こんにちは 迫田藍子です♪
今回の水曜日夕方リポートは、スタジオからお電話を繋ぎました✩.*˚
環境に優しい電気自動車。
その電気自動車を尾鷲ヒノキで造り展示している「三重県立熊野古道センター」をご紹介しました。
ご出演は
三重県立熊野古道センター
坂井 保幸さんです
お話していて、尾鷲ヒノキの電気自動車への愛が伝わってきました✨
■三重県立熊野古道センター
熊野古道センターは、熊野古道そして古道周辺の地域、自然、歴史文化をより深く体感していただく為のビジターセンター。
建物は60~80年生の尾鷲ヒノキ6549本を使用して建てられています。
尾鷲ヒノキの角材を束ねてつくられ、日本建築の伝統を守りながら、木造の直線的な美しさと力強さを表現しています。
■尾鷲ヒノキの電気自動車
長さ約2m、幅約1m、最高時速約50キロ、1回の充電で約50キロ走行できます。
軽トラの荷台を半分ににして椅子を付けた感じと坂井さん。
実践版「チョロQ」という感じで、まさに ”動く大きい木のおもちゃ” ですね🚗 ³₃
電気自動車ならではの静かさで、ウィンカーのカチカチッという音もほとんどしないんだとか。
■つくったきっかけ
2004年、大阪府立佐野工業高等学校 (現・大阪府立佐野工科高等学校)や奈良県の林業関係者が中心になり、「太陽光発電」と「木質バイオマス・木炭ガス発電」を組み込んだ木製ハイブリッドカーを製作。
翌年の2005年「愛知万博」に出展されました。
その後は、奈良県にある山添村ふるさとセンターに展示されていました。
時は流れ、2020年春から秋の期間、環境にやさしい2つのエネルギーで走る木製ハイブリッドカー「もっくん」を熊野古道センターで展示走行して紹介したんです。
この時の車に使われていたのは、主に奈良県産の吉野杉でした。
せっかくなら地元の尾鷲ヒノキで作った車を展示したい!という想いから、副センター長の宮本さんが実行委員会を設立します。
製作のノウハウを受け継いでいる「大阪産業大学」に依頼し、学生が卒業制作で挑みました。
尾鷲ヒノキの木材は購入したものを使い、大学へ運び制作に取り掛かったそう。
こだわりを感じますね。
ヒノキの電気自動車は、原動機付き自転車として登録&ナンバープレートも取得し、公道走行も可能なんです!
実際に坂井さんも電気自動車に乗って近所に買い物に行っているそう。
駐車場に停まっていたら、注目しちゃいますよね!
ニスを塗っていない自然の風合いと、ヒノキの良い香り、柔らかい手触りが魅力のヒノキの電気自動車。
ヒノキは米ぬかで磨くといいという先人の知恵から、定期的に米ぬかで電気自動車を磨いているそう✨
今年の4月から展示を始め、土日限定で、敷地内を走行する試乗体験を行っていましたが、現在まん延防止等重点措置発令中のため、試乗は休止しています。
展示は 8月31日(火)まで
※延長の可能性もあり
◾︎開催場所 交流棟 大ホール
◾︎入場無料
子どもたちに触れてらって、木のぬくもりを感じてほしいと坂井さん。
環境に配慮した電気自動車と尾鷲ヒノキがコラボした 尾鷲ヒノキの電気自動車
身近に尾鷲ヒノキを感じてほしいと想いのこもった電気自動車に期間中、ぜひ見に行かれてみてはいかがでしょうか🚗✨
三重県立熊野古道センター
尾鷲市向井12-4
◾︎TEL/0597-25-2666
◾︎開館時間/9:00~17:00
◾︎入館料/無料
◾︎休館日
12月31日・1月1日(その他メンテナンス等により休館の場合あり
ホームページ
(動画も掲載されていますよ。動いてる姿とても愛らしいです♡)
https://www.instagram.com/p/CNi4gQdA-vi/?utm_medium=copy_link