今週も、番組をお聴きいただき

ありがとうございました。

今週は、ぱんちゃん さん からのご相談でした・・・

義理の妹さんの小学5年生の息子さん(義理の甥子さん)のことで相談です。

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安藤先生こんにちは。

義理の甥っ子(小学校5年)のことなのですが、

義理の妹に代わってメールします。

義妹たちは県外に住んでいるのですが、祖父母がいるので、お盆や正月、

夏休み春休みなど、子ども(その甥っ子と妹)を連れてやってきて、

何日間か泊っていきます。

甥っ子は勉強はできる子なのですが、何かにつけ気に入らないことがあると

しょっちゅう「もう帰る」と言い出します。

GWに来た時なのですが、うちの子たち(小5と小3男)と遊んでいて、

そのゲームに負けそうになったのと飽きたのとで、

また「もう帰る」と言い出し、そして

「そんなことする人は、将来刑務所に入る人になるんや!」と言いました。

私はびっくりして思わず「そんな言い方したらあかん」と言ってしまいました。

長男に聞くと、「前にも言うとった」そうです。

旦那から義妹にそのことを話したら、その言葉は、義妹が前に甥っ子に

言ってしまった言葉なのだそうです。

悪いことしたらアカンと諭すつもりで言ったのに、例えが悪かったと。

言ったらだめと注意はしたけど、時々、口にするので、

学校でも言ってないかと気にしていて、義妹も悩んでいました。

安藤先生、義妹はどうしたらいいでしょうか。私も、甥っ子の接し方に悩みます。

よろしくお願いいたします。

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安藤先生からのアドバイスです♪

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ゲームで遊んでいて、負けそうになったのか、飽きたのか、

「もう帰る」・・・これは、そんなに言い方は良くないですけれども、

だけど、例えばその「もう帰る」って言った段階で、

義理の妹さんにも確認していただければなんですけれども 、

どうして「帰る」そう言ったのか っていうことですよね。


そのどうしての理由が、やってる遊びが合わないんだということかもしれませんよね。

それなら仕方ないですよね。

僕は外で遊びたいだけどゲームばっかりしている。

ゲームばっかりしている。もうやりたくない...そんな理由かもしれませんから

それを怒ったところで、「いやだ」って、

面白いところが違うのが仕方がないというのがありますよね。

とはいえ 言い方が「もう帰る」「そんなことすると刑務所に入る人になるぞ」

「それでいいんか」っていう脅かす言い方によって

言うことを聞かせようとするってのが言葉の性質上あります。

「そんなことする人は将来刑務所に入る人になるんや」って

かつて親も言ってしまったんだというその時のことも、

もう1回 親がお子さんに、「お母さんがとにかく 間違ってた」と

「そういう言葉を使うべきじゃなかったんや」と

「その時 自分はイライラしてそういう風に言ってしまったけど

これは人を傷つけたりする可能性もある。とにかく適切な言葉じゃなかったんだ」

それは 本当によくなかったし、これからあなたもそういうことには

使わないで行ってほしいし、本当にお母さんが間違ってた」ってこと

本当に目を見てね これをはっきり言うってことです。

とにかく その言葉自体は、自分は間違ってたんだっていうことを詫びて、

本当に今思って 恥ずかしいと、何であんな言葉使ったんだろうと思ってると

本当に目を見てはっきり言うってことです。

また、

そういう言葉を使うのは、ひょっとすると、ご家庭の中でも

「そんなことをするとこうなる。それでもいいんか」っていうような

論理的な言い方をしてしまうのではと思いますがいかがでしょう。

脅かすことで周りは言うことを聞く、脅かすことで自分の思い通りに

周りを動かす、脅かすことによって自分がスッとするし

周りに言うことを聞かせることができる・・・とするならば 、

ひょっとすると、ご家庭の中で、自分も脅かされている、

そして 言うことを聞かざるを得なくなっている、だから自分も

何かの時は 脅かしていく 脅かそうとする、ということですね。


これは無意識ですけども、それをご家庭の中で、

色々とやることとか忙しいとかあるので、お母さんたちもそういう言い方を

してしまってるかもしれませんが

それがもう習慣になってしまうと それが つい出てくるわけですから

まず ご家庭の中で脅かしたという言い方になってないか、

「それをしないとこうなるぞ」というニュアンスで言ってしまってないか

これを少し 振り返って、

もしそういうところがあるならば そこをまずは正すというのがひとつです。

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今週も、番組をお聴きいただき

ありがとうございました。

今週は、A・Y さん からのご相談でした・・・

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息子は中2です。中学受験しましたが、納得のいく結果ではなく、

第二希望の中学に通っています。

1年生の前半はそれなりに頑張っていたのですが、今年、2年になってから

勉強に身が入ってないようです。学校や塾のテストの成績のことで話したとき、

「どうせやっても...」と否定的なことばかり言っています。

中学受験が思い通りいかなかったことをいまだに引きずっているのかもと

気になっています。私もナーバスになりすぎて、その時の彼に対するケアが

充分じゃなかったかもしれないと後悔する気持ちがあります。

過去を引きずっているというのは親の想像でしかありませんが、

何を聞いても答えてくれませんし、今の息子の無気力な感じが気になり、

ご相談させていただきました。

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安藤先生からのアドバイスです♪

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中学2年の息子さんっていうのは成長過程の中で

どんどんと 自分の体も大きくなってきて、とはいえ、

今までの延長のままではやっていけなくて、未来を見ないといけないけど

未来が何なのかも よくわからなくて、

一旦 迷子になって そして 立ち止まってしまって

次の一歩をどう進んでいいかわからない・・・

いわゆる「中二病」とか言いますけれども、つまりは

どう動いてかわからないのです。

もう何を言えばいいかも、どう動いていいかもよくわからない、こういう時です。


これは過去に問題があるのではないんです。

だけれども 周りは「きっと 中学受験がうまくいかなかったから」とか

そういう風に 過去に原因を探そうとしてしまいます。

親の方も「もっとこうしとけばよかったのに」と後悔したり。

みんながみんな 「なんか あの時のあれが原因で、今がこうなんだ」と

過去に原因を求めようとしすぎてしまいます。

が、少なくとも親は、すんだことはもうそれは済んだことで、

別に、「中学受験 思い通りにいかなかったことは悪いことじゃない」と

そういう風にきっちりと 思うことも必要ですし、

きっちりとそういう風に発言してくっていうことも重要です。

結果として、縁があったのは 今言ってる学校 なので、

そこはナンバー2の学校じゃなくて、やっぱり「オンリーワン」の

その学校に行くべきだったんだと、縁を語るってことです。


2番目だったかもしれないけど、この学校に通ったからこそ

できた 友達もいるだろうし、この学校に通ったからこそ、

経験できたこともあるだろうし。

やっぱり、神様だと言うと変ですけど 、縁があって

そして出会っていくことになった学校なんだから

それが一番いい学校で それが一番縁のある学校なんだと。

今行ってるところが オンリーワンで、一番あなたにとっては 一番いい経験ができる。

偏差値とかそういうことじゃないです。ベストなオンリーな 学校だと

縁を語ることです。

受験のことはもう終わらすってことです。

その後、次は未来の話をしてかないとだめですね。


未来ということは、将来 どういう風になりたいか、どうでありたいか、

20歳の時の自分はどうでやりたいか、25歳の時はどうでやりたいか、

・・・ 想像でもいいので細かい 職種までは言わなくてもいいので、

どういう大人でいたいか、どういう生活を送っていたいか

どういう生活を送っていたいか、どういう人間関係、

どういう 周りの環境の中で生きていたいか・・・

そんな話のよもやま話をしながら、「今はちょっと自信がなくて

どうしたらいいかわからない」 そんな時 かもしれませんが、

それでも「高校でどうありたいか」 そんなようなことを問いかけ続ける

ということですね。

ちなみに 中学2年生にそういうことを問いかけると、

答えが返ってくるかって言うと帰ってきません。それで普通です。

でも 問いかけ続けるんです。

そうすると やがては「でもやっぱり こうかな。あーかな」って言い始めます。

焦ることはなく、今の中学2年生、やる気がないから、だから

どうしようどうしようって焦ることなく、問いかけ続けるって事ですね。

で、もしも本人が、今のやる気がないのは 過去の受験のせいなんだ、

そういうことを言い始めたら、それは先ほど申し上げた

縁があったから、という話をしてあげてください。



どこからだって 人生って開かれるし、これから先は自分次第だし、

何だってなれるから、自分がなりたい姿っていうのを思い描いて、

今すぐ言えなくてもやがてはこうかなと思ったら

それを応援するのは親です。

「だから、私に言って」っていう風に、

焦らずに「いつでも待ってるよ」「応援してるよ」と、

だから未来だけは自分の中で意識して思い描く・・・

「そんな習慣だけは持っていてね」 とそういうことでいいと思いますね。

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今週も、番組をお聴きいただき

ありがとうございました。

今週は、えりぃ さん からのご相談でした・・・

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娘は小学校4年生女子です。約束を守らず、嘘をつきます。

宿題を全部終えてから、YouTube1時間見ても良いという約束をして、

守れなかった次の日は、おやつナシ。子どもと相談して本人が決めました。

が、私に隠れて見たり、「宿題、終わったでな」と嘘をついて見てたときは

寝る頃になって慌ててやりだしてました。

なので朝起こさなかったら遅刻しそうになり、

「なんで起してくれへんだんさ!」と怒り出しました。

「なんで」というので、「自分で、なんでか、わかるやろ!親のせいにしたらあかん」と

朝から言い合いです。YouTubeのことは自分で決めたのに、へりくつばかりで、

どういう言い方でさとせばいいか悩みます。

安藤先生、どうしたらいいでしょうか。 

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安藤先生からのアドバイスです♪

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嘘をついたり、逆に子供の方から怒り出してくるとか 言い合いになるっていうことなので

本人、つまり お子さんも普段から、なんか色々とイライラとか言いたいことが

溜まってるのかもしれませんね。

ちゃんと約束したにもかかわらず、どうこうとか言い合い・・・ というよりも

本人が普段から 言いたいこと 溜まってるならば、

その言い分を1回 じっくりゆっくり静かに聞いて、その上で 約束を

仕切り直す、そういうことが1つは重要かもしれませんね。


この YouTube の約束も、自分で決めたのに、子供もそれに納得して

自分で決めたはずなのに・・・ 親はそう思ってるかもしれませんが、

ひょっとすると子供から見える景色は、親のその圧力で決めさせられたって

思ってるかもしれません。

「なんかそうは言っても結局 これは厳しすぎる。こんなものは守れるはずがない」とか

勝手に自分で思っていたりとか。親としては一緒に決めた という感覚であるにもかかわらず、

子供 からすると勝手に決めさせられたとか、厳しすぎるとか、

まあそうしたらもう当然 逃げようとして 嘘をつくと、そうなりますよね。

これは約束をもう一度仕切り直す、つまり お互いに 本当に合意ができる

「本当に じゃあこれな」っていうふうに、「お互いに これで納得ね」とこういう約束を

もう1回決め直すってことですね。


そして、嘘をつくとか 約束を守らないとか、どうしてそういうことをするのか

っていうことで、「あなたは何が言いたいの?言いたいことがあるなら言って」と

親も喧嘩腰で聞こうとするんじゃなくて、

「受け止めるから1回ゆっくりと言いたいことがあるなら言って」と

そういう風に受け止めるっていう姿勢、懐を見せて、

そして 言わせた上で お母さんが、

YouTube を見すぎるとどうしていけないのか っていうことも、理由も言って、

「あなたの幸せのために 思ってるけども、あなたも見たい 、それならば

お互いのその ちょうどいいところを納得しあって、もう一度約束を決め直しましょう」

・・・そういうことが まず 一番最初に必要になってくるんじゃないですかね。



お母さんとしては、 YouTube がダメとかそういうことじゃなくて、

やっぱり「嘘をつく」ということが一番良くない、これを言いたいんだと思いますね。

それをそのまま お子さんに、「何よりその親に嘘をつくっていうのをやめてほしいんだ。

嘘が一番良くないと思うんだ。親子でもお互い 信頼関係 なんで、

嘘が一番辛いんだ」っていうことですね 。そういう親の感情を言ったらいいと思います。


今回のこのお便りでは、「娘は約束を守らず嘘をつきます」

・・・こういう 出だしのわけです。

確かにそうかもしれませんが、ひょっとすると お子さんは、

親にそういう風に思われてるということに対してイライラしてるのかもしれませんね。

約束を守らなかった方が悪いし 嘘をつくのも良くないし、だけど親に

「この子は嘘をつく子なんです。この子は約束を守らない子」なんて言われた時の

そう思われてる時のお子さんの気持ちとしては、

やはり 不安になってイライラするっていうのもあると思いますね。

ですから、逆に、約束を守った時に むちゃくちゃ褒めるとか、

正直であった時をものすごく笑顔で褒めるとか。

約束を守って当たり前、嘘はつかずに当たり前なんですけれども、

それをあえて笑顔で褒めると、お子さんは、「信じてもらえてる」というような気持ち、

新しい自分の本当の正直な自分を 親もちゃんと見て褒めてくれてるんだっていう

安心感 ですね。

そういったところも一方で育てていくということは大切かもしれませんね。

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