今週も、番組をお聴きいただき

ありがとうございました。

今週は、 てんこ さん からのご相談でした・・・

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息子は高校2年生です。志望大学と学部は決めていて、1年生の夏休みくらいから

塾に通い始めました。しかし、成績は芳しくありません。

子どもも不安になり相談すると、学校の先生は「頑張れ」と言い、

塾の先生は「まだ大丈夫。あきらめるな。この調子!」

と応援してくれるそうです。励みになりますが、

本当に子どもに見込みがあると思い

応援をしてくれているのか、子ども私も不安が先に立ちます。

部活も頑張っていますが、学校は課題やテストが多いので、

いま本人は大変そうです。

どういうフォローや声がけをしてあげればいいでしょうか。

アドバイスいただきたいです。お願いします。

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安藤先生からのアドバイスです♪

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頑張れとか、「大丈夫 諦めるな、その調子」って言われても

あまりにも曖昧で、大変申し訳ないですけれども、「頑張れ」って言っても

何を頑張ればいいのか、「まだ大丈夫」 っていうのはどういう意味で

大丈夫って言ってるの、「その調子」っていうのはどういう意味で言ってるのか

全てが明らかじゃない言葉ですから、正直 明確なものがつかめないまま

不安になるっていうのはそれはそうだと思います。


今高校2年生ということで、志望大学と学部 がもう決まっているとするならば、

今入試っていうのはいろんな種類の入試がありますから

どの入試に トライして、その大学に合格していくのか っていうことも

明確に戦略を立てて、逆算をして、細かい計画があって、

でもその計画通りに来ているとか来ていないとか、

来ていなかったら何をどうするかとか、もう1回 計画通りに戻すのかとか、

そういうことが一つ一つ 可視化されていく、非常に細かい計画になっていて、

さらに学校には課題や テストが多いということですけれども、

これもまた、 最近は、 総合型とは言ったりするんですけれども、

推薦入試や、そういう 入試で合格しようと思うなら、当然

学校の成績をしっかり取らないと それに繋がりませんからね。

それならそれでこれを重視すればいいですし、また一方で 入試の方法として

違う方法にトライするならば、学校のこの課題や テストは、 どちらかといえば

エネルギーの消費は最低限にしておいて頑張るとか、

大学入試は受験方法がいろいろあるわけですよね。


大学と学部が決まってるならば、現状とゴールへの逆算をして、

細かい計画を立てると、そのことによって、初めてなんとなくはっきりと

何がどう 不安なのか見えてきます。

そうなるとやるべきことがはっきりしてくるということだと思います。


このままで合格するかどうかが不安、という前に、 今この瞬間 やるべきことが

はっきりしていないから不安という風に言えるんじゃないですかね。

今やるべきことさえ はっきり すれば、それをやればいいわけですから、

不安も何もまずは 動こうということになるわけです。

今やるべきことがはっきりしてないからそれをするってことですよね。

頑張れとかまだ大丈夫 っていう裏側に、事細かに合格のロードマップというか、

合格への地図がないとだめです。

地図もないのに ただ歩けていうのは難しいですからね。


そういったことをしっかりと助言していただけるように、学校の先生 また

塾の先生にお願いするとか、細かい計画を立てて、

そしてそこを順調に歩けてるかどうかを日々 確認をして、

そして一歩一歩近づいていくやり方を取ればいいです。

逆にそれが すでにできてるならば、もう不安と思わずに

その道を信じて歩く。

非常に重要なことですけども、先の心配するよりも

今目の前にやるべきことをはっきりして今に集中 することです。

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お待ちしています!

今週も、番組をお聴きいただき

ありがとうございました。

今週は、SS さん からのご相談でした・・・

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3と小1の姉妹がいます。長女のことなのですが・・・

長女はしっかり者で私の言うことを良く聞いてくれますが、

年齢が上がるにつれて長女が次女に注意する時の口調が厳しいことが

気になります。 それも、私が長女に対する口調とそっくりな上、

言っている内容も私がうなずける内容なので、長女に注意するわけにもいかず・・・

どうしたらいいでしょう。

長女が3歳くらいの時、バスで隣り合った女性とおしゃべりしていたとき、

私が注意する時の口調でその女性に向かってそのまま口に出したので、

顔から火が出るほど恥ずかしい思いをしました(汗)。

まずは自分から正せばいいのはわかります。が、これまでのことを消すことが

できません。。長女にどう向き合えばいいでしょう。よろしくお願いいたします。

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安藤先生からのアドバイスです♪

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ありのままの長女さんを受け止めて、

「あなたは素晴らしい。あなたにはいいところがある。

あなたは非常に個性豊かな素敵な存在なんだ」っていう、

ポジティブな言葉をとにかく長女さんにかけることでしょうね。

長女さんに「こうであらねばならない 。ああでならねばならない」と、

そんな思いもあると思うんですけれども、なるべく そういう思いはまあなくして、

ちょっと横に置いといて、

とにかく その長女さんに対して、 あなたは本当に素晴らしい子なんだということを

伝えてくことです。

なぜなら、長女さんは次女さんに対して、

母親が長女さんに言ったことと

そっくりのように 次女さんにも厳しく言ってるんだったら、

逆に言うと、母親が長女さんに優しく素敵な言葉を投げれば、

それも真似するでしょう。

ですから、母親さんが長女さんに対して非常に愛のある、

優しく受け止める、 認める、褒めていく、信じていく...

そういう言葉をたっぷり かけることです。

それが 重要じゃないかなと思います。

まあもっと 深いとこの話をすると、

長女さんは、お母さん に認めてもらいたくて お母さんに褒めてもらいたくて、

お母さんにどうやったら褒めてもらえるだろうかと、

「こうしなくちゃいけない、ああ しなくちゃいけない、

しっかりしてないといけない、しっかり者の自分を求められている、

期待されている」っていう中で、

自分の思っていることも言わずに、自分が本当はこうしたかったってことも我慢して、

そうやってきたのかもしれませんね。

だけど本当は、自分はもっとこうしたかっただけど、

お母さんにも 褒められたいし 認められたい。

しっかり者でないと、そういうことが叶わないから、だから我慢するしかない

...と思っていて、

だから 妹さんにも、

「だからあなたも我慢しなさい。 お姉ちゃんである私も我慢してるんだから」と。

そうじゃないと自分だけが我慢してるの嫌だし...っていうことで、

そういうような気持ちが根底にあるのかもしれません。

つまりは 長女さんが 寂しかったってことですね。

自分の思ってることが言えなかった自分は、

本当はもっと褒められたかった、 認められたかった、

ありのままを受け止めて欲しかった...

っていうような意味での寂しさ。

そういった意味で、長女さんは我慢をしてきたのかもしれません。

そうしたら 長女さんに対しては長女さんが思っていることを

自由に怖がらずに表現できるっていう環境を作ってあげることです。

どう思うとか どちらが好きとか、よほど変なことなら別として、

基本的には好きなことを尊重してあげるとか、思っていることを自由に発言させるとか、

時には多少のわがままをさせるとか。

長女さんが「自分の思ってることを言ってもいいんだ」

「少々 ずっこけても少々おかしな、しっかり者じゃないような感じのことを

したものとしても、失敗したとしても、でも失敗も全て受け止めてもらえるんだ 。

尊重してもらえるんだ 。そして素敵だとか 素晴らしいとか、

個性的だとか、認めてもらえてるんだ

...そういう言葉をもらえてるんだ と思えば、

次女さんに「あなたも我慢しなさい」なんて 厳しい口調になることは

徐々には少なくなっていくでしょうね。

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安藤先生へのご相談は

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今週も、番組をお聴きいただき

ありがとうございました。

今週は、匿名希望の高校2年生の母 さん からのご相談でした・・・

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息子のことでご相談です。

息子は、初音ミクとか、実在しないキャラクターが好きで、

いわゆる「推し活」にも励み、グッズを購入したり、バイト代をためて、時々

ライブイベントにも行っています。そのほか、小学校の女の子が好きそうな

キャラクター(クロミちゃん)のグッズも集めています。

主人は「あいつは大丈夫か?」と言っています。

私は、子どもの趣味をどうこう言ってはいけないと思いますが、なんか心配です。

どう心配かと聞かれてもわかりませんが、将来ちゃんと、生身の女の子と

おつきあいしたりできるのかしらと、そういったことでしょうか。

へんな相談ですみません。安藤先生のご意見もうかがってみたいです。

よろしくお願いいたします。

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安藤先生からのアドバイスです♪

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よくこれに近い ご相談を受けることがあります。

とにかくスマホを離さないとか。

スマホの中の世界、オンライン上で時間を過ごして、

現実の世界、人と人との っていうところに なかなか時間を さかない。

スマホばっかりに依存してるんじゃないかっていうご相談を時々受けます。

その状態の子に、例えば「スマホはもうダメです」と

言ってもなかなか、もうそこまで行くとなかなか実は難しかったりするんです。

本人と話をすると、

現実とスマホでは、どうしてもスマホの 世界の方が勝っている、

現実の世界なんか面白くない・・・と言います。

「現実がもしスマホを上回ったら、それは現実の方に行くでしょ」

っていうことです。

実在しない世界 と実在している世界、それを、キャラクターなのか 生身の人なのか

っていう話なんですけれども、そこを 2つを比較するとすると、

どうしてもキャラクターの方に熱心になりすぎるっていうのは

現実が負けているって事ですね。 勝ち負けじゃないですけれども。

キャラクターの方で癒されるわけですから、それが悪いというわけではないです。

けれども 、もう少し現実とも向き合ってもらいたいという

ご心配があるとするならば、実在しない世界を上回るほどの

癒される現実がそこに存在してくるとまた変わってきますよね。

だから現実のコミュニティというところに連れ出して、

経験をさせていく手が1つあると思うんですね。

スマホやめな って言ってもなかなか難しいように、

キャラクターをやめなくてもなかなかこれ 難しかったりするわけですよね。



私は先日、愛媛県の FC 今治 高校 っていうところに行ったんです。

生徒さん達とも話したり 様子を見てたんですけれども、

本当にみんな楽しそうにしてたわけです。

いろんな個性的な子供たちがたくさんいましたけれども、

そんな中で 人と人がお互いに助け合ったり、言葉を掛け合ったり、

そういう子たちと話してると、かつては 現実として存在しない 実在しない世界の中に

のめり込んでいたこともあったけれども、こうやって

人と人が繋がり合って自分を認めてくれる人がいたりとか、

自分を理解してくれる人がいたりとか、悩みを打ち明ける人がいたりとか、

お互いに相談しあったり 何かの時に協力し合えるような人がいたら、

こっちはこっちで 今まで想像もしなかったぐらい面白いなと、

可能性を感じるな、と。

そうすると自然に、実在しない方への興味 っていうのは

それによって少しずつ薄らいでくんですね。どっちがいいとか悪いということが

言いたいのではなくて、そのことはダメだからって言っても

それを上回る何かがないと なかなか手放せるものではないですね。

それぞれの個性が 認め合って理解しあって助け合って

繋がり合って分かり合って協力して、

どういうような集まりでもいいですが、そういう コミュニティっていうのを

まずは経験していく、体験してくってことですね。

そういうことで少しずつ、また 現状も変わってくんじゃないでしょうか。

否定してダメっていうところから なかなか変われないと思います。

ですから ポジティブに、もっと違う世界も見ていく っていうことが

一つの突破口、きっかけになるような気もします。

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