毎月、最終火曜日に放送している三重映画さんぽ。三重映画フェスティバル実行委員会のご協力によりお送りしています。

今回は6月に「第3回　菰野ふるさと映画塾」を開催される、実行委員会の森豊委員長にお話をお伺いしました。

「菰野ふるさと映画塾」は3日間の合宿で、映画づくりの基本を学ぶというもの。四日市市出身の映画監督、瀬木直貴さんをはじめ、第一線で活躍するプロのスタッフが丁寧に指導してくれます。対象は高校生以上。

映画塾の内容を昨年の様子と共にご紹介すると・・・

１日目は、映画の企画・脚本製作・演出についての講義と、実際、脚本を製作したり演出打ち合わせ

2日目は、菰野町内で撮影

3日目は撮影・編集したものを10分の短編映画にして上映、そして映画を見ての感想や反省会です。

参加者の皆さんの応募動機はさまざま。脚本家志望や、映像カメラ技術、役者として腕をあげるため、またはマスコミ志望、そしてやはり映画監督になりたいなど。ただ皆さんに共通しているのは、自分自身へのチャレンジ・変革・自分試しだったりです。そういった皆さんが3日間寝食を共にすることで、仲間になり、お互いが協力し、自分の持っているチカラを存分に出し合いひとつの作品を創りあげます。3日間という時間の〆切があるので、とにかく皆さん、頭と身体をフル回転します。余裕がないので、ダラけません。集中することが各々の情熱になり、映画の感動を繋いでいきます。受講後この体験が、自分たちの「ふるさと」の魅力に気づく「きっかけ」となり地域の個性を磨いていきます。

これまでの参加者は高校生から70代の男女。県内はもちろん、東京、名古屋、滋賀、神戸、そして先回はなんと九州は大分県からの女性の参加がありました。学生さんであったり、サラリーマン、先生、職人さん、俳優、受験生など様々です。

三重県は多くの映画人を輩出しています。その先達の方々が築いた芸術文化を記憶に残して、「菰野ふるさと映画塾」を通して、今後も新しい「三重の映画人」が誕生する土壌を構築していけたらと願っています。

問合せ先：菰野町フィルムコミッション　ロケーション応援団菰野（LOOK）　御在所ロープウエイ内　TEL０５９－３９２－２２７５

申し込み締切：5月31日（日）

 

山上和美でした♪