5月16日 「これって覚える意味あるん?」と聞かれたら

今週も、番組をお聴きいただき

ありがとうございました。

今週は、ラジオネーム MILK さん からのご相談でした・・・

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小学校4年生の娘が、今、学校で百人一首を覚えています。

まずは半分覚えるそうです。先日、ママ友とその話をしていたら、

「なんでこんなもの覚える必要があるの?」と子どもにきかれて、

「どう答えたらいいのか悩んだわ~」という話になりました。

うちの娘はまだ聞いてきませんが、「もし聞かれたら、どう答えればいいの?」

とママ友同士でまだ解決にはいたっておりません。

うちは今のところ一生懸命そらんじてやっていますが、時々「あーもう無理やわ~」

と言っています。

私は高校で覚えさせられましたが、子ども時代に暗記を無理強いして、

短歌や俳句などを嫌いにさせてしまうのも良くないと思いますし。

安藤先生、よろしくお願いいたします。

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安藤先生からのアドバイスです♪

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「何でこんなものを覚える必要があるの?」と聞かれた時は、

一言で言うと、

「それは学校の先生に聞いてごらん」

と言うしかないんですよね。

というのは、

学校でそれをしなさいって言われたことだから、お母さんが

「その目的はね」すらすらと答えることではないのです。

ただ、その時の言い方が、「そんなん、意味ないよね」とか、

学校の先生を否定するかのようにはならないように、

学校の先生がどうのこうのと

ネガティブな印象にならないようにすることは 結構大事です。

ニュートラルに言うということです。

お子さんには「学校の先生に聞いてごらん、きっと何か意味があるんだと思うよ」

そういう風にポジティブな方で受け取ってもらえる印象で、

伝えてあげるといいと思います。


「先生に 聞いてごらん」と言う、もしくは、親御さん、ママ友さんたちが

学校に

「子どもがこういうのってどうして覚える必要あるの?と聞かれたのですが...」

と、責めるとかではなくて 質問してみる 聞いてみるのも1つかもしれません。

クレームとかそういうことじゃなくて、

「もう無理や〜なんて諦め加減になってるところもあるんですけれども、

どうですか?」

と、先生に相談するということです。

今回はお子さんにどう答えればいいのか ということなのですが、

それもひとつの方法です。


それと、

ミルクさんがおっしゃるように、

子ども時代に暗記を無理強いさせて

短歌や俳句などを嫌いにさせてしまうんじゃないかな とか

「もう無理 や」と少し 投げやりな態度にもなりがちなんだけれども、

そういったところは、相談をするという意味で

それはそれでいいと思うんですけれども、

子供さんに伝えていくメッセージは、

「きっと 意味があると思うよ。それが何か、それも先生に聞いてごらん」

でもいいと思うんです。

でも、一方で

とにかく出された目の前のことをクリアしていく楽しさもあるんじゃない?と

伝えていくことも大事です。

例えば、

「ママもこういう時 そうやったよ」とか

「何かよくわからないことも中にはあったけれども、でも

やっていくうちにそれを一つクリアしていく 楽しさ っていうのもあったから

頑張ってごらん」

とか、そういうふうに全てその意味とか目的を納得したからやるとかではなくて、

それはやっていく中で分かっていくかもしれんけども、

最初はわからないかもしれないけれども、

だけどまず目の前のをことやってみたら?と。


1個 1個 、一度にたくさんということじゃないにしても

少しずつでもクリアしていく楽しさもあるんじゃないか、

そういった自分の実体験も踏まえて お母さんが語ってあげるのも

大切かもしれませんね。


とにかく目の前のことをクリアしていく楽しさもあるんじゃないかな と

申し上げたことですけれども、

ただそう言って終わるんじゃなくて、

「じゃあママと一緒に覚えてみようか」とか、

一緒に 百人一首をゲーム的にやってみるとか、

一つ一つ クイズ形式であってすごく褒めていくとか・・・。



お子さんの気持ちが乗ってくるようなやり方を一緒になってやってあげながら

目的はわからないかもしれないけれども、こうやってクリアしていくのも

楽しいじゃない?」っていう実体験をさせることもいいと思います。

一緒になってやってあげることで

「確かにそうやな」とか、やっていくうちに

目的がわかってくることもあるかもしれません。

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