2月24日 自分のことを自分でしない4歳の娘

今週も、番組をお聴きいただき

ありがとうございました。

今週は、S・S さん からのご相談でした・・・

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4歳になる娘のことでご相談です。

保育園では、自分の事は自分でするようなのですが、

お家へ帰ってくると、一つ年上の姉や、私や夫にしてもらったりと、

自分の事を自分でしません。ご飯を食べること、着替えはしますが、

生活の中のささいな事をほとんどやって欲しいと言われます。

まだ4歳、自分でするまで待ってはいるつもりですが、

待っても待ってもしないので、つい手伝ってしまいます。

自分で出来る事はしてもらいたいけど、それを無理強いすると

かえって子供に良くない事をしてしまってるのではないかと悩んでます。

保育園では出来ているので自分で出来るんだと思いますが、

お家では甘えて言ってきます。

このまま手伝っても良いのでしょうか?

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安藤先生からのアドバイスです♪

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これはお母さんもお気づきの通り、かまってほしいとか

認めて欲しいとかそういう気持ちの表れなんだろうなと思います。



しっかりとわかるわけではないですけれども、

もうおそらく、例えば一つ年上のお姉ちゃんがある程度しっかり

自分の事も幾分か妹よりは出来た時に、お父さんお母さんから

お姉ちゃんが褒められてるなって思った時に、妹の方としては

お姉ちゃんばっかり出来て褒められて、それを少し拗ねた気持ちになったとすると、

自分は、逆にもう頑張っても、お姉ちゃんには勝てないなら

むしろ出来ないふりをしたり、出来るんだけど、わざとやらなかったり。。。

そうするとお父さんお母さんがこちらに来てやってくれて

その事によって、自分も構ってもらえてる、自分の存在も認めてもらっている

というような、どこかしら気持ちを埋めてるのかもしれませんね。


ここで一番重要なことは、

「自分のことを自分でしなさい」と言う前にですね

この妹さんの方をいろんな意味で認めていったり、違った意味でかまっていく、

つまり、お話しして、

「○○ちゃんは今度はこういうことはしっかりやれる○○ちゃんであってほしい。

それはできるかな?」って。

「嫌や」って言うかもしれません。最初はやらないって言うかもしれませんけど、

「もうこれからはそこは出来るはずだから、本当に自分でやってほしいし、

それができる○○ちゃんのことを大好きだと思うし、

それができるようになった○○ちゃん大きくなったね」って。

「お母さんもそのことをとても嬉しく思うし、そういうことができたら

お母さんはもっともっと大好きになるよ」


・・・そんないろんなポジティブな言葉をかけて、

「それでじゃあお願いね。待ってるね」って言って、そして、

やった時に本当にしっかりと認めていく、褒めていく、

そういうサイクルを作ってくことですよね。



「やりなさいやりなさい」、または、とりあえずひたすら待っても待ってもとか、

そういうことだとなかなか時間がかかります。

4歳だからしっかりお話することも、話を聞くこともきっと通用すると

思いますので、

「そんな○○ちゃんが大好きだよ」っていうことを伝えておくことですよね。


小さい子供さんて、自分が安心に安全に生きるために、

自分のことをしっかりと面倒を見てくれて愛情を注いでくれる人の気持ちを

いかに自分の方に引き込むか、これは無意識に

小さい子供さん達っていうのは一生懸命ですよね。


わざとふざけて迷惑をかけて、そのことによって

お母さんが自分の方に来てくれるんだ、と、そのパターンを一つ覚えると、

わざと 散らかしますよね。わざと叱られるようなことしますよね。


叱られるって言うことは嫌なんだけど、でもそれでも

必ず自分のとこに来てくれるだから、これからも好き嫌いをして行こうと

するんです。

「好き嫌いなくすんですよ」「はーい」って言いながら

好き嫌いは言って行こうと、言い続けたら自分だけ特別扱いにしてもらえると

考えるのです。

これら全て、好き嫌いのこととか散らかすとか

そういうお片付けの事とかではなくて、

自分を特別に見てほしいなっていう子供の本能に根付いたところなんです。



だから「あなたのことも特別に大事にしておりますよ。

お姉ちゃんも特別に大事にしてるけど、あなたも特別に大事にしてるよ」

っていうまず前提を作ることですね。



その上で、「これは手伝うけどこれはやってね」と声掛けする。

「○○ちゃんのことお母さんは大事にしてるんだよ。

特別に思ってるんだよ。本当に本当に大好きに思ってるんだよ」

っていうこと伝える、そうすると、この娘さんも、

パフォーマンスをしてアピールすることは特段必要なくなるわけです。

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