3月15日 集中するのは最初だけの息子

今週も、番組をお聴きいただき

ありがとうございました。

最後に、安藤塾からのご案内もありますよ!

さて、今週は、匿名希望でおねがいします さん からの

ご相談でした・・・

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息子は小学校5年生です。勉強するのに、集中するのは最初だけなんです。

学校や塾の宿題も途中で嫌になってきて、「わからん」とか、

漢字練習も途中で「面倒くさい」と言い始めます。

どうやって勉強を続けさせればいいでしょうか。

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安藤先生からのアドバイスです♪

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「途中で嫌になってきて、わからんとかめんどくさい」

と言うかもしれませんが、

親はそれには全く反応しないってことです。

「わからん」って言ったり「めんどくさい」って言ったり、

そういうことによって 「やらなくていい」 という パターンを

「そもそもこの問題がめんどくさいから」とか

「そもそもこの問題が難しいから」とか、

自分にとって身の回りのことが 都合が悪い、だから自分はもう嫌だ、

やれない、というふうに、極端なこと言うと 、

わからんであったりめんどくさいとかそういうこと言えば、

目の前のこともやらなくて済むから、そういうふうに態度をとって

そういう風な言葉を使って、

なんとか物事を強制的に終わらせようとするのかもしれません。

が、 やらなくてはいけないことはやらなくちゃいけませんからね 。

だから、「わからんって言ってきたからどうしよ。わかるようにしてあげないと」

とか

めんどくさい言ってるのをめんどくさくないようにしてあげよう」とか

親が反応しても、本人はやりたくないわけです。

だから色々と策を考えてやってみても、なんとかしてやらなくて済むように

しようというところが働いてる可能性もありますね。

本当にわからなかった 教えてあげるということは必要ですけども 、

このわからんとかめんどくさいっていうのはあまり しっかり聞かずに、

分かった分かったって言って、また次にどんどん行けばいいんですけれども、

わからんわからんわからんわからん!とか、

めんどくさい! ってなってくると、最後までやりきれば 次があるけど、

やりきれない時は 次はないんだと、次には行けないんだっていう風に、

ある程度 そこまで覚悟決めて、聞いて聞かないふり とは言いませんが

反応しない、そういうのも一つは重要だと思います。

あえてちょっと 厳しい言い方かもしれませんが、

ベースとしてはそういうことが まず一つはあり得るということを

申し上げさせていただきました。


周りの人が 「じゃあ 大丈夫よ もういいよ」 って

言ってもらえる言葉を引き出すために、不機嫌なふりをしていることが

よくありますけれども

その不機嫌にはあまり乗らない方がいいですね。

では、どうやって勉強 続けさせればいいでしょうか。

それに関しては、マラソン選手と一緒です。

マラソンてすごく長い距離を走るわけですけれども、

「あそこの信号まで」とか「あそこの曲がり角まで」とか

「そこの橋を渡るまで」とか、プロのマラソン選手は別ですが

長い距離を走る時は、いきなり最初から長い距離をイメージすると

気持ちもなかなか 疲れてしまいますけれども、

とりあえず 「まずはそこまで」とか、 「そこまで来たら次は そこまで」とか

細かい目標設定をして、そして気づけば「ずいぶんと走ったなぁ」

ということだと思うんですよね。
 
ですから

学校や塾の宿題、漢字練習も、まずはここまで、次はここまでっていう風に

上手な 区切り方とか 休憩の取り方をうまく 工夫することで

気づけば終わっていたっていう風なことができますね。

それも一つのテクニックとして重要だと思います。

そして何よりこれをなぜするか、それをするとどういう世界が

待ってくれているのか、そういうことも 意識させることは重要です。


漢字練習っていうのは、漢字を覚えて そして点数が良かったりとか、

これまでより、ものを知った状態になるとかっていう、

当然 ゴールがあるわけです。宿題もそうですけれども、

それ やりきることで ゴールがありますよね。そのゴールの世界っていうのを

意識させることも重要ですよね。

じゃないと本人としては、ただただ意味もわからず、

やれと言われたからやっている、それはもうとにかく めんどくさかったり、

嫌になったりすると思います。

そうではなくて、目的とゴールっていうのを、言葉にして

本人に見せていくということ、それから 細かく区切っていくということ、

それの工夫をした上で、それでも色々というのであれば、

ある程度全てに反応しなくてもいいんじゃないかと思います。

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