今朝は、亀山市の関宿にある
天然素材工房「而今禾」 オーナー 米田恭子さんです。
昭和35年9月松阪市生まれ。
「生活の中に学びがある」と、
器や食、衣類などを通じて米田さんが提案するライフスタイルは
多くの人々に支持されています。
米田さんが「而今禾」を始めた頃、衣食住やライフスタイルという言葉はなく、
『おいしいをつくるもの』という本を出したとき、
焼き物?料理?インテリア?とどの分野に並べるか、
本屋さんから出版社に問い合わせがあったそうで、
それをきっかけに「ライフスタイル」というカテゴリーが出来たそうです。
衣食住のライフスタイルといっても広い意味がありますが、
米田さんの中には衣食住のベースの中に先人からの教えがあって、
そこに気が付いていないのが今の自分だと気づき、
そこを学びたい、学んだことを共有したいという気持ちでやってきたそうです。
米田さんにとっては仕事と生活が一緒です。
お金を稼ぐだけが仕事ではありません。
そう思うのは、お母さんの影響大きいそうです。
美容師をしながら、野菜育てて食べさせてくれた。
それが1日のサイクルの中に自然にあった。
あえてそこの中から仕事を紡ぎ出していくのが、
一番仕事として自然な感じだと言います。
事実、暮らしも仕事も離れておらず、
暮らしがあっての仕事。
仕事があっての暮らし。
バランスで、つながっていないわけない。
何かを販売していても、販売しているものがまたどこかでつながっていく。
買った人がどうやって使っているか、どうゴミになっていくか、
全部が返ってくるもの。
そういう物事の循環を考えていけば、仕事と暮らしは離れていません。
生きていくことは、すべて円(縁)で、
螺旋で考えた方が良いといいます。
ただのサークルではなく、自分がやっていることはすべて返ってきます。
物を作りだす、伝えていく、受け止めたものを消化して等、
つながりの縁の中で私たちは生きている。
自分の中でどういうことがちゃんとしたものなのか確かめつつ、
世の中に良いものを生める循環、仕事をしていくのが理想だそうです。
◆米田さんの好きな言葉◆
循 環
10月4日(木)【工房 而今禾】がオープンします。
藍染にまつわる米田さんの新たな提案をお楽しみください。
インタビュー、次回は11月の放送予定です。
山上和美でした♪