「子育ての輪」毎月２週目は「よく噛むことからはじまる健康づくり」。
三重県歯科医師会から蛭川幸史先生をお迎えし、お話しを伺いました。
今回は、リスナーの方から頂いたメールにお答えしました。
上の歯が出ていて、口を閉じても前歯が見えている状態です。
口呼吸もあり、ご飯を食べているときも口を閉じて食べるのは難しい様子です。
食生活の変化や成長していく上で、自然に治るということはあるのでしょうか？というご質問。
先生からの回答は、
まず、このお子さんの歯並びは、「出っ歯」の状態であると思われます。
正式な専門用語では、上顎前突と呼ばれる状態です。
小学校３年生ということですので、顎の成長、特に下の顎の成長は、旺盛な時期ですので、矯正治療を開始するにはとても良いタイミングであると思います。
しかしながら、口を閉じても前歯が見えていることや、ご飯を食べているときも口を閉じて食べるのは難しい状態とのことですので、上顎前突の程度はかなりシビアではないかと思います。
恐らく、成長していく過程で自然に治る確率はかなり低いと思われますので、治療を行うのであれば、なるべく早い時期に矯正治療を開始した方が良いと思います。というお話しでした。
みなさんも、歯や口に関するお悩みやメッセージがあれば、ぜひ番組宛にお送りください。
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