インタビュー 第37回 三重弁護士会 初の女性会長 森田明美さん

今日を頑張るあなたに送るインタビュー。

県内で活躍されている方々のお話をお届けします。

今朝は、三重弁護士会 初の女性会長 弁護士 森田明美さんです。

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1970年4月、愛知県出身。

一橋大学卒業後、民間企業を経て、司法試験に合格。

2000年から弁護士をされ、

2019年4月三重弁護士会 会長に就任されました。

森田さんは大学卒業後、民間企業に就職しましたが、

あまり女性を戦力と期待していない職場だったことと、

バリバリ仕事をしたいと思っていたので会社を辞めて弁護士の道を目指しました。

弁護士になってみて、仕事の内容は想像通りでしたが、

裁判などの事件にあたっていくと、その重さは想像以上。

依頼者の方が抱えている悩み、苦しみを、

代理人という立場で変わって一緒に裁判で戦っていく。

その重みを受け止めるのは精神的に辛くて重い、そこが想像以上でした。

でも、裁判が終わった時に、依頼者の方から

「先生に頼んで良かった」といわれる一言を頂けるのが嬉しくて、

やりがいにつながっているそうです。

4月、三重弁護士会 初の女性会長になられました。

森田さんは三重弁護士会の女性弁護士の中では一番ベテランの域です。

自分がここで会長を引き受けないと、

この後に女性の会長は生まれないのではないか。

自分がここで会長を引き受けることで、

この後ほかの女性の弁護士が活躍できる場が広がるのではないか。

森田さんにとってこの決断は簡単ではなかったため、

立候補に至るまでにはいろんな方に相談したといいます。

相談していくうちに、

良い経験になるからやった方が良いという言葉をいただき、

考えが変わり、最終的に立候補を決めたそうです。

◆森田さんから新しい1歩を踏み出された方へ◆

今、新しい生活を初めて頑張っていこうと希望にもえている方多いと思いますが、

どこかで困った、こんなはずじゃなかったという場面がでてきます。

そんな時に、一人で抱え込まず、誰かに相談することをおすすめします。

誰かに相談すると、別の方の違った視点を聞くことができ、参考になって、

そういう視点もあったのかと思うこともあります。

相談自体が解決につながらなくても、

話していくうちに、自分の考えが整理されていく効果もあります。

一人で抱え込まず、身近な人に気軽に相談を。

仕事柄、いつも相談を受ける側だった森田さんも、

友人に相談してアドバイスをもらった時に、

相談するってこんないいこと、いい効果があるんだな、

と自分でも体験されたそうです。

三重弁護士会として初の女性会長として、

弁護士、弁護士会というものを

一般の方々に身近に感じて頂けるようにしていけたらということです。

山上和美でした♪