日別アーカイブ: 2020年8月25日

とってもリアルな、津ぎょうざポーチ

残暑厳しい中ですが、毎日ノリノリで過ごしたいー!!ということで今日お邪魔したのは、鈴鹿市にある「のりのりベイビー」というお店です。

名前からして、何とも面白そうなお店。社長の今井貴裕さん、このお店は何屋さんなのですか?

「プリント屋さんです。Tシャツやユニフォームのデザインから印刷までを主にやっています」

Tシャツやお祭りの法被作りなどで、夏は特に忙しいシーズンだそうですが、そんな中、面白い商品が誕生したそうなのです。

津ぎょうざポーチを作りました」

津ぎょうざ???三重県が誇るB級グルメでグランプリ受賞経験のある名物料理ですが、それをポーチにですか?

「こちらです」

見てびっくり、というか笑ってしまうくらい、これは津ぎょうざですね!!形といい、大きさといい、色合いといい、食べたくなるほどリアルな津ぎょうざです。

なぜ、津ぎょうざでポーチを作ろうと思われたのでしょう?

「去年、津ぎょうざがB級グルメでグランプリを受賞して、お祝いしたかったのと、もっとこの津ぎょうざで三重県を元気にしたいなと思って、自分なら何ができるだろう?と考えてポーチを思いついたんです。」

皮の部分を担当されたのは革職人の結城春樹さんです。津ぎょうざポーチを作ろうと言われたとき、どう思われましたか?

「面白いな、と。元々料理も好きだったし、革で餃子を作ることはできるだろうと思い、賛同しました」

どこまでもリアリティにこだわろうと、革を丸く餃子の皮型に切って、餃子を包むときと同じように作られているそうです。

「ヒダにして寄せるところが難しかったです。でも、津ぎょうざの広報活動をされている方達にお見せしても、これはすごい!と言ってもらえるようなものができて、満足しています。」と結城さん。

ちなみにこちら↑も結城さんの作品たち。写真を元に革で猫や犬のキーホルダーを作られています。普段は革製品の製作からメンテナンスなどを専門にされている結城さんは、まさにリアリティを追求した津ぎょうざポーチ作りに適任だったのですね!!

ところで、津ぎょうざポーチを考えだした今井さんはどこを担当されたのでしょう?

「中身です。プリントが本業なので、餃子のタネを写真にとって布にプリントして作りました。」

とお聞きして、ポーチの中を開けて見てみると

ひゃーーーー!!!すごい!!ここまでリアルにできていました!!開けると中身も津ぎょうざでしたよ!!これは面白い!!

「正直、餃子をモチーフにしたグッズは全国あちらこちらにあるんです。後から出していくからこそ、リアリティにはとことん拘って作りたかったんです。」

うんうん、津ぎょうざへの愛と津ぎょうざポーチへの情熱が伝わってきますよ!!ちなみに、お値段は?

「1個、5000円です」

わお!これは正直に申しまして、、、お高いですね(笑)

「これでも赤字なくらいなんです。これを爆発的に売って儲けようと思っているわけではなく、こういうものを作ることで、街が活性化してくれたら良いなと思って作っただけなので、津ぎょうざを愛する人に持ってもらえたら良いかな?と思っています」

地域活性化の為だったのですね。もしかして、他にも地域のために生まれた商品がありますか?

「鈴鹿市のロゴが入ったチェッカーフラッグ柄のマスクや、四日市のゆるキャラである『こにゅうどうくん』のマスクがあります。この先、伊勢型紙をプリントした布を内側にした革の名刺入れを作っていきたいなと思っています」

素晴らしい!!そして、革ということは、また結城さんとコラボ商品になるわけですね。

「今井さんのアイデアはいつも奇抜で面白い。それのお手伝いをすることで地域貢献出来ているのかなと思うと、作っている側も嬉しいです」と結城さん。

お二人がタッグを組むことで、この先、もっともっと三重らしい、面白い商品が誕生していきそうですね!!期待しています!!

のりのりベイビー︰鈴鹿市東江島町17‐1

         059-386-8688

         https://twopiece.biz/