三重映画さんぽ「命のビザ~博愛と絆~」

毎月最終火曜日のこの時間は、三重映画フェスティバル実行委員会のご協力によりお送りしている「三重映画さんぽ」のコーナーです。

今朝は、今度の日曜日31日にハイトピア伊賀で開催される新作映画上映会と講演会「命のビザ~博愛と絆~」をご紹介しました。

お話は実行委員会実行委員長の西口光(向かって左)さんと伊賀市文化都市協会の服部保之さんです。

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「命のビザ」といえば「杉原千畝」。杉原千畝は第二次世界大戦中、ナチス・ドイツの迫害から逃れるため、ユダヤ人にたくさんのビザを発給しました。

講演いただく北出明さんは、「命のビザ、遥かなる旅路」という本を2012年に出版され、そこには、杉原ビザを持って日本を訪れるユダヤ人に、どのように日本人たちが関わったか、また、日本経由で脱出したユダヤ人はその後、どのような生活を送ったかが記されています。

また北出さんは、出版後も、その調査のために国内外を奔走されていて、講演では、その調査されたお話が中心になると思います。

新作映画上映は、映画監督、また俳優として活躍されている、イギリス在住の梶岡潤一さんが監督をされた「杉原千畝を繋いだ命の物語」を上映します。

この映画は、ロンドンで北出明さんが「命のビザ」について講演をした際に知り合った梶岡さんが、北出さんの活動や杉原千畝、「命のビザ」に関心を持たれ、北出さんの活動をドキュメンタリーにまとめたものです。

梶岡さんは現在、帰国して講演活動を行っていますが、この新作映画は今回、伊賀市が「封切り上映」になるそうです。

会場には梶岡さんも来場され、製作秘話をお話いただきます。

戦後70年が過ぎましたが、改めて戦争とは何か、命の大切とは何かを、皆さんに、特に若い方々にも感じ取っていただけると嬉しいです。

北出明さんは、伊賀市の生まれで上野高校卒業。今回の実行委員会は、彼の中学・高校の同級生が中心メンバーになり組織しています。 西口さんは北出さんは上野高校の同級生だそうです。

命のビザ ポスター・チラシ.pdf

「命のビザ~博愛と絆~」は7月31日日曜日午後1時30分から、ハイトピア伊賀で開催。

梶岡潤一監督の「杉原千畝を繋いだ命の物語」と「インパール1944」の上映と、監督トーク、その後、北出明さんに講演をしていただきます。

またお二人が収集した資料類も展示いたします。

ただ、このイベント、非常に関心が高く、残念ながらチケットは完売となりました。

今後、情報を希望される方は、伊賀市文化都市協会、電話0595-22-0511までお問い合わせください。

 

山上和美でした♪