6月24日 就活中の息子

今週も、番組をお聴きいただき

ありがとうございました。

今週は、 匿名 さん からのご相談でした・・・

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親元を離れて専門学校に通う息子のことで相談です。

いま就活中なんですが、今年になって、交通事故にあったり、

自転車を盗まれたり、第一志望の採用試験の日にコロナで発熱してしまったりと、

踏んだり蹴ったり?で、いろいろありました。(失恋もあったようです・・・)

LINEでのやりとりで「今、心病んどるから就活なんてしたくないのが本音」

とありました。考え方が甘い!弱い!とは思うのですが、

なんとか元気づけて、乗り越えてほしいです。

どういう言葉をかければいいですか? アドバイスよろしくお願いいたします。

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安藤先生からのアドバイスです♪

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「病んどるから就活なんてしたくないのが本音」

......だけど「就活はしようと思う」・・・と思っているのではないでしょうか。

それいろいろあったから、落ち込むことはあるでしょう。

でも、本当は気乗りはしないけど、就活はしようと思う、ということなんだと

思います。

しかし、そういう本音を言ったからといって、

「甘い、弱い」っていうことではないと思います。

「自転車を盗まれた」・・・だからなんなのっていう話だと思いますし、

「採用試験の日にコロナで発熱してしまった」・・・じゃあ別のところを

受ければいいんじゃないって話ですし、

その子が前向きだったら別にどうってことない話です。

本当にその子が後ろ向きだったら、言い方は悪いですが、

「言い訳のネタ」にするわけです。頑張らなくても済むネタです。

本当にその子が 頑張ろうと思えば、

発熱はしたけれども 違うところをうければいいし、

自転車を盗まれたけれども、別に歩きでも行けるし、とか。

前向きに考えるようになればいいですね。

なんでも「甘い」とか言われて、そういう出来事があったとしても、

それをどういう風にプラスに捉えるか、です。

「じゃあやめとけば?」「おやすみもひとつだよね」っていうのも一つですが、

「でもそれって後になって後悔しないだろうか?」とか、

「じゃあもし仮に今、うまく、何事もなく、就活がスムーズに進んでも、

いつか未来でも、またうまくいかない時があった時に、

その時またやる気が起きないということで立ち止まるのか」とか・・・

「こういう時こそ立ち上がる力を試されてるんじゃないのか」とか

いろいろ考え方はあります。

いま、少なくとも言えることは、

親が自分の心配とか、親の都合とかで喋ってしまうんじゃなくて、

あくまでその子を思う愛情で喋ることが重要です。

極端に言えば、「仲の良い他人」に言うぐらいの気持ちで

しゃべるぐらいが重要です。

あまりにもお母さんの焦りとか、お母さんがコントロールしたいとか、

思うようにしたいとか出すぎるとまるでアドバイスにならないので、

そういうところは親としては気をつけましょう。

冷静になることが大事です。

一緒になって、同じ気持ちになって悩んで焦って、

親自身が、この焦りから解き放たれるがために、子供を責めてしまう・・・。

「頑張れ頑張れ」は大事ですが、

どんどんどんどんしていくと あんまりよくないです。

「いろんなことあると思うけど、それをどう捉えていくか、

思い方次第でマイナスもプラスになる。今があったから、将来花開く」

とい風に考えることだってできるよ、と。

「応援するから」という思いで、客観的に時間をかけて話をするのが大事です。

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