今日を頑張るあなたに送るインタビュー。
県内で活躍されている方々のお話をお届けします。
今朝は津市にある株式会社辻工務店 代表取締役会長 辻正敏さん。
25歳で代表取締役社長に就任し、
44年を経て、一昨年、代表取締役会長に就任されました。
国際ロータリー第2630地区 ガバナー
三重県建設業協会 理事
津商工会議所 副会頭など様々な要職を務めていらっしゃいます。
1951年11月津市出身。
東京の高校・大学を経て、23歳でお父様が経営する辻工務店に入社。
しかし、本音は三重に戻るつもりはなく、東京で就職も決め、
大学を卒業できなかったことにして、東京に留まろうとしましたが、
お父さんにばれ、怒られ、引き戻されました。
嫌々ながら就いた家業でしたが、2年後、お父様が急逝。
20代半ばで代表取締役社長に就任することに。
社員は皆さん年上、突然社長にされて...
会社に行くのが嫌でした。
でもある危機をきっかけに、自分の中でスイッチが入りました。
若くしての社長は苦労もありましたが、いろいろな人が助けてくれました。
辻さんは人が好き。
人と会って話をしていると、自分自身パワーがもらえるそうです。
それは好きな人であっても、苦手な人であってもです。
自分が苦手だな~と思っている人と会って話ができると、
「あっ、僕、この人苦手じゃなくなった」というのは、
自分の苦手な気持ちを越えていけたということになり、
自分でエネルギーがもらえたと思うのです。
今、悲惨な事件がありますが、原因は一人だということ。
ひとりぼっちでいるから起きてくる現象だと思うので、
必ず不特定多数の人の中できちんと話が出来ていれば、
こういったことは起こらないと思っています。
だから自分からどんどん情報発信して、
相手からの発信も聞き、
コミュニケーションの中で自分をパワーアップしていく。
今の人は、もっとしゃべることに注力していく方がいいと思います。
自分の中ですべて完結してしまうそうな世の中ですが、
やはりそれだけでは成り立ちません。
本物のその人の肉声、あるいはその人の体温、
そういったものを感じながら話をする、あるいは目で見る。
電話やメールなどいろんなことでやり取りしますが、
最終的に行きつくところは、行って、会って、話をして。
それが一番、関係が維持される秘訣だと思います。
◆辻さんのモットー◆
直接会って、話をする
新年も、いろいろな人と良き出会いを。
山上和美でした♪