今週も、番組をお聴きいただき
ありがとうございました。
今週は、ラジオネーム ころん さん からのご相談でした・・・
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この春小学校3年生になった息子のことですが・・・
1年生の時から、よく教科書やプリントを忘れたりしたので、
「うちの子、大丈夫かな」と、とても心配です。
毎朝「教科書持った?定規は持った?プリントは大丈夫?」と声をかけたり、
忘れものを学校まで届けに行ったこともあります。
さすがに高学年になった時にはそこまでしないつもりですが、
3年生になるので、どこまで手助けしていいか悩んでしまってます。
どうぞよろしくお願いいたします。
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安藤先生からのアドバイスです♪
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お母さんが毎朝 「教科書持った?定規は持った?プリントは大丈夫?」
などと声をかけたりっていうのはすごくわかるんですけれども、
それをかけられ続けている子供からすると、教科書を持つことも 定規を持つことも
プリントを用意していくことも、
何か自分ごとじゃなくて、お母さんが気にすること、お母さんが気づいていくこと、
自分はそれをただやること、みたいに自分ごとに なかなかならずに
お母さんが気をつければいいこと、みたいな風に
ややもするとそういう風に思い込んでしまって定着してしまう恐れはありますね。
あんまり「何はどう?これはどう?」と言ってずっと聞き続けていくと
当事者意識がなかなか身につかないので、どこかからはそういう声かけも
減らしていく必要があるという風に思うわけです。
届けに行くっていうことも、やがてはそれを続けると
届けに来てくれるのが当たり前、そういう風になってもいけませんね。
1つは、やっぱり前日の夜に、例えば 「確認タイム」というのを常に設けて、
毎朝いろいろと聞かなくてもいいように、必ず前日の夜に
明日の持ち物確認タイムというのを習慣にしましょう。
そこにはあまりお母さんは口を出さないことです。
明日いるものを自分で調べてわからないなら、何かに書き、
そしてその書いたものを見て、そして準備をする。
お母さんはあまり口を出さないと言うと なかなか難しいと思いますから
徐々にそこに持っていくっていうグラデーションで、少しずつ 少しずつ
自分で自分の持ち物を準備していくとこういうことを習慣にしていくといいと思います。
そして、「もし忘れ物したとしても、それを届けに行くということはしないよ」と
「これはもう自分のことだからね。3年生の5月からはそうね」とか
しっかりとお話をしましょう。
これからはもう届けないよ、その代わり、確認タイムは、最初は一緒にお母さんも確認するけれど
やがては自分で確認するんだよって言って。
ちょっとずつ自分で確認をさせていくように、少しずつ持っていく、
そういう手順でやっていくといいんじゃないかなと思います。
よくいわれるのは、お母さんが心配をしている事っていうのが、案外
現実化していく っていうのもあるんですね。
心配すればするほど それが現実に起こってしまいがちってことです。
心配なのはわかるのですが、お母さんが心配にならないようなやり方に変えていく
ことが大切です。
忙しい朝に言うと、いつまでも「大丈夫かな。何か忘れてないかな」って
余裕がないからずっと心配になりますからね。
前日の夜にしっかりと時間を取ることによって、心配ないねっていう形を作っていくしかないです。
前日の夜にというのは、お母さんも心配にならないように っていう意味があります。
お母さんがそれによって気持ちが楽になる、これが大事ですね。
もちろん一番いいのは、本人が「もう二度と忘れ物したくない」って思うことです。
そのことで意識するようになりますから。
一度忘れ物をしてしまって、自分の中では とても嫌な思いをしたとか、
それもひとつ かもしれません。
確認タイムを持ってるにもかかわらず、本人がそこでしっかり確認をしてなくて、
自分が困るということも重要でしょう。
ただ、いきなり、忘れ物をして そして自分が困ればいいんだっていうところに行く前に
ちゃんと 確認 タイムを持ちましょう。
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