今週も、番組をお聴きいただき

ありがとうございました。

今週は、きんちゃん さん からのご相談でした・・・

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5歳の娘のことでご相談です。

朝、「保育園に行きたくない!」とぐずることが多く困ってます。

朝の忙しいときに言うので、なかなかじっくり話を聞く時間はありません。

親としてはどのような対応をすればよいでしょうか?

無理して行かせる?休ませる?(仕事もあるのでそんなわけにはいかないです)

親としてやるべき対処法、言い聞かせる方法などをお聞きしたいです。

よろしくお願いいたします。

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安藤先生からのアドバイスです♪

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まずその朝保育園に行くかどうか っていう

そのタイミングの忙しい時、それはなかなか

じっくり話を聞く時間はないでしょう。

無理して行かせるか休ませる かっていう その判断も

忙しい時にするっていうのも、バタバタと慌てて

どうしていいかわからなくなるし、それは焦りますしね。


だから、これはもちろん ゆっくり、まずは話をすることが重要ですね 。

朝に話をする時間はもちろんありませんから、夕方とか夜とか、

どこかで1回ゆっくりと話をするってことですね。

では、どういう風に話をするかってことなんですけれども、

保育園に行きたくないっていうのは、どうして行きたくないのか、

理由をまず聞くってことですよね。

理由が分かれば、それはそれで気持ちとして 「あ そうなんだ」っていうことを

受け入れるということです。

その上で 保育園に何かしら 原因があるようなことがあれば、

それはお母さんの方で保育園に聞いてみることが 重要になるでしょう。

そして、

そういうことじゃなくて。よくあることですけれども

もっと甘えていたいとか、お家にいたいとか、外に行きたくないとか、

そういうことだとした場合・・・

「お母さんは実は、○○ちゃんが 保育園に行ってる間、

頑張って仕事をしているの。○○ちゃんのことを思い出しながら、

一生懸命頑張って仕事をしてるんだよ。だから

お母さんも頑張るから、○○ちゃんも一緒に頑張って」と。

それを もしも 本人が嫌だとなったら、

じゃあお母さんは、もう頑張らなくてもいい?」ということになります。

「じゃあもう何もできなくなるよ。何も買ってあげられなくなるよ。

何もしなくなるよ。それでもいいかな?」

そうして返事が、「それは嫌だ」

となったら、

じゃあ 頑張るしかないな」と

本人が「うん」って言って行くような流れにしてみましょう。

5歳の娘さんが相手だったらできると思います。


大事なことは、

基本的に 保育園には行ってもらうようにしていく アプローチ なわけなんですけど、

本人が「行こう」と思えるようなアプローチというところです。

なので 「お母さんも頑張って仕事をしているから、一緒に頑張ろう」というのが

一つのアプローチですね。

それでも嫌だ、となった時には、

「じゃあお母さんも頑張らなくていい? もう何もしなくなるよ。

例えばお仕事は行くかもしれないけど、もう仕事行ったっきりで

あなたのご飯のことはできないよ」と。

「お昼は1人でご飯とか食べれる?」とか、

「お母さんも仕事に行くわけですから、お母さんも

体がいくつもあるわけじゃないから 難しくなるよ」 って。


自分から行こうって思えるように、どこからかは脅かしになるのかもしれません。

けれども、 ただ ただ 闇雲に利用もなく「行きなさい」 じゃなくて、

やっぱり「家族なんだから、一緒に住んでるんだから、

お母さんも体が一つなんだから、できることには限界があるわけだから、

だからそれはそうだったとしたら、こうなってしまうよ」っていうことを

言っていくわけです。

それを言っていく中で、本人がそれでもいいって言ったら、

「一緒に 頑張って」と。

「なるべく早く迎えに行くね」とか、行きやすい階段をつけて

行くように持っていくのです。

まずは「場作り」が大事です。

しっかりと静かな環境で、目を見て、

場合によっては、両肩を持って話をするとか、

圧をかける意味じゃないんですけれども、

しっかり聞く場の中で話をすることが大事ですね。

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今週も、番組をお聴きいただき

ありがとうございました。

今週は、匿名希望 T・Y さん からのご相談でした・・・

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私には5歳と2歳の息子がいます。

息子たちを叱るとき、「片づけないならもう捨てるよ」とか

「静かにしないと置いていくよ」など、「〇〇しないなら✕✕するよ」と

脅し文句を使ってしまいます。いけないと思いながら、

今日も言ってしまいました。たぶん私も小さいころそう言われていたからかも

しれません。

これってしつけではないですよね。言ってから反省はするんですが、

でも、どう言えばいいのかわかりません。それに、どうすれば

言うことを聞いてくれるのかわかりません。

母親としてよくないですよね・・・。悩んでます。アドバイスいただきたいです

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安藤先生からのアドバイスです♪

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まずこの TY さんは立派ですね。

と言いますのも、

小さい頃に 自分が言われていたことを ほとんどの方は

それをそのまま無意識に、小さい頃されていたように自分の子供にも

して言ってしまうっていうのが 非常に多い ケース なんですけれども、

TY さん は 冷静に、そう言われていたからかもしれないなっていう風に

意識ができている、これは素晴らしいですね。

多くの人は無意識に行ってしまうところを、意識をする。

これが まず 大きな一歩です。この時点で90%解決していますね。

意識をするっていうことは、気をつけることができますからね。

そうしましたら 今度は、気をつけるものの どういう風にしとけばいいのか

っていうご相談ですよね。

ポイントは5歳の息子さんです。

2歳のお子さんは、ある程度 5歳の息子さんの背中を見て行動を決めてる部分が

大なり小なり やろうと思いますから。

まずは 5歳の息子さんとは、しっかりと会話ができるはずですね。

だから5歳の息子さんとしっかりと会話をしていくと言うことが

ポイントになります。

じゃあ 5歳の息子さんと どういう会話をしていけばいいのか。

それは、

「片付けないならもう捨てるよ」って脅かし文句、脅し文句の前に、

なぜ片付けないといけないのか っていうところを、

ちゃんと話しするということです。

「あなたたちが片付けないとお母さんが片付けないといけなくなる。

でもこれからも、あなたたちはいろんなものが欲しいよね。

いろんなものが欲しかったら、お母さんだって、いろんなものを買ってあげたいと

思うんだけれども、買えば買うほど、またそれも お母さんが片付けないと

いけなくなる。そうすると、お母さんも大変で時間がないから、

そんなにあなたたちのものを片付けていられない 。そうすると

あなたたちに、もう何も買ってあげられなくなる。

それでもいいってこと?」

そういうことを5歳の子に言って、「それは嫌だ」と言うとします。

「だったら自分で片付けようね」っていう風に持っていくのです。

こうするとこうするよ、じゃなくて、ゆっくりと目的を伝えて、

「こうなるとこうなるよ。それでもあなたはいいのかな?」と。

これは 脅かし という意味では 脅かし かもしれません。けれども、

ただ自分っていうのをそこに挟んでます。

「それをしないと お母さん もこうなっていく。そうするとお母さんが

こうなってしまう。あなたたちはその時に何もなくなってしまうっていうことは

わかるよね?」 っていうようなことです。

「すぐ捨てるよ」っていうことだけだと、「怖いから言うこと聞く」

になって、お母さんがいなくなると「知らない」ってなるんですけれども、

こういう風にゆっくり 伝えることで、お母さんがそこにいようがいなかろうが、

叱ろうが叱らなかろうが、「これはそういうことなんだな」っていうこと、

深いところで理解します。

それを見て 2歳の子も行動を決めるところがあると思います。


だいたいの保護者の方は、小さい頃に 自分がそう言われていた、

そういうやり方で また自分のお子さんにも接してしまう・・・

ということはよくあるんですけれども、その無意識の部分を意識していく

っていう時に重要なのは、

自分が子供の頃どういう風に言われていたかな っていうことを

「書いてみる。思い出す」ってことです。

そういうことを 何度か繰り返していると、「本当に自分はそうだったな。

だから・・・」っていう風に、自分の行動が相当 意識することができます。

そのことによって、全てのことに行き過ぎとかやり過ぎっていうのを

防ぐことができますから、一度ゆっくりと 思い出して、

自分がどうだったかな っていうことを 思い出す 作業も重要だと思います。


脅し文句 っていうのは、絶対に使っちゃいけないっていうことじゃなくて、

現実問題、例えば、「雨が降りそうだ 。傘を持って行かなかったら濡れる」

というのが脅し文句なんかというと、これは 現実問題なわけであって、

突き詰めて言うと、全てが悪いわけじゃないんですね。


自分が言われて、やられて嫌だったことは何だったかな っていうのを

思い出しておくと、その脅し文句のレベルも

自分の中でコントロールできます。

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今週も、番組をお聴きいただき

ありがとうございました。

今週は、HANA さん からのご相談でした・・・

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私は学童保育施設で指導員をしています。

やんちゃな小学校3年生の男の子がいて、手を焼いています。

時々よくないことをしますが、何を言っても聞こうとしません。

どうすれば言うことを聞いてくれるようになるでしょうか?

それともう一つ。

別の男の子なんですが、小学校2年生の男の子についてです。

その子は自分で工夫して、ブロックや広告の紙などで剣や刀を作り、

なかなか感心する出来ばえです。

特に危ない遊び方はしていないようなので黙認していましたが、

先日、施設長さんから、危ないから作らせないよう言われました。

熱中しているものを奪うのもかわいそうで、そう伝えましたが、「ダメ」でした。

どういう言い方で注意すればいいですか?と聞きましたが

「ダメといえばいいでしょ」と一言。

こういう場合、男の子になんと言えばいいでしょう。

施設長さんにももっと説得したいのですけど、

「ダメ」という人には無理ですよね...。

こちらもご助言を願いしたいです。よろしくお願いいたします。

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安藤先生からのアドバイスです♪

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まず 根本的に周りの人を困らせる子っていうのは,

その子自身が困っている子 何ですね。

何を言っても聞かずにいろいろ 良くないことをする子は 何か困っているんですね。

それは自分の話が聞いてもらえないとか、自分のことがわかってもらえないとか、

とにかく本人がどうしても解決できない、

そういう困っている状態にあるって事ですね、何かがあるわけです。

だから1回ゆっくり話を聞いて、「そうなんだね そうなんだね」 って

その子の気持ちを認めてあげる、 受け止めてあげる、

受け入れてあげる、 これが まず 重要です。そして共感してあげる 。


自分のことをわかってくれる大人がいたんだと思った時に

その男の子は、「それならば」 ということで改めて自分を見直すことを始めます。

なので困らせる子は困っている子ということで、

1回ゆっくり話を聞いてあげていただければと思いますね。


そしてもう一人、小学校2年生の男の子。

とにかくダメって言っても 、その男の子にとってなぜダメなのか っていうのを

言ってもらわないと、なぜダメなのかがわからないし、

何がいいのかもわからなくなるわけですね。

ダメなこともいいことも、何もかもがわからなくなるとですね。

とにかくもう何をやればいいかわからないとなると

何もしなくなるって言うことになってしまいますよね。

だから今回は、それを作ることがダメなわけではない、

それで人を傷つけてしまうことが良くないんだっていうことです。

本質の部分を 話をしてあげることですね。

それで人を傷つけないならば、作ること自体は悪くないけれども

くれぐれも それで人を傷つけることがないようにはしてね。

そのルールの中であの作ることは全然それは悪いことじゃない

・・・そう言ってあげるべきですね。

使い方のことですよね。こういう風に目的をしっかり伝えて

その上で 熱中をさせていくという流れなんじゃないかなというふうに思います。


私も 子供の頃に、

「漢字を 100回書きなさい。書かないと罰だ」

とようなことを言われたことがありますね 学校で。

私はこれに、反発をしました。

「なぜ書かないといけないのかがわからない。目的を教えて欲しい」と

先生に言いました。

そしたら「漢字を覚えてないからだ」と言われました。

ならば 、「漢字を覚えたら、書かなくてもいいんだな」 っていう風に思いました。

先生に聞くと「そうだ」と言われたので、一生懸命、漢字を覚えました。

そのことで100回 書かなくても良くなる、つまりは

何かをするというのは目的があって、その目的 さえ しっかりと達成するかどうか

っていうところを意識すれば、やみくもにただ

これはだめ、 これをやれ っていうことでもない、 そういうふうに思いますね。

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