今週も、番組をお聴きいただき

ありがとうございました。

今週は、コーちゃんママ さん からの

ご相談でした・・・

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安藤先生こんにちは。

小学三年生の息子に「これってなんでなん?」

「○○って何?」など

質問されたとき、「なんでやろなあ」と適当に流してしまったり、

「ごめん、今忙しい」とか逃げてしまうことが多いです。

「自分で調べてみ」とか、「お父さんに教えてもらったら?」と

ごまかすように投げてしまうこともあります。

たま〜に、すぐにスマホで調べて答えたりしてますが、

これもいいのだろうか?と考えます。

本当は一緒に調べてあげるのがいいんだと思いますが、

でも、本当に本当に忙しくて相手ができないとき、

どう言ってあげればいいですか???教えてください。

よろしくお願いします。

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安藤先生からのアドバイスです♪

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まずこの小学校3年生の息子さんに、どういう風に育って行って欲しいか、

そこを 1つ 考えて見てもらった時に、

まあある程度 しっかりと言わずとも、自分で勉強したりとか

健やかに のびのびと育ててってもらいたいなと思うなら、

疑問質問に答えることよりも重要なのは、やっぱりそれに対して

お母さんが寄り添ってくれた、 一緒になって時間を過ごしてくれた、

そこが大事なんです。

大変お忙しいし、今 こんなことは面倒くさいなーって思う時も

あるかもしれませんが、

実はそういう時に少し時間を取って、できる範囲で結構です。

「時間ちょっとだけあるからちょっとだけ一緒になって今考えようか」とか

「調べよう 」とか。

お子さんはすぐに答えを言って欲しいわけじゃないんですね


もちろん その答えを知りたい っていうのもありますけれども、

自分の疑問に対して お母さんが一緒になってくれた、そういう

プロセス、その時間、そちらがすごく お子さんにとっては重要なこと なんです。



子供のためだからこそ、実はそこで過ごしたほんの5分が、ほんの3分が、

実はお子さんの将来にもすごく重要なことなんだと。

それこそ 子育てのためにとっても重要な時間なんだと 。



ご飯のことも、掃除もしなくちゃいけない・・・大変だと思いますが

実はご飯を作ることで子供も育つわけですけれども、

実はここで、3分 子供に寄り添うことで、子供は育つのです。

体も育てば心も育つわけですから、心を育てるためには

ここの3分は実は案外 重要な3分なんだっていうことです。


それから 小学校3年生の息子さんに「これって何で? 何々なん?」

って聞かれた時に、親は正解を言わなくちゃいけないことはないんですね。

正解を言わないと、大人なんだから 親なんだから

しっかりと 正しい答えを答えないとって、そうじゃないとダメだって思うから

苦しくなってしまったりします。

そういう 正解を言わないといけないとかそういうことじゃないと思うんです。

一緒に調べればいいということがあったりするんですよね。



忙しいから一緒に調べる時間もそうは取れない、そういう時は

「今ちょっと忙しいから、後で30分経ったら手が開くから、

また一緒に見よう」とか、

「今は2~3分しか時間がないけど、その時間でいいなら一緒に考えよう」とか、

一緒に見よう と約束する。

もしくは、

「それまでに1回 自分自身で調べてみて、もし分かったら教えてくれる?」

と伝える。そしたら子供は、

やっぱりお母さんに対して役に立つ 子供でいたいと思ったりするんですよね。

「また 分かったら教えてくれる?」ってその一言を添えるだけで

子供は 一生懸命 調べます。

「調べて分かったらお母さんに教えて、そして お母さんに褒めてもらえるかも

わからない」と、それが欲しくて子供は一生懸命 調べますね 。

そして「分かったよ!」 って言ってきた時には

「すごいね!」って言って、本当に 喜んであげるんです。

「お母さんも知らなかったわ!ありがとう教えてくれて!」って言う。

そしたら お子さんは、どんどん 自分で調べて、

どんどん お母さんに教えてあげよう ぐらい 思って、

「勉強しなさい」 なんて言わなくても、

自分でどんどんとやっていくようになるでしょう。

そういうように心を育てながらやっていくといいと思います。

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安藤先生、こんにちは。高校2年生の娘のことなのですが・・・

2年生になってすぐくらいから、同級生の彼氏ができたようです。

でも、何も話してくれないし、休みの日に帰りが遅くなると

気になってしまいます。

節度のある付き合いをしてほしいけれど、うるさく言うと反発されそうだし、

年頃の女の子の母として、どのように関わっていけばよいでしょうか?

あと、家庭内でオープンな対話ができるようにするには

どうしたらいいでしょう?どうぞよろしくお願い致します。

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安藤先生からのアドバイスです♪

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お母さんとしては色々な心配事があろうかと思います.

しかし、心配っていうのは 頭の中で思ってるだけだと

いろんなことを色々心配しすぎてまとまらなくて、「色々」で

いっぱいになってしまったり しがちです。

したがって 1度 紙に書くといいと思います。

どういうことが心配で、何がこうであーで、と、紙に書いてみることですね。

その上で 一度本人と話をして、「お母さんとしては これが心配なんだ」と

いろんな心配事っていうのを一度紙に書いて、

お母さん自身が 整理して、そしてこのことが心配なんだと

それなりに書いて娘さんとゆっくりと話をする。

そしてその上で 娘さんとルールを決めるって事ですね。

あれこれと、その時の心がうつろうつろがままに

その都度その都度、その時々で色々なことを言うと

うるさく 反発されるかもしれません。お母さんの心配をずっと聞いてても

きりがないよ みたいなことを 娘さん思うかもしれませんね。


しかし、娘さんが責任を取れる範囲、娘さんが責任が取れない範囲 、

お母さんとしてここをどうしても責任をとらないといけないとか

どうしても ここは譲れない とか、心配事があるとかも含めて

いろんなルールをお互いが話し合って、きちんと説明をしながら

お互いで決める、合意をするわけです。

そのルールの中で、娘さんは娘さんなりの日々を送ると思いますし

お母さんはそのルールの範囲の中では娘さんを信頼するべきだと思いますね。

ですからまずは、そのいろんな心配事あるかと思いますが

それは 頭の中だけだと思うので、もう色々になってわけがわからなくなる。

だから紙に書いてみましょう。


そして、ルールを決めたとて、それでも

お母さんがもし気になって気になってしょうがない、そういうことがあるならば

それは、その「指」を相手に向けるんじゃなくて、

「指」を自分に向ける必要があるでしょう。

つまり なぜそこまで 自分は気になってしまうのか。

ある意味 必要以上に干渉してしまう自分は何なのか。

これは厳しいようですけれども、こういう時っていうのは

親も子から離れていく、大きな試練 分岐点ということかもしれませんね。

ルールを決めて、お互いが合意して、そしてその中で

子供を信じて行くんですけれども、それでも信じられなくて

どうしても干渉してしまうとするならば、

その「指」は相手に向けても、なかなか もう解決は難しいでしょうね。

その時は指を自分に向ける。

そして自分自身が自分自身の中で、何かしっかりと心を整えていく。

お子さんとの関係性を考えて変えていく、そのような時なのかもしれません。


そして 娘さんは高校2年生ですから、

2年生だからの責任の取れる範囲 、そしてまたそうじゃない範囲や

いろんなことっていうので、親としてどういうところがさすがに心配で

どういうところがそわそわして、どうしても親としてはこうであってほしい、

そして 娘さんもまたその親の気持ちをしっかりと受け止めて、

それ受け止められるような話し合いの場を作ることが大事です。

お互いの気持ちを受け止め 会える場をつくり、ルールを決めましょう。

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今週は、いろは さん からの

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子どもが産まれる前は、

街で子どもに声を荒らげているお母さんを見ると、

そんなに怒鳴り散らさず優しく言ってあげれば...と思っていたのに、

いざ自分の子どもが泣き止まなかったり、勝手なことをしていると、

声を荒らげて怒っている自分に、ああ私も...

残念な気持ちになることがあります。

自分はそんなことは言わないと思っていたけど、

「なんでご飯食べないの!」

「なんでしてくれへんの!」「どうしてそんなことするの!」って。

怒っている内容は小さなことだけど、それが積み重なっていくと

なんか気持ちが滅入ってしまい、

「今日は対応できなさそう...」っていうときがあります。

そんなときはどうしたらいいですか?子どもは4歳と2歳です。

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安藤先生からのアドバイスです♪

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とても大変な時期だと思います。

お子さんが4歳と2歳ということで、どうしてなの って思ってしまう時も

多々あると思います。

自分で抱え込まずに、ご家族の様々な方々の助けを得ることができるならば

お願いして、 1人で育てようと思いすぎずに、

周りと協力して育てていこうという風なことがもし可能ならば、

色々お願いして手を借りてやっていくということが

まず一つ心がけていただいて、そういう環境づくりに努めてもらうのが

いいんじゃないかなと思います。自分も楽になると思いますしね。

それからやっぱり子供さんに注意する時に、

「何で 何々なの?どうしてそうなの?」っていうのは、

あんまりそういうふうに「なんで どうして」って言うのは

そういうことを言われて子供が 、じゃあ言うこと聞くかって言うと、

難しいですね。


〇〇して」っていうようなことなら、

子供も何をすればいいかわかると思うんですけれども

「どうしてそんなことするの?」 と言われても答えられないわけで、

それだと子供としては、ただ 叱られてるとしか思いません。

ただ ただ 嫌になって、泣いて、そして 余計にだだをこねて、

どうしていいかわからない状態になってしまうだけです。

「〇〇して」っていう言い方も、やはり子供は、

その内容よりもお母さんの表情と声のトーンと、その奥に眠っている感情を

察知するわけですから 、ものすごく怒っていってるなとか、

イライラしてるなとか、言ってるな とか、

それは子供はよく分かりますね。

ですから 言葉の内容というよりも、お母さんの感情を読んで

お母さんの感情が怖い感情だと、どうしても子供は泣き止まないですね。

こわいですから。


したがって、自分の中で1回 深呼吸して、感情を整えた上で

言葉を発するということが重要だと思います。

とはいえ、1人で子育てということだと、なかなか自分自身で

感情のコントロールは難しいでしょうから、

協力しながらの子育てが一つ 、それからやっぱり

言葉の奥にある自分の感情を子供は見ている、

それに反応しているということですね。少し頭の片隅に置いておいていただくと

いいんじゃないでしょうか。

まあどうしても「なんで ○○なの?」とか、

「どうしてそんなことするの」っていうことは、

要は、「どうしてママが言ってるようにやらないの?

どうして私の思い通りにならないの?」って

簡単に言うとすることになりますよね。



「なんでご飯食べないの!どうしてすぐに動かないの!」 っていうのは

この4歳とか2歳のお子さんに対応するにあたっては、

まずは思い通りにならないということを思うことです。

どうして私の思い通りにならないのと言っても、

思い通りになるはずのものだったら、そう思ってもいいんですけれども、

思い通りにならないものなんですね。

だから まずは、なかなか子育て、しかも4歳と2歳、

思い通りにはならないんだと、まずは わりきるというか、

もうそう決めるというか、思い通りならないことなんだという風に思うことですね。



だから 思い通りになるっていう感覚を、一旦 横に置いておくってことですね。

そこに目の前の状況が思い通りにならないとなれば

「何で思い通りにならないの?どうして思い通りにしてくれないの?」 となります。

特に小さいお子さんですから、思い通りにならないこと なんだってことを

心に置いておきましょう。

忙しくて・・・ っていうところを、まわりの皆さんで協力できる体制ができると

いいですよね。

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