今週も、番組をお聴きいただき

ありがとうございました。

今週は、ぬーママ さん からのご相談でした・・・

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5歳の息子のことなのですが、YouTube動画などの影響で乱暴な言葉

「頭わりー」とか「くそやな」とかを使ったり、

自分は通ってきていない道、初めての子育てで、なんと注意をしたらいいのか

悩んでます。本人は覚えたての言葉を軽い気持ちで使ってみたい年頃なのだとは

思うのですが、人を傷つける言葉なのでやめてほしいです。

大人の正論を何度か繰り返し冷静に伝えるも、効果がないようで改善されません。

(「うんち」とか「おしり」など下品な言葉でも人を傷つける言葉でないものは、

家の中でのみ、食事中以外ならOKとしています)

自分の対応は正しいのか自信がないので、アドバイスお願いします。

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安藤先生からのアドバイスです♪

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5歳の息子さんっていうことなので、正論とかで冷静に伝えて

理解を求めるとかではなくて、しつけということでまだいい年齢なんですね。

おそらく 9歳、 10歳ぐらいまでは、しつけということで

ダメなものはダメというようなところでいいんじゃないかなと思います。

ダメな理由を色々と言って、これが正論なんだとか正しいんだとかというよりも

ダメなものはダメっていうことです。

一つ 理由を言うとするならば、そういう言葉を聞いた人が

あまりよく思わない、むしろ 嫌に思う、だからダメなんだっていう理由を

はっきりして、例えば、「お片付けしなさい」とか「靴を揃えなさい」

「物を投げちゃダメですよ」とか、そういうことと同じように

ダメなものはダメというしつけですね。

これに関しては 程度強さや 厳しさが必要だと思います。

従って冷静に伝えるとかじゃなくて、「ダメって言ったでしょ」と

厳しくするっていうことも1つ 重要だと思います。


一方で YouTube などを見ることによって、そういう言葉が

生まれてくるとするならば、YouTube の視聴制限ですよね。

それを見るからそういう言葉を使い始めるのなら、やはり

YouTube を見るということを制限するということです。

もっと見たいとか言っても、そこでそういう言葉を覚えて使うんだったら

もう見ちゃダメということですね。

あまり使って欲しくない、親としても やめてほしい、これをしっかり

はっきりと言うってことです。

そういう言葉を使うんだったらもう YouTube は見せない。

そういうのを使ったら強く ダメっていうことを言い続けると

いうようなことかな という風に思います。

9歳ぐらいまでは、やはり その自我の芽生えというのが

まだ発育発達上です。実はまだそうは強くない。

10歳になってくると、自分の考えとかがしっかりとしてきますから、

正論とか話し合いとかしっかりと 相手が理解をするというようなプロセスも

必要になってくるかと思うんです。

まだ10歳になる前の9歳までは、やはり 親が絶対、というような年齢ですから

しつけるには 9歳ぐらいまでが非常に 年齢的に適してるわけです。

普通に、「挨拶をしなさい」とか「道を渡る時は左右首を振って

安全を確かめて」とか、そういった言葉、行動を日々の習慣にして、

9歳までの間にしっかりと 口 酸っぱくそれを言い続けることです。

繰り返し 継続させることによって、「しないことはしない。やるべきことは

やる」これを明確にしておくということが大事ですね。

これをやってないと、10歳以降もそういった それに近い言葉 、または

行動を繰り返します。

その時になってから それを強制しようとしても、これはなかなか

時間もかかるし、考えと考えのぶつかり合いみたいなことにもなってきます。

9歳までの時にしっかりとそういう言葉と行動の継続、 繰り返し、習慣

というのは身につけるということが大事かと思います。

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お待ちしています!

今週も、番組をお聴きいただき

ありがとうございました。

今週は、 へみはま さん からのご相談でした・・・

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安藤先生、いつも聴いています!中学3年生受験生の母親です!

自分たちの時代とはあきらかに違う、いわゆる「受験戦争」真っ只中です!

親として初めての経験です。本人なりに一生懸命やっていると思いますので

せめて、親として、受験生への「やってはいけない。言ってはいけない」を

教えてください!よろしくお願いします!


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安藤先生からのアドバイスです♪

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受験に慣れている子供はいません。受験に慣れている保護者もいません。

みんな 慣れてないわけですから、色々手探りってことは本当に

よく分かります。

ただ一番重要なことは、「自分は見守られてる」と子供自身が思うことです。

だから お子さんが 勇気が持てて、自分は見守られてるんだな っていうことを

感じる、そういう関わりをご家族の中ではやってもらうのが一番いいですね。

やってはいけないことはつまり、その逆だと思います。

例えば、「そんなことだとよくなくなるよ」とか脅しの言葉というか、

不安をそのままストレートに丸ごと そのまま出して、脅しの言葉、

恐怖をもたせてしまう。

恐怖 っていうのは勇気になりにくいですから、いやいや出す一歩に

なるかもしれません。

心の底から 「よしやるぞ」 にはなりにくいですね 。

出してしまう ため息や、暗い雰囲気もそうです。

それは 息子さんにしてみると罪悪感を感じます。

「自分がこの親にため息をつかせているんだ。親を暗くさせてるんだ」と。

そうすると自分はなんかダメなのかなと思うという気持ちで、

自分を責めてしまう。

お互いに 人のせいにして、「あなたがそうだから,

私はこんなにため息が出るのよ 」。

子供も「親がそうだから俺も ため息が」と、

お互いがお互いを傷つけあったりして、受験に向かう 手と手を取り合って

勇気を持って進むというのとは違う方向に行ってしまいます。

ため息とか暗い表情とか脅しの言葉っていうのは、悪い方に行くということが

言えるかもしれません。

本人が勇気を持って、そして「自分は見守られてるんだ」っていう安心を持って

ことにのぞめるようにする、そのためには、「勇気と安心」です。

ポイントは、その「勇気と安心」に沿ったことをすればいいんじゃないかなと

思います。


もう1つは、お子さんが中3というとき、

自分が中3だった時のことを思い出すのです。

お子さんが高校生の時は自分が 高校生だった時を思い出す、など、

お子さんの その時の年齢の頃の自分を思い出すのです。

親がその思い出す 作業をして、「自分だったらどういう風に

言ってもらいたかったか。自分はどういう風にしてもらいたかったか」と、

自分がその頃のことを思い出すのです。

そして お子さんをもう一度見てみる。そうすると お子さんと自分は

繋がってるっていう感覚に少し慣れたりします。

そんな中で、お子さんの勇気を育んだりお子さんの安心を育んだりして、

親も子も勇気が持てて安心できて、一緒に進むという感覚に

なりやすかったりします。

お子さんと共に子育てを通して親も親になっていくというような、

お互いの成長、幸せに向かって歩いていくということを

実現していくのだろうなと思います。

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今週も、番組をお聴きいただき

ありがとうございました。

今週は、 ななこ さん からのご相談でした・・・

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2の娘のことでご相談です。

行動が遅く集団ではいつも最後なんです。

要領が悪く、クラスメイトに罪をなすりつけられたり、順番を抜かされたり、

もらえるはずのものをもらえなかったり...と、あげたらきりがないです。

きちんと自分の意見を主張することもできず、モジモジしているだけなので、

トラブルがあっても誰にも気がつかれなかったり、

娘が悪者になってしまう事もありました。

普段でも、なくし物忘れ物がひどくて、着替えや準備が遅くて、

私もイライラしっぱなしで、娘の顔を見るだけで

腹が立ってきて怒鳴ってしまうし、涙が出てくるんです。

ストレスで私がおかしくなりそう。ダメな母親です。

娘の性格を認めつつ、困るところは直してあげたいけど

どうしていいのかわかりません。

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安藤先生からのアドバイスです♪

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こういう現象があると、どうしてもお母さんとしては

気にもなってしまいますね。どうにかならないかなと思ったりすると

思いますけれども、ただ、やはり 娘さんは娘さんで、自分は自分 を

母の思うようになるかっていうと、どこのご家庭でもそうですが

そうもならないことも多くて、そんな状況の中で娘さんが変わってくる時って

どんな時なのかと言うと、本当は本人が変わりたいと思った時しか

変わらないっていうのがやはりあるんですよね。

娘さんが自分でどうにかしたいと思って相談してきたり、

悩んでいたり、そこへ手を差し伸べるっていうのが本来の距離感なんだろうと

思います。

イライラしても、どなってもなかなか変わらないというか、

変わることは難しいと言えると思うんですよね。

このお母さんもそこは分かってらっしゃると思うんです。

わかってらっしゃる から どうしていいかわからない 。

どうしても気持ちがざわざわして不安になってストレスがすごくかかる

っていうお母さん自身の、この現象に対する見方とか捉え方っていうのを

少し変えてくっていうことに着手するしかないかなと思います。

同じような現象があっても、心がざわざわするお母さんもいれば、

ザワザワしないお母さんもいると思うんですよね。

でもどうしてもすごくイライラするし 腹が立つ。もっと言えば

不満で許せないというか、そういう風に反応してしまう。

なぜ反応してしまうのか。

不満っていうのはその奥にあるのは不安、その不安っていうのは

どこから来る不安なのか、それを書き出してみるっていう方法が一つあります。

書き出して 「それってそう思う」と。

お母さんはなぜそう思うのか、それはひょっとすると、これまで お母さんが

生きてこられた中で 、それに近いようなことがあったから、

どうしてもそういう風に思えるんだ、とか、

もう だから私はここに関しては こうとしか思えない・・・とかですね、

それぞれの歴史の中に何かしらがあって、 だからそういう風に考えてしまう

っていうのはあろうかと思うんです。

目の前の娘さんを変えるということも大事かもしれませんが、

その1個前に、自分自身の見方を変えるということです。

こういう見方をする自分はどこから来てるんだろうか、

かつてどうなるかを持っていたんだろうか、そう 一度自分と向き合ったりして

紙に書き出してみるって事ですね。

昔にあった不安とか納得のいってないこととか、もっと言えば

自分は被害を受けたんじゃないかというか許せないとかも含めてです。

ひとつは 書き出してみて 「あぁそういうことが自分の見方に

影響しているのかな。解釈の仕方に影響しているのかな」と思ったら、

次は書き出した時のその頃の人とお話ができるなら、

こういうふうに思ってたとか ああいうふうに思ってたとか

いろんな話をすることによって相手側の立場とか

相手側の世界にふれるって事です。

そうすると、案外 自分はこう思ってたけど、相手はこう思ってたんだ

ということを発見したりして、少し自分が自分の過去に対してしていた

解釈が少し変わったりすると思うんです。


過去においての解釈が変わると、現在のこの目の前の現象も変わる

ことだってあるということですね。

目の前の誰かを変えるという一つ前に、そういうふうに思う自分の解釈の仕方、

それはどこから来るんだろうかと 一度目を向けて、

そこを変えていく っていうのも、難しいですけれども

1 つの方法 かもしれませんね。

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