今週も、番組をお聴きいただき
ありがとうございました。
今週は、ラジオネーム きりん さん からのご相談でした・・・
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小学校5年生の娘のことなのですが、ちょっと気にかかることがあり、
メールさせていただきました。
娘は、2,3年生くらいの時から、学校に着ていく服やスカートの色を
気にしたりしています。おしゃれしたくてとかではなく、
気に入っているからとかでもありません。
おととい着た服をまたすぐ着たり、「その服にそのスカート?」と
言いたくなるようなコーディネートのときもあります。
服があるのに、あまり持っていないみたいに同じ服ばかり着ます。
ゲンを担いでるのかと思って、「なんでこの色の服ばっかり着てくの?」と
冗談交じりに聞いてみました。そしたらどうやら「この色をはいていくと
今日一日悪いことが起きない」みたいなことを言っていました。
ラッキーアイテムならわかるのですが、ネガティブな言い方も気になりました。
友だちも普通にいるし、いじめにあっているとかもないと思います。
まあまあ明るいほうの性格だとは思うのですが・・・
このまま認めてあげるべきなのかどうか悩んでいます。
ポジティブに物事を考えられるようになるのかも心配です。
安藤先生、よろしくお願いいたします。
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安藤先生からのアドバイスです♪
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親御さんとしては、ポジティブに物事を考えられるようになるのか
心配とかもあると思いますけれども、今のところは 友達も普通にいて
いじめにあってるとかもなく、そして明るい性格だということでしたら
順調に幸せに 毎日を過ごしてるんだろうなと思います。
このことを取り上げて悩みすぎたり心配になりすぎたりしなくていいと思います。
これは今、小学校5年生の娘さんご自身の世界観の中で
このようにしてるわけですけど、こういう世界観っていうものは
まだ 変わっていったりしますし。
今は何かの影響でそういう 縁起がいいというか、そういうようなことを
気にするっていうのはあるかもしれません。
けれども 何年か経って振り返ってみると、あの時はこうだったね とか
いつの間にかそんなこともなくなったねとか
多いです。そういうこともある なっていうぐらいで
基本的には OK だという風にも言えると思います。
このことに限らず、案外 この親の価値観とは全然違うものを
子供が見せてくることっていうのはありますよね。
親の価値観とはあえて逆を見せてくる時もあります。
時々 子供 からすると、無意識に親の価値観 以上 の世界を
子供が見せようとする そういう時 すらあるわけです。
したがって、こうなんだなという風に自分のキャパを広げて、
親御さんが 「まあこういう時もあるんだな」 と
幸せに 毎日を過ごしていればそれでいいや・・・っていう構え方で
見守ってあげたら OK なんじゃないかなという風に思います。
「そういう服を着ないで」 とか「こっちの服を着て」って言ったところで
それによって 本人の気持ちが下を向けば元も子もないですから。
例えば、人から見てあまりにもおかしいと、汚れているものを何回も着ていくとか、
そういうことがないならば、広く構えてみてあげて、
「服を変えなさい」とか「その服はダメですよ」って言ってしまう方が
ひょっとすると本人の毎日のいい風に サイクルが回っていたリズムが
崩れてしまうかもしれません しね 。
しいて言えば、なんかの影響を受けてそうだとするならば、
「何かに書いてあったの?」とか「誰かが何か そういうこと言ってるん?」とか
否定的な感じで言うんじゃなくて、聞いてみてもいいと思います。
お子さんも「実はここにこう書いてあった」とか「この人がこうやって言っていた」
ということ言うかもしれません。
それもすぐさま その場でジャッジしないということです。
「それはおかしいよ」とか。
自分の気持ちを もう 親に言わなくなってしまうと、
もっと 訳が分からなくなってしまいますから、「そうなんだ」って
1回 受け止めるってことですね。
お母さんの価値観を語ることもいいですが、
「だからあなたもそうしなさい」とコントロールしていくと
娘さんの心は閉ざしてしまうかもしれません。
娘さんにじっくり話を聞いて、お母さんが思うところがあるのでしたら、
お母さんの価値観を語るっていうのはいいと思います。
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