「どうせ・・・」マイナス思考の息子

今週も、番組をお聴きいただき

ありがとうございました。

今週は、匿名希望さん からのご相談でした・・・

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私が今、悩んでいるのは、小学校2年生の長男のマイナス思考です。

次男や長女はそれほどでもないのですが、長男はすぐ、「どうせできない」とか

「どうせ買ってもらえない」のように 「どうせ」が口癖で、

すぐに上目づかいでふてくされます。

「もじもじ」しているわが子を見て、叱ってはいけないと思いながら

叱ってしまうこともあります。 良い解決方法があったら 教えてください。

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さて、安藤先生のアドバイスは・・・?

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解決方法は二つあります。

この状態、一言で言うと、「すねている」っていう事ですね。

拗ねるって言うのはその裏側には、本当はどうしてほしいっていう思いが

あるわけです。

ほんねが「どうせ買ってもらえない」・・・ これは分かってほしいということです。

しかし、次の事を伝えましょう。

「そういう言い方じゃなくて、本当はどうしてほしいの?

それを言ってくれたらお母さんは分かる。

そしたら、できること、できないことあるけど、きちんと聞きます。

だけど、"どうせ"っていう言い方で言われた時は、

お母さんは何も聞きません。」

・・・・ とはっきりするべきです。

すねていれば何かが進むっていうパターンは、終わらさないと駄目です。

それから二つ目です。

この子が拗ねている原因があるわけですね。

過去に「あなたなんてどうせできない」って言われた一言が

ずっと忘れられずに過ぎてしまったわけですね。

例えば、兄弟などと比べて、

「誰々はこうだけど、それに比べてあなたはこうだ」と言われてしまったとすると

もうそのことが自分の中ではショックすぎて、

どうせ自分はそういう風に思われてるだけだから、と、

拗ねる原因ができてしまいます。

同じ比較をいうならば、

「誰誰よりあなたの方がこういうところはいいよ」っていうことを

しっかりと上書きする気持ちで言ってあげないと、

拗ねている原因がなくならないです。

子供の方は結構一大事なんですよね。 純粋な子供の心はですに傷ついてるわけです。

「誰々はこうだけど、あなたはこういうところがあなたのすごくいいところで

自信持ってね。」と上書きしてあげましょう。

そして、すねている原因の方もきちんとフォローしてください。

「もじもじしている我が子を見て叱ってはいけないと思いながら叱ってしまう」

・・・これは全く逆効果です。

モジモジしているその子を見て、「もじもじするな」と言うだけでは

あまりにも表面的に叱っただけなので、何の解決にもならないと思います。

むしろ その子は、せっかくの自分の精一杯のアピールまで叱られて

どんどん逃げ場がなくなってくと言うか、もっともっと自分のことで

それこそどうせ私なんてっていう風に言ってしまう可能性あります。

モジモジしている状態で、それはどうしてほしいのか、

そのことを言うまでは親も反応しないことです。

しかしそのことをしっかり「して欲しい」といえば、それに対しては

物欲しげにすれば買ってもらえるとか、そういうことがあったんでしょうね。

堂々と欲しいもの欲しいって何か言えない、そういう自分の中の自信のなさが

昔どっかで生まれたんでしょうね。

これまでに、兄弟が欲しいと言ったら物事が通って、

自分が欲しいと言ったら通らなかった、という事があったのかもしれません。

ただ子供は、結果をみて、自分だけは何もしてもらえなかったと、

だからどうせ。。。となってしまうわけです。

理由がしっかりと説明されてないと、

「自分はおやに見捨てられたのでは?!」と思ってしまう。

その子に応じたしっかりとしたお話をすることが、

何をおいても一番重要なんです。

十歳までの子は、された事が全てなんです。

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