日別アーカイブ: 2022年8月22日

伊勢志摩の『美味しい!』を全国へ!【伊勢志摩冷凍】

2022年8月22日月曜日

今回は、志摩市・阿児町の(有)伊勢志摩冷凍にお邪魔しました!

美味しい海産物を最高の状態で消費者の皆さんに届けてくださっています!

お話は、代表取締役 石川 隆将(いしかわ たかまさ)さんから伺いました。

【伊勢志摩冷凍】のご紹介

昭和47年(1972年)創業の冷凍食品の卸売り業を営んでいる会社です。

令和2年には、食品工場を取得し、地元で水揚げされる魚介類の加工業を開始しました。

今年50周年を迎えています!おめでとうございます!!

取り扱っている商品は、『伊勢海老』『浦村カキ』などの魚介類をはじめ、冷凍食品全般。

ニチレイや味の素などの冷凍食品から水産原料など幅広く取り扱っています。

自社工場では、地元で水揚げされる魚介類を軸に、お得意様向けのオリジナル商品なども製造されています。

商品づくりのモットーは、

【伊勢志摩の美味しい!をお届けする】こと!

【地域を愛し、食べることで地域に貢献していこう!】という理念のもと、

冷凍の技術を駆使し、より遠くまで伊勢志摩の恵みをお届けすることを心掛けているそうです。

地元の皆さんのみならず、伊勢志摩の美味しい恵みを、全国の皆さんに知っていただきたい!

お届けしていきたい!という思いで、

日々、技術を駆使して、製造加工しているということで、素晴らしいですね!

そして、この度、新たな取り組みとして、【牡蠣の養殖】がスタート!!

 

そのきっかけは、少子高齢化と跡継ぎ問題、海水温度の上昇、磯焼け問題など…

今まで誰も経験したことのない状況が迫ってくる中、何かできることはないか?と考え、

地元の企業が漁業に参入する事で、行政や大学を巻き込み、新たな産業を構築しようと始めたことが、新たな養殖の取り組み!

今まで行われてきた養殖を、今の環境で出来る養殖にアップデートすることで、水産業を盛り上げていきたいと始められたそうです。

そのアップデートされた養殖とは?

今まで行われてきた牡蠣養殖との違いは、

海中に垂下する『垂下式』の養殖ではなく、海面で養殖をする方法であること。

現在の海の溶存酸素量や植物プランクトンの量などを数値で把握して、より効率的な海面養殖を行っているそうです。

これは、海外の技術を取り入れたということなんですが、こういった技術を積極的に取り入れることで、身体能力が弱い方でも、誰でも出来る漁業を目指しているそうです!

 

そう、引っ張り上げたりする力が弱い女性でも大丈夫!

女性でも誰でもできる漁業にしていきたいと考えているそうなんです!!

これは、漁業に取り組める人材の幅を広げていきそうですよね!

石川さんが借りた漁場は、志摩市・浜島町。

英虞湾で牡蠣の養殖を始めようと思われたのは、以前、湾内で盛んに行われていた真珠養殖の業者さんが0という状況になり、外湾漁協や管理委員会の皆さんと協議し、空いた漁場で新しい牡蠣養殖に挑戦することになったそうです。

先輩の漁師さんたちにも温かく受け入れていただき、感謝されているとのこと!(^^)

今年からスタートしたばかりで、まだ3カ月程。出荷は来年の1月か2月頃とのことです!

新たな技術によって生産される牡蠣の出荷が楽しみですね!

『現在の漁村は、日本の未来だと思います。人口減少と産業の構造が変わっていく様は日本の未来の先取りです。僕たちが住まう地域が、明るく豊かであるように、この未来に向けて覚悟を持って挑戦していきます。これからは、ひとの都合で自然を利用するのではなく、ひとが自然を理解し歩みよることが大切です。ひとが自然を把握し、調和出来た時、今の環境で出来る産業にアップデートされると思っています。自然との対話を恐れるのではなく、共存することで未来は切り開けると思います。伊勢志摩冷凍は、ワクワクしながら挑戦し、未来を切り拓いていきたいと思います。』

と石川さん!

素晴らしい締めくくりのメッセージをいただきました!

日本の未来に漁業を含め、様々な産業が新たな技術によって、担い手によって、発展していくことを、私も願っています!!

また、ワクワクしながら仕事をしている大人の様子を、未来を担う子どもたちにも見てほしいなと思いました!

詳しくは、

【電話番号】0599-43-1900

(有)伊勢志摩冷凍のホームページ↓↓↓

【(有)伊勢志摩冷凍 】