日別アーカイブ: 2021年4月13日

『若冲と京の美術−京都市 細見コレクションの精華』開催中♪【三重県立美術館】

こんにちは!中村友香です😊

今日のリポートは

【三重県立美術館】からお届けしました!

 

現在開催中の企画展

『若冲(じゃくちゅう)と京(みやこ)の美術−京都 細見コレクションの精華』について

学芸員の村上敬さんにお話をうかがいました♪

こちらは1階にある撮影スポット☆

どなたでも写真撮影できますよ📷

 

さて、今回の企画展

『若冲と京の美術−京都 細見コレクションの精華』では

江戸時代の京絵師・伊藤若冲の作品はもちろん、

その若冲を生み育んだ「京」の歴史、文化を伝える古美術品、

時代の流行なども楽しめる展覧会になっています(´艸`*)

 

京都の中でも文化の香り高い地域・岡崎にある細見美術館は

国内外屈指の日本美術コレクションで知られています。

大阪の実業家であり、茶人としても知られた故・細見良氏にはじまり、

細見家三代によって蒐集された美術品は

質の高さはもちろん、日本の各時代・各分野を網羅していて

実に多彩!

中でも高い人気を誇る伊東若冲をいち早く評価し、

若冲の作品を堪能できるコレクションを形成しているのが

細見美術館の貴重なコレクションです☆

順路をたどっていくと…

第一章「都に遊ぶ」では

江戸時代の京都の町、祭り、生活の様子など

若冲が生まれた背景を感じ取れる作品が並びます。

色使いも鮮やかで、ユーモアに富んだ絵もあってとっても面白い♪

第二章「都の美意識-王朝のみやび―」では

和歌や大和絵など“雅”を感じられる作品が並びます。

伊勢物語かるたはこの地方に縁のある歌もあって、

細かな絵と文字の繊細さもじっくり見ることができます(*‘ω‘ *)

第三章「都の美意識-茶の湯の心―」では

茶碗や茶釜など“わびさび”を感じる工芸品が並びます。

高度な技術が駆使された作品に見入ってしまいます\(◎o◎)/

第四章「若冲と都の絵師」では

江戸時代に活躍した絵師たちの作品が並びます。

四季の植物が描かれた屏風はとても美しく、

おめでたい席などで使われたのかなぁ…と想像を膨らませたり(#^^#)

途中にある矢印の案内板。

作品が案内してくれていてほっこりしたり(*´▽`*)

第五章「京に生きた絵師、若冲」では

若冲の作品たちがズラリと並びます。

トップバッターはポスターなどにも使われているこちら!

「雪中雄鶏図」

これは、もう、絶対見てほしい!細部までしっかりと!

迫力があって、繊細さもあって、技術もスゴイ!←語彙力w

※この作品は5月5日までの展示となっております。お早めにどうぞ♪

緻密な絵もあれば、水墨画などは豪快なタッチの作品も。

写実的な部分と造形が合わさっていたり、

型にしばられない若冲の作品が堪能できます☆

動物が好きだったそうで、いろんな動物の絵がありましたが、

表情が生き生きとしていて

見ているだけでその背景や物語を感じられて楽しかったです(●^o^●)

『若冲と京の美術−京都 細見コレクションの精華』は

5月23日(日)まで開催されます☆

会期中、若冲の作品を前半と後半で展示替えを行います!

また5月16日(日)には

「京の書家を彩る―祭礼図と花鳥図」と題した記念講演会や、

5月9日(日)には

「江戸時代中期の京画壇」をテーマに村上さんによるスライドトークも行われますよ♪

 

江戸時代の美術や日本美術がお好きな方、

なかなか京都に行けない今、

【三重県立美術館】で若冲と京が織りなす美術の奥深さを楽しんでみませんか\(^o^)/

詳しくはホームページをご覧ください!→こちら