こんにちは 迫田藍子です♪
南伊勢に昔から伝わる民話を編集した冊子が昨年発行されたんですが、このたび続編が出たという事でご紹介しました~✩.*˚
お電話にてお話を伺ったのは
南伊勢町教育委員会
中村 一裕さん
山本 瑞記さんです
南伊勢の民話
南伊勢地域で昔から人々により伝えられてきた様々な説話をもとに編集したもの。
旧南勢町と旧南島町が平成17年に合併。
合併前、それぞれの町史が発行されていました。
中村さんが文化財の担当になった際、町史の中に民話のページがあることに気付きます。
この民話を色んな人に知ってもらいたい!この地域に親しんでもらうきっかけになれば!と再編集することを決意。
上司に相談し、了承を得た中村さんは再録を開始します。
1年ほどかけて再録し完成した「南伊勢の民話」をホームページ上で公開することに。
多くの反響の中、ぜひ紙の本として出して欲しいとの要望もあり製本化することになりました。
やがて製本化した冊子300部は予想以上の反響もあり完売!
凄いですよね~!!
続南伊勢の民話
前回の「南伊勢の民話」に、南島地区の民話が少なかったことを受けて続編の制作を企画。
南島地区にももっと民話があるのではないかと、
昨年9月頃から、中村さんと山本さんが民話に詳しい人を訪ねたり民俗資料などを参考に編集。
そしてこのほど、「続南伊勢の民話」が完成しました!!
PDFでダウンロードできますよ♪
有志の協力
「南伊勢の民話」「続南伊勢の民話」は中村さん、山本さんはじめ、役場職員有志の協力がありました。
中村さんと山本さんは、高齢者を中心に100名以上、上は90代くらいの方々に取材をし、昔話を聞き出したとのこと。
中には「こんな昔話してもねぇ…」と躊躇する方もいたそうですが、
100年後にはその昔話が南伊勢町の財産となるような民話として語り継がれていくかもしれません・・・そんな風に説得をしたところ、思い切って話してくれたんだそう。
自分たちが聞いてきた昔話が、大切な文化として残っていくのならと、語り継いでくださった方々の気持ちが嬉しいですよね✨
課の枠を越え、別の課に所属する2人が挿絵と題字を担当!
■挿絵担当 (絵が得意)
水産農林課の植村さん
■題字担当 (字が得意)
上下水道課の服部さん
挿絵は絵のタッチが優しくて綺麗だし、題字はダイナミックさと迫力があるしステキです✨
また、文字も大きめでとっても見やすいのでスイスイ読めちゃいます。
何より話が面白いんですよね!
私がグッときたのは
◾︎人のために動くことのできる
加藤 市右衛門さん
◾︎東宮出身の大商人
河村 瑞賢さん
の話が特に良かったかなぁ。
他にも天狗や大蛇、雨乞いなど地域にまつわる逸話がたくさん載っていて読みごたえがありますよ。
Web版では110ページとボリュームたっぷりです。
ホームページ上で無料公開していますが、もちろん「続南伊勢の民話」
も冊子として販売しています。
A4判102ページ、1冊500円
販売場所
・南伊勢町教育委員会事務局
・愛州の館
ちなみに送料別で郵送も可能です!
◾︎お問い合わせ
南伊勢町教育委員会事務局
TEL:0596-77-0002
Web版でも読めますが、冊子として手元に置いておきたいという方々の想いから製本化された
「南伊勢の民話」と「続南伊勢の民話」
民話を伝えてくださった皆さんの気持ちが詰まった南伊勢の民話は、
これからも子供たちをはじめ、多くの人に語り継がれていくことでしょう♪。.:*・゜♪。.:*・゜
中村さんより
南伊勢町はInstagramにも力を入れているそうです♪
ぜひこちらもご覧くださいね(^^)