今週も、番組をお聴きいただき

ありがとうございました。

今週は、47歳 中高生の母です さん からの

ご相談でした・・・

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私が学生の頃は、国語辞典、英和辞典で調べましたが、

息子や娘たちは わからないことがあるとすぐスマホで調べます。

せっかく買った辞書も全く使っていません。

高校生の息子は、授業中にスマホが禁止なので、

電子辞書が欲しいと言っていますが、

デジタルものを使うのってどうなの?と思ってしまい、

電子辞書は高額ということもあってまだ買ってあげてないです。

(クラスではほとんどの子が持っているらしい)

スマホでしか調べないことって安藤先生はどう思いますか?

あと電子辞書って、どうなんでしょう。私って、考え方が古いでしょうか...

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安藤先生からのアドバイスです♪

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まず 国語辞典とか、スマホと比べた時の良さ、

ちょっと 劣っているところ両方あると思います。

かつては 辞書辞典で調べていました。

辞書辞典で調べると、本来 調べたい言葉に行き着く前にも

いろんな言葉を見つけたりとか、それに 派生することとか

いろんなことが目に入り、寄り道をすることによって

いろんな知識がついていく、と言われていました。

辞書自体の良さですよね。

しかし、 辞書辞典の良くないところは

その分スピードが遅くなるということです。

逆がスマホや電子辞書です。

スマホで調べたり 電子辞書で調べると、寄り道ではなく ズバリ

そこにたどり着くわけですから、逆に言うと スピードですね。

ズバリ たどり着くから スピードはとても早く欲しい情報が

手に入るということで、どちらがいいかというと

それぞれに 長所と短所があるということですね。



まず 今回は、高校生の息子さんが授業中にということですが、

授業中 っていうのは限られた時間の中で、そこで授業が行われていて、

その時に調べたいということなんですね。ということは

時間の中にある程度制約 がありますから、いつまでもダラダラと

寄り道をしてる時間が案外なかったりしますね。

授業中に調べることによって、その授業がどんどん スピード感を持って

成り立つとするならば、その場面が授業中である以上は

電子辞書の方がいいでしょうね 。スピードに置いていかれますから。

特にクラスの ほとんどの子が持っているということは、

調べ終わって次に行っているけれども、息子さんは

まだ辞典で寄り道をしているということが起こりえます。

その場面においては、ついでに 色んな情報って手に入れるよりも、

スピードで持ってみんなについていくことが必要です。

そう思うとそこに関しては、電子辞書の方が適してることが言えると思います。


いつかは 社会人になって仕事していくわけです。

世の中の大人の人っていうのは、仕事ってどうやってやるかって言うと、

わからないことがあればスマホで調べて、そしてその上で

また 目の前の問題を解決していく、そういう 連続、 これが仕事ですね。

わからない時に、ずっと暗記に頼るとか、辞書を引っ張り出すとかっていうよりも、

すぐにスマホで調べてどんどんと 得たい情報を、なるべく早く、

効果的に手に入れて、そして前に進んでいく。

これが社会として 今動いている現実であるならば、

スマホ または電子辞書なりで 今得たい情報を、

なるべく スピーディーに手に入れて、そしてそれを活かしながら

次に進むということの練習という意味でも

スマホや電子辞書がよくないと、一概にはそうは言えないと思いますね。

やがてはこれを使っていくわけですからね。



とはいえ、やはりこの世代間のギャップというと、現実そうなんでしょう。

けれども、辞書辞典で育った世代からすると、

あの時の手触り感とか、そこにたどり着くまでの道のりとか、

それもすごく意味があると思いますよね。

それは 例えば、プライベートでご自身が ご自宅で 何かを調べる時は、

やはり 辞書や辞典で寄り道しながら、じっくりゆっくり 調べたい、

そういうタイプの方も見えるでしょうし、

そうじゃなくて 動画で自分の情報を手に入れたいなど、

それぞれのタイプの人もいると思います。

ただ、この今の高校生の息子さんが、授業中で とか 受験でとか、

これから社会に育つということから逆算すると、

時代の変化と言えると思いますが、

電子辞書またはスマホという ある程度 スピーディーに情報が手に入る、

そういうところが1つは 着地 なんじゃないかなという風に思いますね。

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私には6歳と4歳の娘がいます。二人とも左利きです。

以前、先輩ママに「鉛筆とお箸は右に直した方がいいよ」と言われたので、

上の子を右利きに直そうと思ったことがありましたが、

あまりにも子どもが嫌がるので諦めました。

最近は小学校で使う道具も左利き用のものがあるそうですが、

私は右利きだし、やはり見ていて大変そうと思ってしまいます。

下の子はまだ右利きの練習をさせていません。

二人とも右利きの練習をした方がよいでしょうか?

保育園でも「どうしますか?」と聞かれたことがあります。

安藤先生はどう思われますか?

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安藤先生からのアドバイスです♪

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まずはその6歳のお姉ちゃんが、もし右利きの練習をして

右が使えるようになれば、 妹の娘さんの方もお姉ちゃん見て

変わってくると思います。



そして・・・先輩ママに右に直した方がいいよと言われて

お子さんに右利きに直そうと思われてるということですが ・・・

お子さんはなぜ右にしなくちゃいけないかっていうのは

多分、分かってないですよね。

右にした方がいい、右の方が楽、右の方が将来...っていうのあるかもしれませんが

「楽」とか「将来」っていうような言葉だと

娘さんにしてみるとまだわからないし、

娘さんにしてみれば、「いやいや 左の方が楽だから」「将来困るって

どういうことがよくわからない」というようなところだと思うんですよね。

だから 娘さんにわかる言葉で、どうして右に直した方がいいのか、

なぜかっていうところで、「あーそうなんだ。じゃあ そうする」っていう風に

娘さんなりにその意味が理解できて、右に直すのは大変だけど

でもそうすると こういういいことがあるんだっていうことがイメージできて、

つまりは「右に直す目的がわかる」と、

右にすることをなんとなく頑張ろうって思える、何かに繋がれば

頑張るんじゃないか っていうのが一つありますね。



もう一つは、

あまりにも子供が嫌がるので 諦めましたっていう部分、

嫌がるのところですね。

もしかしたら、嫌がる理由っていうのがあると思いますね。

それは ひょっとすると、右利き左利きとか、関係がないことかもしれません。

例えば、右に直す練習をやっている時のお母さんの顔が怖いから

この話にはもう触れたくない、とか。

左利きを右利きに直そうとしている時のママが

いつも怒りん坊 だからもう嫌だとか。

なんか この話をする時この練習をする時は、

いつも怒られるから嫌だ、とか。

右に直すことが嫌だっていうよりも、その時の空気が嫌だとか、

その時のママの表情があまり好きじゃないとか、なんか怖いとか、

なんかそういうような理由で嫌がってるっていう場合もあると思うんですよね。

そうやって思うと、笑いながら 接するとか、褒めながらやるとか、

いろんなやり方があると思うんです。

これの分析から行くと、前に進むんじゃないかと思いますね。


結局、お子さんにこうなってもらいたいっていうのって

他のことでも いろんなことでも色々あると思うんですけれども、

本人が、お子さん本人がそういう風に変えていきたいと

心で思った時に、どんどん変わっていくんです。

ということは 右利きに直したいとか、その方が自分もいいことがあるとか、

そういうふうに思えた時に、

例えば、この練習の時のママはとっても優しい、

笑顔がいっぱいでいい気持ちになるとか、このトレーニングをやりたいとか

つまりはもうその本人が「やりたい!変わりたい!」と思うように

仕向けていくことがとっても重要になるんですね。

そこを飛ばして、こうするべきだとかこうしなきゃいけないっていう風に行くと、

時間がかかるし、難しくなるんです。


 
ただ・・・

私個人は、左のままでいても右の右に直す、どちらがいいか って言うと、

これはもう価値観の問題なので

どちらがっていうことはないですね。

左の方が便利だっていうことで不便を受け入れてでも 左利き の方が

自分らしく生きられるっていう価値観です。

なので、どちらがいいかというと、どちらでもいいんじゃないかな っていうのが

私 個人の思いです。

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今週は、匿名希望 さん からの

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中学1年生の息子がいます。

私は、姉が教育ママで、甥っ子がいつもしんどそうに勉強していて

暗い子に育っている様子を見てきたので、自分の息子には、

今まであまり勉強に口を挟まないようにしてきました。

しかし、息子は、好きな科目は一生懸命するのに、嫌いな科目はすぐに諦めて

投げ出すようになってしまいました。

まだ少し先ですが高校受験だってあるし、今までの育て方に対し

少し不安な気持ちになっています。今後の育て方について、

何かよいアドバイスを

教えていただきたいです。よろしくお願いいたします。

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安藤先生からのアドバイスです♪

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中学1年生っていうことなので、

高校受験っていうのがやってくるわけですけれども、

高校受験っていう制度は、基本的にはまずは 通知表の内申書、

あと入学試験も、一教科で受験できるとかそういうことは

やっぱりないわけですよね。今 5教科 または少なくても

3教科 っていうのが多いです。

そうじゃないところもたまにはありますけども、

基本的には5教科 または3教科 ということで、トータルが必要になるわけですよね。

そういったことをまずはきちんと説明をするというところでしょうね。



「好きな科目は一生懸命だけど嫌いな科目 あまりやらない」ということに対して

嫌いな科目も諦めちゃいけないとか、嫌いな科目を投げ出しちゃいけない、

嫌いな科目もやらなくてはいけないっていう、

目的 なく 嫌いな科目も諦めちゃダメだって言っても、「なんで?」 って

こうなるわけです。

嫌いな科目もやらなくちゃいけないって言っても「どうして?」 ってなるわけです。


でも 「それはなぜなら 高校入試 というのがあって、

こういうような制度になっていて、それを放っておくと

自分にとってはあまりいいことにはならないというような制度があるんだけど、

どう思う?」っていうことですよね。

だから「嫌いなこともやらなくちゃだめですよ」 というよりも、

「それだとなんでやらなくてもいいやん、嫌いなんだから」になるんですけれども

なぜそれを言うかと言うと、

高校受験の制度がこうなっていて、ある 偏った科目だけをやると

そうなるとこうなるよね っていうのは、これは事実としてあるわけなので、

それを説明して、そういう未来が いつか来るということから

どう思うか」っていうことですよね。

そういうような投げかけをすることによって、

「あーなるほどね。じゃあ やった方がいいのか」と

やっぱり本人が納得に繋がるような、そういう未来をきちんと

事実として説明をするというところでしょうね。

言うこと聞かせるというよりも、まずは事実を説明して、

「なるほどね」 って思ってもらう、納得させるということでしょうね。



そして もし、未来がこうだから 制度がこうだからやった方がいいと

思ったとします。そうしたらその次に

どうやって嫌いな科目にとっかかり始める かっていう現実の問題がでてきます。


嫌いな科目は、あまりできないから嫌いとか、いろんな理由があると思うんです。

その 「できないから嫌い」って言うんだったら、

できるところから始めればいいわけで、

では「できるところってどこなんだろう」 とか 、

面白くないところは、 面白いように 教えてもらえるようなところとか、

それこそ 塾なり いろんなところの力を借りながら、できるところから

面白くやってくれるところを選びながらやっていくということになるでしょうね。



嫌いなものでも、無理やりに「やらなくちゃいけないんで やるべき」と

押し付けに行っても、なかなか 状況は変わっていかないです。

これは誰しもがそうだと思います。

できるところからとか、面白い工夫をしてもらいながらとか

そういう環境を探しながらやっていく っていうことが重要でしょうね。

嫌いな科目もやらなくちゃいけないっていうのは

誰に言われようが本人が一番よくわかってるんですね 。

自分でわかっているけど、やりたくないんだと。

それではダメなんだっていう正論を言っても、

正論が聞きたいわけじゃないんですね 。

そうじゃなくてどうして嫌いなのか っていう自分のことを理解してもらいたいとか

これだから嫌いなんだ。よくわからないから嫌いなんだとか

色々あると思うんです。

そういうのをしっかりと聞いてあげた上で、じゃあ こういう風なやり方で

やってみようか っていう風に対応してくるってことですね。

本人の話もよく聞きながらやってもらうといいと思います。

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