3月7日 中学入学に向けて家庭でできる事は?

今週も、番組をお聴きいただき

ありがとうございました。

今週は、小学校6年生の保護者 かよこママ さん からのご相談でした・・・

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小6の子ども(男子)がいます。

小学校から中学校に進級すると、学校生活、人間関係、学習の大きな変化で

学校に適応できなくことがあると聞きます。

4月から中学生。中学校入学に向けて気をつけることや心構えには

どのようなことがありますか?家庭でできることはありますでしょうか

私は40代後半です。初めての子育てです。

私たちのころとは環境も違いますし、アドバイスいただきたいです。よろしくお願いします。

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安藤先生からのアドバイスです♪

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保護者の方は、中学校に息子さんが行って大丈夫かなって

心配が先に立つと、表情がちょっと こわばってきたりとか、

先回りして、色々と助言をしたり アドバイスしたりということが

したくなったり、そうなりがちだと思うんですけれども、

必要なの そこではないですね。

家庭でできることはありますでしょうか という ご相談ですけれども、

それよりもまず、一番最初にすることは、安心安全に

その子を明るく受け止める。充電してあげられる場所になるって事ですね。

お母さんも、不安とか緊張とかっていうのがあると思うんですけれども、

それ以上に本人がそうですね。

本人の方が不安で、本人の方が緊張して、新しい学校で、

自分は居場所があるだろうか。人間関係 どうだろうか。

勉強はついていけるんだろうか・・・

いろんなところで、本人の方がデリケートになってますね。

だから「そこまで デリケートにならなくても、いろんなことが仮にあったとしても

自分の思う通りにならないことがあったとしても、でも大丈夫だからね。

ちょっとやそっとのことは、あなたは乗り越えていける子だからね。

そんなあなたを一生懸命 いつも応援してるからね。」と

何があっても受け止める存在だること、家は、安心安全な場所であること。

それを 笑顔と一緒に、その子を迎え入れて笑顔でまた送り出すっていう

まずそういう場であることを一番先に思うことでしょう。

その上で、もし何か助言を求められたりとか、どうしても不器用で

うまくできないようなところがあるならば、

その子に応じた形で、助言 アドバイスをするっていうのはいいと思うんです。

けれども、「あなたがダメだから私の言う通り しなさい」とか

「私の言う通り すれば大丈夫なのよ」と、

あまりにもその先回りがすぎると、「あなたはダメなんだ」っていう

メッセージがなんか変に伝わってしまいますからね 。

それだと本人が頑張る意欲を失ってしまいます。

それよりも何よりも、その子を信じて 明るく受け止める。

安心安全な その子を 信じてあげる場所であるって事ですね。


もう一つ違う観点で申し上げますと、

小6の男の子が中学校に入るって言うのは、随分と、

やっぱり中学校3年生の2つ上のお兄さんなんかは大人に見えたりするんですよね。

思春期なんで、体つきが変わってきたりとか、

「男の子」だった子が「男性」っていう風に、少しずつ変わってきます。

そうすると、自分は一体この変化の中でどういう風に生きていけばいいのか、

一旦自分を見失いながら少しずつ大人になっていく自分の姿を、

手探りで探ろうとしますね。

それを 友達関係とか先輩後輩とか、そういったところから

自分のお手本になる人とか、憧れの人とか、そういう人を目指して

頑張ろうとかそういう風に、自分のエネルギーを使いたがる そういう時期です。

家庭でできることかどうかはわかりませんが、

その子が日々 どういう子と過ごしていて、何を目指そうとしているのか、

そういう環境作りに対する助言ですね。本人もどういう環境を選べばいいかが

よくわからないと思うんですよね 。

どういう子と 一緒にいて、どういう部活動に入って、

どういう時間の過ごし方をすればいいか っていうような 、

これから 手探りで探してきますね。

そこに対して、押し付けにならない程度の助言、それはとても大事だと思います。

親がああしなさい こうしなさいというよりも、

仲のいい友達だったり 憧れの先輩であったり、

憧れの友達とか 見本になる友達とか、そういう人のやることなすことを

真似したがる年 ですから。

親が言ったようにやるというよりも、周りにどういう人たちと共に過ごしていくか、

そういう環境づくりに、少し気をつけて 見てあげることは大事かと思います。

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