今日を頑張るあなたに送るインタビュー。
県内で活躍されている方々のお話をお届けします。
今朝は、三重すし街道 相談役、元・大寿司の松田春善さんです。
昭和24年12月、現在の津市(旧久居市)生まれ。
三重高校を卒業し、大学を中退後、伊勢の調理師学校を経て、
東京・青山にある大寿司で9年間修業し、
本店の店長を務めたのち、29歳で独立。
津市に大寿司を開店させます。
2年前に閉店するまでの約39年間、12人の寿司職人を独立させ、
多い時は、職人18人、アルバイト5人を抱えるほどの規模でした。
松田さんの人育てはこうでした。
①一緒にちゃんと教えていく
職人の世界でも、見て学ぶの時代は終わっている。
店の信用に関わる事なので、全員が同じ味が出せるように教える。
②数をこなす
年数じゃなく、どれだけこなしたかが大事。
1日1人前握るのと、1日100人前握るのでは腕の差は違う。
③希望をもってやらせる
修行は掃除から始まるが、完全にできたら、次の段階の仕事と
楽しさを持ちながら教えていく。
嫌々やるのと、楽しくやるのでは違う。
出来たら褒めてあげる。
良い環境で育てることが大切。
そんな松田さんには、人生において3回挫折がありました。
1度目は高校入試。
2度目は重量挙げをしていた大学時代。
怪我して、スポーツも大学も断念しました。
そして修業時代3年目。先輩と後輩の板挟みで辞めたくなったそうです。
しかし、高校時代、入った高校で仲間と切磋琢磨する素晴らしさを見つけ、
大学時代、挫折し、道を変えることで、寿司職人になることができました。
今になってみると辞めてよかったと思うそうです。
◆松田さん流困難の乗り越え方◆
一つの壁にぶつかったとき、次のことを考えることが大事
それが出来れば壁は乗り越えることができる。
これからは寿司業界の為に力を注ぎ、
また女性の寿司職人を育てていきたいということです。
インタビュー、次回は12月の放送予定です。
山上和美でした♪