三重映画フェスティバル実行委員会のご協力によりお送りしている「三重映画さんぽ」のコーナー。
今回は、名古屋で今月上旬に上映され、9月には東京でも上映がされる映画『人情噺の福団治』を監督された伊藤有紀さんです。
伊藤監督は、現在、福岡県八女市にお住まいですが、現在の桑名市、旧多度町の出身。
海星高校を経て、日本大学芸術学部映画学科を卒業後、映画やドラマの助監督をした後、フリーになり映像関連のディレクターをされていました。
旅番組のディレクターをしていた頃、福岡ロケがきっかけで、福岡の映像会社に声をかけてもらい、福岡中心に仕事をしようと東京から移住。
その後、2013年には福岡県八女市を舞台に町並み保存に取り組む人々を追ったドキュメンタリー映画『まちや紳士録』で監督デビューされました。
そして第2弾は、四日市市出身の落語家・桂福団治さんを追ったドキュメンタリー映画『人情噺の福団治』です。
大学の頃、落語研究に入っていたことがあり、落語にはもともと関心があったそうです。
福団治師匠の高座は拝見したことがなかったのですが、ラジオやCDで落語を拝聴したことはあり、シブい、いい落語家さんだなと思っていたら、たまたま映画『まちや紳士録』のPRで大阪にお邪魔した際、福団治師匠をご存知の方と意気投合して、繋いでいただいたのです。
最初は、落語家さんを撮影しているような気持でしたが、3~4か月頃、だんだんと福団治師匠の人間性や人間関係が見えてくるんですね。
師匠は人望があるので、周囲の方が、師匠との関係を非常に大事にされているのがわかってきました...。
1年半の間、不定期に撮影し、それを71分にまとめました。
9月の東京上映に先立ち、8月2日(水)午後6時20分から東京・日本橋の三重テラスで特別試写会を開催されます。
上映終了後には、四日市市出身で大先輩の映画監督瀬木直貴さんとのアフタートークも行われます。
瀬木監督は「人情噺の福団治」の賛同人でもあります。
特別試写会について、詳しくは三重テラスのホームページでご確認ください。
山上和美でした♪