今週も、番組をお聴きいただき
ありがとうございました。
今週は、ラジオネーム ラム さん からのご相談でした・・・
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息子は中学2年生です。数学があまり得意でなく、計算するのも遅いです。
小学校の頃、算数はある程度理解していましたが、やはり計算するのは苦手でした。
計算力をアップさせる勉強法など教えてください。
それと、本人にあまりきつく言うのもよくないと思うので、
勉強ののせ方、やる気を下げないようなフォローの仕方、
どうやって言葉をかけたらいいかも教えていただきたいです。
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安藤先生からのアドバイスです♪
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計算力をつけるためには、本当に苦手なら、極端なことを言えば
小学校の1年生 2年生でも、スイスイとどんどん と進められるところまで
戻って計算をすればいいと思います。
でも、苦手だと、勉強していると飽きてくるわけですよね。
途中から めんどくさくなってきたり・・・。
ある塾では、飽きさせないようにしながら、褒めて褒めてといやり方で
やっている習い事 さんもあります。
しかし、今、中学2年生 なので、親の方でどうこうする、こうしなさいと言う
っていうのは難しい状況があると思います。
ちょっと計算力をつけてあげていただくのにって言うので、
塾にもそういうところ 得意なところあると思いますが、
そういう塾に行くのも良いですよね。
ただ、これは私の個人的な考え なんですけれども ・・・
計算などの機械的な処理は、これから先、機械がやりますので
あまり「計算力が苦手だから 計算力をつける」って言うところが
必ずしも必要かっていうと、ちょっと どうなんだろうかというのはあります。
とはいえ、高校入試になると 計算問題が出ます。
先ほど挙げたように、出来るところまで戻ってする、そして、
計算は「反復」ですから、きちんと やり方を覚えればできるようになるので
基本的にはできるようになりますから 反復をしていくしかないですよね。
ですので、親が今、中学2年生の子供さんに言えることは
3回でできるか10回でできるか、個人差ありますけど
「繰り返せば必ずできるよ」と言ってあげると良いと思います。
今までの この国の長年にわたる教育のやり方って、
やはり、「できないところをできるようにしなくちゃ」ということで
できないところに集中してしまうっていうような傾向があります。
計算が苦手だとしても、その代わりに
本人がすごく得意にしてるところもあると思います 。
もっと言えば、これからの必要な学力 っていうのは、「なぜ」
っていうところとか、「どうすればいいのか」っていうところです。
例えば、三重県内には 空港はありませんよね 。
そこで、「なぜ三重県には空港がないんだろうか」
「じゃあその空港ができたとして、どういう風ないいところがあって、
空港ができなければどうなんだろうか」とか、
そういうことを解決していく力が、これから必要になってきます。
世の中 社会に出てからも必要とされる力は、
社会人になってから計算力というよりもそういう考える力ですよね。
入試には、計算問題というものがありますが・・・
だから 長いスパンで見た時に、そのできないところっていうよりも、
もっとできるところがあるならば、そこを褒めていくといいのです。
人は、褒められれば褒められるほど気持ちが上がりますよね。
気持ちが上がって気持ちが乗ってくる、その乗った気持ちの 勢いで
苦手の計算も多少やっていく・・・。
できないところ探しのそこから攻めるんじゃなくて、
できるところ探しので、お子さんをのせていく、
そうすれば、気持ちが上を向いていく、
その勢いで、計算も、苦手なこともやっていく、
このようなことが大事だと思いますね。
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