2021年7月6日(火)MIEリポート
こんにちは!中村友香です😊
今日は松阪市殿町にある【本居宣長記念館】で開催中の
夏の企画展『もののあはれ〜宣長と源氏物語〜』をご紹介しました!
お話をうかがったのは
本居宣長記念館 学芸員の西山さん
あらためて・・・
本居宣長は1730年生まれ、松阪市出身の国学者。
72年の生涯の中で、
医者としても活躍し、
また様々な日本の古典文学を研究した方です(^o^)
【本居宣長記念館】は
松坂城の中にあって
宣長の遺品や書物など約16000点の収蔵品を有します。
ちなみに、
記念館の隣には宣長の旧宅・鈴乃屋もあるので
合わせて見ることができますよ(^∇^)
さて、
宣長さんを語る上で切っても切れない
深い関係があるのが「源氏物語」です!
宣長さんが
“この物語以上の本はどこにもないし、これからも出てこない”
と明言するほど、
「源氏物語」が、好きで好きでたまらなかったほど(๑>◡<๑)
ひと言で“もののあはれ”を説明するのは難しいかも…
と思っていたら、
展示の中やパンフレットにも載っていたのが
“もののあはれ”は
今で言う「ヤバい」とか「エモい」みたいなことだと…(´∀`)
そう言われてみると、
あのケーキ、ヤバい!
この写真、エモい!
宿題の量、ヤバい!
その思い出、エモい!
…などなど、いろんな場面で使われる「ヤバい」「エモい」
でも、ひと言に「ヤバい」「エモい」と言っても
美味しそう、かっこいい、大変そう、、、など
いろんな感情を表すために使いますよね♪
つまり、私たちが生きている中で
日常的に行ったり感じたりしていることが
「あはれ」だと…なるほど٩( ᐛ )و
この曖昧さの美徳こそが日本独特の文化!
何百年、何千年ものレベルで
人が感じてきたいろんな感情をあらわす言葉が
時代に応じて変わっているということか(‘◇’)ゞ
今回の企画展では
展示されている和歌や書物のポイントなどを、
吹き出しや矢印などで分かりやすく説明してくれているので
とても分かりやすかったです☆
展示には国の重要文化財など
たくさんの貴重な資料が並んでいますが、
まず思ったことが… キレイ!\(◎o◎)/
保存状態も良く、書物や掛け軸もとってもキレイなんです!!
そして、字がものすごくキレイ!
宣長さんが書いた字は、
おそらく筆で書かれているにも関わらず
太さや濃さなどカタチや大きさも整っていて…美文字!
とても美しいんです(*゚▽゚*)
さすが宣長さん!って思いました←語彙力弱い!笑
感情があふれた先につくられるのが和歌。
そういえば今も昔も恋愛の歌、失恋ソングって多いような。
恋や「あはれ」は人の心を揺さぶる…
それは1000年前から変わらない感覚なんだなぁ、と(´艸`*)
宣長の源氏物語への愛を知るのはもちろん、
人間らしい身近な部分を感じ取ることもできる企画展☆
「もののあはれ」ってとっても身近だけど、奥深い!
源氏物語って「もののあはれ」を知る物語、って思うと
また魅力的だなぁ…と思いました(。・ω・。)
ぜひエモい世界、あはれな魅力を感じに出かけてみては♪
【本居宣長記念館】で開催中の
夏の企画展『もののあはれ〜宣長と源氏物語〜』は
9月5日(日)まで楽しめます!
7月9日(金)から18日(日)まで
「端原氏城下絵図」と「端原氏系図」が
期間限定公開されます☆
貴重な機会をお見逃しなく~(●^o^●)
詳しくはホームページをご覧ください!
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