三重映画さんぽ 「第23回 オーヅ先生を偲ぶ集い」

三重映画フェスティバル実行委員会のご協力によりお送りしている
「三重映画さんぽ」のコーナーです。

今回は、12月3日日曜日は『第23回オーヅ先生を偲ぶ集い』を開催される
飯高オーヅ会 会長の岡本美夜さん(写真中央)にお話いただきました。

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向かって右:岡本未希さん、左:浦出清美さん / 飯高オーヅ会

飯高オーヅ会は平成5年に結成されました。
世界的に有名な映画監督の小津安二郎は、
19歳から1年間、飯高で代用教員をされており、
その教え子たちが、オーヅ先生を偲び、会を作ったのです。

「オーヅ先生」という呼び方は、松阪の飯高・宮前の方言で、
手は「てえー」、絵は「ええー」、という風に言葉を伸ばすところがあり、
当時の子どもたちは、小津先生を親しみを込めて「オーヅ先生」と呼んでいました。

オーヅ先生を偲ぶ集いも今年で23回目。

初代の会長は岡本さんのお父様で、岡本さんは3代目の会長です。

12月の偲ぶ集いは「オーヅ先生の教え子の子ども」というテーマで開催します。

岡本さんたちの世代は、小津監督とは直接お会いしていませんが、
教え子だった親たちから、
「オーヅ先生はこんな人やった」というのを聞いていることから、
オーヅ先生の思い出が次の世代にどのようにつなげられていくのかを、
皆さんと見つめることが出来ればということです。

偲ぶ集いの会場となる松阪市飯高老人福祉センターは、
オーヅ先生が教えられた当時の宮前小学校の跡地に建てられています。

そこには小津安二郎資料室という部屋があります。

マンドリンを弾く19歳のオーヅ先生の写真をはじめ、
オーヅ先生から教え子へ宛てた手紙、
そして愛用のカバンなど、
オーヅ先生が青春時代、教え子たちと過ごした思い出が詰まっています。

飯高の資料室は、オーヅ先生の教え子たちが作ったもので、
オーヅ先生の思い出にあふれており、飯高オーヅ会の原点です。

【第23回 オーヅ先生を偲ぶ集い】

日時:12月3日日曜日 午前10時~
場所:松阪市飯高福祉センター
内容:名女優・原節子さんを偲び小津監督の映画「麦秋」の上映、
   午後1時からはオーヅ先生の教え子の子どもたちというテーマで座談会
入場:無料

お問い合わせ:岡本さん携帯090-1471-0152

山上和美でした♪