今週も、番組をお聴きいただき
ありがとうございました。
今週は、ラジオネーム 風 さん からのご相談でした・・・
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新小4の息子のことでご相談です。
中学受験を考えていますが、性格が優しくて、早生まれのせいか
少しまだ幼い部分もあり、人と競争する中に入っていくことができるのか、
中学受験に向いているのかどうか最近考えるようになりました。
どんな子が中学受験に成功しやすいか、またそうでない場合は
どうしたらいいのか、教えていただきたいです。
また、大丈夫な場合、受験に向けての準備なども教えていただきたいです。
(塾には通わせています)
どうぞよろしくお願いいたします。
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安藤先生からのアドバイスです♪
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中学受験って、一般的にはその本人、子供 さんにとっては、
小学校の受験っていうのもありますけども、
中学受験っていうのは初めての受験ということが多いですね。
どういう子が成功しやすくて逆に成功しにくい子はどういうものか、ですが、
成功しにくい子っていうか、中学受験であまり思った結果が出ない子っていうのは、
やはり、失敗に怯えている子ですね。不合格になることを怯えている子っていうのは
あまりうまくいかなかったりしますね。
生まれて初めての受験 だからこそ なおさら 怯えやすいですよね。
だから「大丈夫だよ」っていうようなマインドにすることが大事ですね。
塾に通わせることで スキルは身につくかもしれませんが、
マインドは塾で身につけるというよりも、日頃の親子関係であったり、
家族の中でマインドというのは身につけていくことだと思います。
そして身につけるべき マインドは、「失敗に怯えない」ってことです。
失敗を怯えている子は失敗を引き寄せてしまいます。
まず 親御さんの気持ちです。
中学受験をして、もし受かればそこに行くでしょう、でもだめならば、
そこまで気にしてませんよ、ぐらいの親のマインドです。
「力試しで受けたというようなことでいいんじゃないの?」ぐらいの、
そわそわしてるかもしれませんが、でも これは別にどうであっても、
結果が成功だろうが 成功じゃなかろうが、
この子はこの子なんだから 精一杯頑張ればいいんじゃない?
あんまりそういう結果は気にしてないわ・・・っていう風な親のマインドが伝われば、
子供は失敗はさほど 怯えないです。
初めての受験っていうのは本人も怯えやすい。だけどそれを怯えない状況に持っていく。
そのためには、親が、
「どうであっても大丈夫よ。あなたは私の愛する息子だから、どうであっても
私はあなたを愛するの。頑張ってね。結果がどうだっても気にしなくていいじゃない?」
と。まずはそこですね。
続いて、スキルの話をしたいと思います。
中学受験に一番重要なことは、基礎学力です。
あんまり 中学受験って意識して、その中学校の受験に出そうな問題とか
そういうものに対策していく前に、まずは普通の基礎学力がきちんとある子、
そして 学習習慣としてコツコツ努力ができる子、 そこだと思います。
この「コツコツ努力ができる子」っていうのは、いつも申し上げてますけども
「日常生活を大切にできる子」です。
例えば、ご飯の時間にご飯を食べる、食べた後の食器を台所まで持っていく、
明日の準備ができる、つけた電気は消す、ご飯を食べたら椅子を引く、
お片付けができる・・・
生活習慣でコツコツと 当たり前のことをきちんと当たり前にできる子、
これは 基礎学力がつきますね。
勉強させるとか 過去の入試問題を解くとかの前に、そういう生活習慣のところで
コツコツと 毎日のことをきちんと、丁寧に当たり前にあると
そういう子は 簡単に中学受験に失敗しない。うまくいきやすいということが言えると思います。
この習慣 っていうのは日常の中の習慣です。
時にはしんどい時とか、もうやりたくないな とか言う時もあるかもしれませんが、
しかし 毎日やってると、当然そうしないと気持ち悪いかのような 習慣になりますし、
重要なことは、いつも家庭の中に、笑顔があって明るい空気があるって事ですね。
笑顔があって明るい空気があって、毎日の生活習慣がコツコツできていれば、
基礎学力もきちんとつきます。子供ってそういうもんです。
これが非常に重要なスキルになります。
最後、ここから じゃあいよいよ受験となった時にどうするか。
受験 直前期、受験モードが高まってきた 最終学年ぐらいになってくると、
受験に合格という最後の受験用のいわゆるスキルを身につける必要が出ると思います。
その時は、人と比べて負けたくないから頑張るという性格の子ならそれがいいでしょう。
しかし できないことができるようになったっていう マイペースで楽しくコツコツっていうところが
本人に向いているなら、別に切磋琢磨にわざわざ入れる必要はないですね。
受験専用の塾など、その環境に入れることによって 本人の気持ちが上がってるか
上がってないか なんですね。
みんながいいって言ってる塾、そういう環境がどうであれ、そこに行くことで
本人の気持ちが上がっていれば それは正解です。
そこに行くことで 本人の気持ちがあまり上がっていないとするならば、
そうすると 結果が出にくいです。
そうやって心の底から、ちゃんと自分が気持ちよくそこに向かえるっていう環境を選ぶのです。
最後は、やっぱり 本人がポジティブな気持ちを持って受験に臨めるか、
そういうところが結構重要になってくると思います。
そして、明るく笑顔で 信じるって事ですね。
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