今週も、番組をお聴きいただき
ありがとうございました。
今週は、WW さん からの
ご相談でした・・・
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息子は今年の春進学高校へ入学したものの、
やはり周りは勉強ができる子ばかりで1学期は散々な成績でした。
本人もがんばっていましたが、「ちょっとがんばるくらいじゃ全然成績が伸びない」という
諦めの気持ちも出てきてしまったようです。
でも、「今日はやろう!」という気持ちはあるようなのですが、
家に帰ってから勉強にとりかかるまでに時間がかかったり、
ちょっとやってもまたやる気がなくなってゲームを始めてしまいます。
反抗期も重なり、なかなか話もできません。どのように声がけすればよいのかなど
アドバイスいただきたいです。よろしくお願いいたします。
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安藤先生からのアドバイスです♪
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成績が伸びないっていうのは、たとえばそれは
学校の中での順位であったりとか 点数であったりとか
多分そういうことを一般的には 成績 というわけなので、
そういったことにやっぱり 目が行って自信を失ってるんでしょうね。
でも今とても 境目だと思うんですね 。
例えば 今まで、やはり勉強のできる子っていうのは
勉強っていうのは 順位であって 勉強っていうのは 得点である、そういう風に思っている子が
やっぱり多いと思うんです。
でも本当は、勉強っていうのは、
分からなかったことがわかるようになったり、「そういう風になってんのか」と
知識を積み上げてく、ただそれだけのことであって、
本当は 得点とか順位っていうのは 後付の話なんですよね。
でも 得点とか順位こそが勉強であるという風に思ってしまうと、
それが伸びないと、勉強やっても意味がないという風に
すり替わった話で自信を失ってしまう。
しかし、そういうところを1回 全てリセットし直すという意味では、
今いいタイミング なんだと思います。
では、そこに持っていくためにどうすればいいか ってことなんですけれども、
よくある話ですが、前は いい順位だったけど、進学校行ったから さほど前ほど
いい順位ではない、というところから、自信を失ってしまったっていう ケース です。
こういった状況に、最初にすることは、「寄り添う」ということです。
今までは 順位が上の方だったけど、やっぱりいろんな子がいるから
なかなかそういういい順位にはならなかったっていうことで 声がけします。
「ちょっと自信を失っているんだね。 そういうことなんかな?」と言ってあげる。
本人のその今の気持ちをありのまま わかってあげるって事ですよね。
親がなかなか難しければ、第三者の大人でもいいし、
人との出会いの環境を作ってあげて、本人のこと、心の中を理解してくれる 一人になると
そこを 十分 寄り添って、ありのままの 本人を理解しようとしてあげる。。。
そのうえで、 その次は「助言」ですよね。
他人と比べる、自信を失うっていうのは、
その裏側には他人と比べるということがあるわけですけど、
別に 本当は勉強って他人と比べなくてもいいし、
やってることはどんどん難しくなるから、やっぱり そんなに簡単に
得点は取りにくくなる。
だけど本当は、昨日の自分より少しでも分かったっていう自分になれば、
それは少しだったとしても 成長 だし 、
それは素晴らしいし、 他人と比べるための勉強じゃなくて、
得点を取るための勉強じゃなくて、昨日より少しでも自分が力をつけた、
それでいいんじゃないかな っていうことを認めてあげることが大事です。
素直になれた、自分のことを理解してくれて 素直になれた気持ちの本人に対して、
吸収できる本人に対してですけど、そういうような言い方をしてあげるといいんじゃないかなと思います。
小学校とか中学校というのは、基本的に自分の近所の小学校や中学校に通うというのが
公立の場合は多いわけですし、そうなるとそこにはいろんな子がいるわけなので、
順位が上の方だったとしても、次は進学校に行けばそういう子たち
(上の方 ばっかりだった子たち)が集まってるから、
なかなか上の方をまた取るのは難しいです。
大学行ってもそうだし、社会に出たら、よっぽど本当にそこの専門としてる人たちばかりが
集まるから、やっぱり そこで また上を取るのは難しいです。
しかし、上とか下とかにこだわるからそうなんであって、
1回どこかでリセットしないとこの戦いは終わらないですよね。
社会に出たらなおさら、誰かと比べるなんて言ってたら終わりがないし、
それよりも自分の決めた目標を自分でクリアしていく、
昨日の自分よりも成長した自分で、決めた目標、自分でどこまでクリアできたか、
自分の中でどんな人生を送りたいか、という設定と、
自分の中で決めた目標をクリアしていく人生で
ずっと付き合い続けるのは自分だから、
自分で決めた目標、自分で送りたい 人生、そういったものをクリアしていく、
少しずつでもそれに近づいていく、そういうゲームなんだよ っていうことですよね。
「何点だった」とかそういう評価に対し一喜一憂する勉強で
ここまでやってきたわけなので、
1回は今のその気持ちを受け止めてあげて聞いてあげて、
違う考え方をお話してあげるといいと思います。
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