今日を頑張るあなたに送るインタビュー。
県内で活躍されている方々のお話をお届けします。
今朝は、度会特別支援学校や盲学校などで勤務している
三重県の特別支援学校の教員北村京子さんです。
日本学術振興会からの科学研究費を受け、
障がいがある子ども向けのアプリを開発。
ICT(情報通信技術)を使って、子どもたちに学びの機会を提供しています。
この取り組みは、 日本教育情報化振興会のICT夢コンテストで賞を受けるなど、
高い評価を得ています。
北村京子さんは 1974年12月、伊勢市出身。
皇学館大学を卒業後、三重大学教育学部特殊教育特別支援専攻科を修了。
玉城わかば学園講師を経て、
教員として正式採用となった初任校で、今につながる出会いがありました。
脳性まひのお子さんが頭を動かしてスイッチを 押している姿を見て、
ICTの工夫で、自分の動かせる箇所を使い思いを実現できるんだということを知り、
その子の授業をどうしていったらよいかをきっかけに勉強を始めました。
2回の三重大学内地留学を経て、ワンタップ教材アプリ「ど~れかな」を開発。
「ど~れかな」は、自分でとった写真を課題にすることができます。
既存のものじゃなく、自分の身近にあるもの、興味があるものを課題に出来るのが特徴です。
『子どもたちに、出来たという達成感を味わってほしい』
特別支援学校でも、障がいがあって、身体のどこかが不自由であっても、
その子自身が持っている力があるので、
やってみたい、達成感を引き出すためにICTを使います。
さらに、できたときに、一緒に出来たねという喜びを共有できることが大切で、
子どものやりたいという意欲につながるので、
子どもと先生、親御さん、人間関係の中で
よりやってみたいなという形で使ってもらいたいそうです。
北村さんのこれから・・・
『学びを喜びにできるということを常に追求していきたい』
北村さんが作られたワンタップ教材アプリ「どれかな~」は
無料で、IPADでダウンロードしていただけます。
山上和美でした♪