、梅雨も美しいなあ、、と思わせてくれました🐌☂️

さて、今回開催されている展示が

「#StayMusemu」ステイミュージアム

この名前は「ステイホーム」からきたものだそうなんです!

2020年は新型コロナウイルスの感染が拡大し、三重県立美術館も休館していたのですが、今何か出来ることはないか、と工夫を凝らし

SNS,Twitterで「今日の1点」として所蔵作品を紹介する企画が始まりました。

テーマを設け、それに沿ってそれぞれ学芸員の方がTwitter文字数上限の

140字以内で紹介しています✨

その作品の魅力、作者の人間性や、この絵が生まれたエピソード、

また美的観点の解説、短い文の中にそれぞれのユーモアが組み込まれていて、なおかつとても分かりやすいので見入ってしまいました😊

そして今回の展示ではその作品を実際に展示し、見ることができます。

スマホの画面で見た作品を改めて実物で見る。これはとっても面白い😄🌟

作品のなかに描かれたひとりひとりの表情や動きがより鮮明に伝わったり。

新しい発見が沢山ありました❗️

そしてこの展示、第2部、第3部まであります。

第2部は「非常時の美術」

今から約100年前、世界的に大流行したスペイン風邪によって20歳で亡くなった

関根正二。

過去の疫病は、まさに今回の新型コロナウイルスの猛威とどこか重ね合わせてしまいます。

そんな彼の作品を起点とし、100年間の間に私たちが接してきた疫病、震災、戦争などをテーマとした作品が展示されています。

どんな状況下であっても、そこの根底には必ず日々の暮らし、日常があって。

そんな中、美術家が苦労して生み出した作品を今、私たちが見ることで、

コロナウイルス以後の世界を考えるきっかけに、と願いが込められています😌

そして第3部は「コレクションによる宇田荻邨展」

松阪市出身の日本画である宇田荻邨。

4月から5月にかけて開催予定だった宇田荻邨が中止になってしまったことを受け、

少しでも見て頂きたいという思いから今回展示をしています。

外出自粛が続き、先が見通せない時間が続く中、

「いま出来ることを」と精一杯考え、行動し私たちに伝えてくれる。

そんな思いに感銘を受けました。

皆さんにもぜひ見て、感じること、これからの日々の糧に

してほしいです!

お話を伺った学芸員の原さん。
落ち着いた雰囲気がとっても素敵な優しいお声の方でした☺️