今日のお客様は、南伊勢町泉地区にある御衣黄桜保存会 代表の小田茂文さん。
平成22年にこの保存会ができました。
この桜の御衣黄という名前は、花の色が高貴な貴族の衣装、萌黄(もえぎ)色(いろ)に近いためこのような名前がついたそうです。
緑、黄緑、黄色、ピンクと花の色が変わっていく様は、とても神秘的です。
見ごろになると、遠くからこの桜を楽しみにやってくる人たちもいます。
ありのままの自然がいっぱいの泉の集落。
小田さん曰く、泉(いずみ)、神津差(こんさ)はカラスもなかん。と昔から言われていてそれはとても静かであり、豊かな場所で食べることに困らないところだったところという意味もあるそうです。
その泉地区に住む人たちで作った御衣黄桜の保存会。
メンバーは現在17人。平均年齢は70歳くらい。
泉地区の薬師堂の近くの山で、作業道を作ったり、桜の木の管理をしています。
今年も御衣黄桜は、素敵な花を咲かせています。
薬師堂にブルーシート敷いて、盛り合わせのお寿司を食べて、ちょっとお酒も飲んで小田さんたちはお花見を楽しみます。
毎年、みんなで集えることがとっても嬉しいそうです。
「小さな集落なのでたくさんの人が来ても困るんやけど、大切に育てたこの花を多くの人に見てもらいたいね・・・」穏やかな表情で小田さんが語っていらっしゃいました。
南伊勢町泉区
御衣黄(ぎょいこう)桜保存会
小田茂文さん 電話:0599-66-0668






