こんにちは 迫田藍子です♪
今回の水曜日夕方リポートは
いなべ市藤原町まで行ってきました🚗💭
みなさん、備蓄木 (びちくぼく) ってご存知ですか?
備蓄木とは、災害時に暖を取れるように短く切り分けた間伐材のことなんです🌲
この備蓄木の普及を進める団体
「一般社団法人 日本森の十字社」
についてご紹介しました✩.*˚
ご出演は
一般社団法人 日本森の十字社
代表理事
河村 ももこさん
■一般社団法人 日本森の十字社
現在、手入れが必要とされている人工林が増加していることが社会問題に。
人工林の整備や拡大の解消のため、ただ間伐するだけではなく間伐材を何かに活用できないかと考えます。
人工林の多くは、スギやヒノキなどの針葉樹が多く、針葉樹は非常に火がつき易い為、備蓄燃料に向いているのではないか・・・と。
備蓄木をまちへ供給することで、まちの人々に森に関心を持ってもらうきっかけとし、備蓄木の普及を進めています。
■備蓄木 (びちくぼく)
震災時・緊急時に屋外で「暖」「炊き出し」として誰もが使うことのできる木材。
約60センチ状の丸太で、間伐から約1年間かけて生産します。
専用の焚き台で備蓄木を焚けば、一度に大勢の人が暖を取ることが可能なんです。
■備蓄木ができるまで
①人工林に入り、木を間伐します。
②間伐した丸太を1.8メートル~2メートルの長さに切ります。
③間伐した丸太を更に三等分(約60センチ)します。
④その場所で丸太を約1年間乾かします。
⑤避難所や防災拠点に備蓄・保管します。
■備蓄木ステーション
拠点とする三重県いなべ市を中心として、まちの誰もがアクセスしやすい場所に設置しています。
①「備蓄木」
②その備蓄木を保管する棚
③そして丸太状の太い備蓄木を効率良く燃やし、災害時に私たちを暖めてくれる焚き台
この3つが備えてあるところが「備蓄木ステーション」
保管棚には災害時用に3日分(3晩分)の備蓄木が備えてありますので「備蓄木ステーション」では約20~30人の人が3日間(3晩)屋外で暖を取り過ごすことが可能です。
備蓄木ステーションには「フェニックスマーク」に「備蓄木」「BICHIKU-BOKU」と書いた看板が付いています。このマーク覚えておいてくださいね✧︎
3月末まで、この備蓄木ステーションを3ヶ所から10ヶ所に増やすため、クラウドファンディングを行われていました。
今回は目標には届かず…でしたが、まずこの備蓄木の存在を知り、そこから広がっていくことを願いたいですね。
備えあれば憂いなし!です。
○東京都出身の河村さん。
東日本大震災の時には、自身も家族も帰宅困難者となる経験をされています。
大学時代 ”SDGs” の取り組みを知る機会があり、そこから持続可能な社会とは何かなど、関心が向いていったと河村さん。
6年前にいなべ市に移住。
2019年に「一般社団法人 日本森の十字社」を立ち上げ、備蓄木の普及に尽力されています。
■備蓄木・活動のきっかけ
2018年に聴いたラジオがきっかけ。
被災した男性が、たどり着いて避難した山の中で、幸い一緒に避難した人がライターを持っていたことで、枯葉などを燃やして暖を取ることができたそう。
その火があったおかげで寒さをしのげて助かったと語っていたとか。
その話を聞いて、災害時に暖を取ることがどれだけ大切なのか改めて気付いたんだそう。
火種であるライター1つあるだけでも全然違うんですね!!寒さをしのぐことがどれだけ大切なのかを知って、私も驚きでした。
燃やすための備蓄木があれば、長時間、大人数が火を囲む事ができますよね。
河村さんの熱い想いを知ることができました。
元々、SDGsについて考えていらしたからこそ、この備蓄木という素晴らしい発想に繋がったんだろうなと思うと、すごいなぁと感心しちゃいました。
災害に遭ってからでは遅い、いつ起こるか分からない災害に備えることがいかに大事なのか、改めて考えるきっかけになりました。
里山再生につながる間伐、間伐材を活かした備蓄木。
いなべ市から日本中に広がっていくことを願っています(੭˙꒳˙)੭⋆。˚☆
防災グッズ見直さなきゃ!!
一般社団法人 日本森の十字社
TEL:0594-46-5115
ホームページ
https://m.facebook.com/morinojyuujisha/