三重映画フェスティバル実行委員会のご協力によりお送りしている
「三重映画さんぽ」のコーナーです。
このたび、三重県とみえ次世代育成応援ネットワークが主催する
第11回「ありがとうの一行詩コンクール」
各部門最優秀賞作品が決定し、
県内高校放送部によりミニドラマとして映像制作がされました。
今日は「ありがとうの一行詩コンクール」の事務局をされている
三重県子ども・福祉部少子化対策課の太田暁さんにお話を伺いました。
「ありがとうの一行詩コンクール」が開催されている目的は・・・
「ありがとう」と言う言葉は、
思っていてもなかなか表せないことが多いと思います。
しかし、「ありがとう」と言われると
互いが通じるものを感じ、心が温かくなります。
そこで、子どもから大人へ、また大人から子どもへ
「ありがとう」の気持ちを伝え合うことで、
お互いの思いやりや信頼関係を築き、
家庭をはじめ、学校や地域の中で
子どもたちが安心して自分らしく育つことに
つながっていくことを期待し、この事業を続けています。
昨年から最優秀賞作品の映像化しているのは・・・
一行詩は、非常に短い文章です。
しかし、その文章を作りだす作者の気持ちや背景が
ミニドラマで伝えられたら、
より「ありがとう」の心が伝わるのではないかと考えました。
昨年は、松阪高等学校放送部さんに4部門の最優秀賞を
ミニドラマ化していただきましたが、
短期間で作者への取材、シナリオの作成、
どのような映像を作るかの打合せ、そして撮影と、
よくやっていただいたと思います。
今年は、松阪高等学校も含め、高田高等学校、三重高等学校、
桜丘高等学校放送部さんにも加わっていただき、
ぞれぞれの放送部さんの個性を出していただきたいと考えました。
我々は、まずは作者と高校放送部への連絡、
そして双方に会っていただく段取り、
取材や撮影の同行、撮影場所・出演者の交渉など、
フィルムコミッションのような役割を担います。
取材や撮影に同行して、高校生に映像化を依頼して
よかったと思っっています。
例えば、大人の人に私が「お二人が出会われたきっかけは?」とか
「プロポーズのお言葉は?」とかと聞かせていただくと、
先方は照れくさくてもじもじと話したがらない事が多いのですが、
高校生から聞くと、何の抵抗もなくスラスラと話されます。
また小・中学生への取材も、年齢が近いところから、
近い目線や近い言葉で話してくれるので、
話しやすい雰囲気になるのです。
ある小学生が、撮影に出るのは「恥ずかしい」と
しり込みされたことがありましたが、
高校生の方が「楽しいから、一緒にやろう」と励まして
撮影が進んだという事もあります。
高校生が関わる事で、大人と、また小中学生との
よい関係づくりをしてもらっているとも思います。
昨年も今回も思いましたが、シナリオがいいのです。
一行詩は少ない文章で表現されていますが、
それを取材等で感動的な世界を作り上げていく...
高校生の能力を感じます。
映像作品を皆さんに見ていただく来月のイベントは・・・
第11回ありがとうの一行詩コンクール表彰式
3月14日土曜日午後2時から
三重県総合文化センターフレンテみえ多目的ホールで開催される
「みえの子ども応援ライブ2020」の中で行います。
このイベントには、県内中・高校生が取り組んだ
「トランスジェエンダーの方への応援」
「海ゴミ問題の解決」などに取り組んだ
プロジェクトの成果発表も併せて行います。
入場は無料です。
詳しくは三重県のホームページ、
または
三重県子ども・福祉部少子化対策課
電話059‐224‐2260までお問い合わせください。
山上和美でした♪