日別アーカイブ: 2016年5月18日

企画展『坪島土平の世界~山中無暦日~』★石水博物館★

今日は森の新緑が美しい

津市垂水にある

【石水博物館】

に行ってきました!!

豊かな自然に囲まれた

とっても清々しい場所です(´艸`*)

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陶芸家として有名な川喜田半泥子ゆかりの博物館である【石水博物館】

 

先週から始まった企画展が

『坪島土平の世界~山中無暦日~』

(つぼしまどへいのせかい さんちゅうれきじつなし)

ちなみに「土平」の「土」には【﹅(点)】が入ります!

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坪島土平は陶芸家で、半泥子さんのお弟子さんなのです☆

戦後まもなく17歳で半泥子さんに入門し、

青年期は半泥子さんとともに

津市の廣永窯で作陶していたそうです。

 

今回の企画展は…

半泥子没後も50年間、廣永窯の火を守ってきた

坪島土平さんの回顧展☆

半泥子没後50年の年、

半泥子さんと同じ84歳で土平さんが旅立たれてから

まもなく3年が経とうとしています。

 

今回の企画展では、

土平さんの作品75点と関連作品を通して、

その業績やお人柄、半泥子さんとのユニークな師弟関係についても

知ることができます(^_-)-☆

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第1章では、

半泥子さんと共に作陶していた時代の

素朴な感じの作品が並んでいます♪

初期の作品は半泥子さん好みの、

茶の湯の精神が根底にあるような侘びた作品が多く、

展示されているのはすべて

半泥子さんが手元に置いて愛用していたものだそうです(*”ω”*)

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いろんな作品を拝見させていただきましたが…

第2章、第3章と進むにつれて

華やかで豪快な雰囲気になっていき、

「坪島土平の世界」が広がっていくのが分かります♪

土平さんご自身も

「坪島土平の世界が開けたな」と思ったのは

50歳を目前にした頃だったそうです(≧◇≦)

それから、絵付けが素晴らしい大皿や、豪快な大壺など

半泥子さんにはない作品群が誕生したんだとか!

 

「透かし彫り」が施された大きな壺や、

土平作品の代名詞である

陶器の土と時期の土を絶妙に融合させる

「象嵌(ぞうがん)」という技法で作られた壺は

存在感もあって見ごたえがありました☆

「透かし」も「象嵌」も

炎の作用を熟知していないと失敗する恐れが大きいそうで、

まさしくプロの技!というのが分かりますね(*´Д`)

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ちなみに、陶芸作品だけでなく絵画やガラス絵など、

おもしろくてかわいらしいものもたくさんありました♪

きっと、土平さんはユーモアがあって、

朗らかな人だったんだろうなぁ…と勝手に想像しちゃいましたヾ(≧▽≦)ノ

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2階では土平さんの茶道具と、

半泥子さんの作品を対比させるように展示されていました☆

茶碗を中心とする茶陶は土平陶芸の原点!

師匠と弟子とは言っても、陶芸においては

半泥子さんは一生素人を貫いた趣味人で、

土平さんはプロの陶芸家、ということで

技術的なことは何も教わらなかったそう…

ちょっと変わった師弟関係ですね(;^ω^)

 

半泥子さんの作陶精神を受け継ぎつつも、

自在に独自の境地を切り開いた土平さんの

豪快で品格のある世界を楽しむことができます!!

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とにかく、迫力がある展覧会☆★☆

陶芸ファンのみならず、

陶芸ファン以外の方にもぜひご覧いただきたいです!!

ゆっくりじっくり作品に見入ってしまうハズ(´∀`*)

 

『坪島土平の世界~山中無暦日~』は

津市垂水の【石水博物館】で

7/3(日)まで開催しています♪♪

(7/3は坪島土平さんのご命日だそうです)

6/25(土)にはギャラリートークもありますよ☆

詳しくはホームページを!

→ http://www.sekisui-museum.or.jp/