今週も、番組をお聴きいただき

ありがとうございました。

今週は、かおるママ さん からのご相談でした・・・

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安藤先生、こんにちは。中2の娘のことでご相談です。

娘は理科と社会が苦手です。 塾では、数学と英語だけなので、

どう勉強すればいいのか、悩んでいます。

以前、安藤先生は社会科(歴史?)が好きとおっしゃっていたと思うのですが

(間違っていたらすみません)

勉強方法についてのアドバイスなど聞かせてください。

よろしくお願いいたします。

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安藤先生からのアドバイスです♪

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まず勉強方法についてのアドバイスの前に、

きっかけが重要だと思います。

興味 関心 なんですね 。

しかし 興味関心って、ほっといても生まれるわけじゃないので

興味関心を産んでくれるようなきっかけが重要なんですけど、

それは一言で言うと・・・先生との出会いです。


興味を持たせてくれる先生とか。

しかし その理科や社会に興味を持たせてくれる先生ってどこにいるの?

ってよくわからないんですよね。

勉強や思春期の子供達の勉強でも成績でもそうなんですけど、

何をすればとか、どうやってやればとか、 何を使えば とか、

そういうような手法の話ってよくあるんですけれども、

まず 根本的に重要なことは、どの先生と一緒に学びたいのか、

どの先生と一緒に時間を過ごしたいのか、

どの先生と一緒に頑張りたいのか ・・・つまり その先生との出会い なんですね。


「この先生なら!」っていう先生との出会い なんです。

それは自分のことを理解しようとしてくれるとか、

話を聞いてくれる 分かってくれようとしてるとか、

または熱い先生だとか、 かっこいいとか賢いとか、

優しいとか 頼りがいがあるとか・・・

いろんな要素あると思うんですけれども、とにかく その先生と学びたいんだ!

っていうのが一つの大きな きっかけになりうるわけですね。

親御さんから少しずつ 育って卒業して、

社会的なところで頑張ろうとしている中学生です。今までは

「パパ、ママ」だったかもしれません。

徐々にパパママではなくなって、社会的なところで人に認められて、

そしてそこで自分の力を発揮していく。

その時に 自分を上に引き上げてくれる先生は誰なのか、

今度は親ではなくて 社会的な中の誰についていけばいいのか、

ここが一番大きな きっかけになるんですよね。

その人が理科社会 頑張ろうというから、理科社会が頑張れるんですね。

その人がこうやればいいよ っていうことを。

答えは1つじゃないですからね、 勉強方法っていうのは。

だけどその勉強方法を信じて やり続けるから、結果が出てくるんです。

だからやっぱり一番最初にその先生との出会い、

やっぱり人っていうのは、 特に 中学生ぐらいの子供っていうのは、

そばにいる人との出会いで一瞬で変わりますね。

だから誰と出会うのか どの先生と出会うのかというところ、

これが まず1つ目の間 お答えになろうかと思います。


どの先生と頑張りたいか、 どの先生と学んでいきたいか、

その出会いにいる人との出会いで一瞬で変わるということを申し上げました。

ただ、その先生はどこにいるんだろうかということです。

やはり、 私が言うのもなんですが、塾を探してみてはいかがでしょう。

塾っていうのは、「自分とこの先生だったら」っていうのをベースに、

先生との相性をベースに、 今回は 塾選びをされるといいと思うんですよね。


いわゆる 広告や、実績は、とか、そういうことばっかりではなくて、

子供にとってこの先生となら学んでいきたい、

この先生と頑張りたい っていう、そういう先生との出会いが

うまく起こるまで 色々と塾を探すといいのでは?

個人塾でもいいでしょう 個別指導でもいいでしょう。

この先生とだったら 自分は頑張れるんだっていうところと出会って、

まず そこで きっかけをもらって、「理科と社会は面白いよ」なんて言ってもらって

「こうすればどう?」とか言ってもらって、それでようやく 腰が上がって

やり始めて。

そして徐々に徐々に 自分で やり始める 。主体性に繋がっていくわけですよね。

勉強方法から入っても、確かにそれも重要ですけど

継続して力強く ずっと推進していこうと思うと、

やはり 隣に、そばにいる先生ですね 。

この出会いというのは重要かなという風に 私は思います。

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安藤先生へのご相談は

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その後のエピソードなども

お待ちしています!

今週も、番組をお聴きいただき

ありがとうございました。

今週は、KAMIKO さん からのご相談でした・・・

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小学4年生の娘なのですが・・・授業で発表するのが苦手なようです。

なんで?と聞くと、『どうせ間違えるから』と言います。

勉強自体は嫌いじゃないと思います。

最初は、間違えるのが恥ずかしいと思っている、つまりプライドが高いのか?と

ちょっと心配だったのですが、どうも、本当に自信がないようです。

小さい頃から、ちゃんと自分で考えたことでも「○○ちゃんともそう話しとった」

とか、「先生も私と思うのと同じこと言うとった」とか、

自分と同じ意見の人がいた時に初めて、安心して自分の意見を言っていました。

親としてどう励ませばよいでしょうか。アドバイスいただきたいです。

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安藤先生からのアドバイスです♪

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何でもそうですけど、原因があって、理由があって、背景があって、

そしてこういう言葉が生まれてるわけですね。

「どうせ 間違えるから」 って 娘さんが言ったっていうことは、

そういう理由になる原因が過去にあったのではないかと思います。

例えば、間違って嫌な思いをしたとか、間違って馬鹿にされたとか、

間違って叱られたとか。

自分の思ったことを言ったら、自分がまるっきり想像もしてないような

マイナスなことを被ってしまったと。

そういったところから もう一歩踏み出せないことが起こってる

・・・ これは 推測ですけれどもね。


「どうせ」っていう言葉を使う人は、過去に何かがないと

出てこない言葉なんですよね。

だからこの子の性格がどうこう の前に、

その背景 理由 原因 っていうのが 何だったんだろうな っていうところから

溶かしてなくしてあげることが重要ですよね。

それのためには、「上書きをしていく」っていうことなんですね。

本人が自分の気持ちを言うだけの場面をお家の中の日常で作っていくわけです。

例えば、「○○ちゃん どう思う?」とか「○○ちゃんこれ どっちの方がどうかな?」

とか。

それはもう正解だから間違えたからじゃなくて、

自分自身の答え 自分自身の考え、思い、感想、 これを、

自信を持って言って言わせてあげます。

それがどういう内容の答えであれ、それを受け入れていくわけです。

「すごいな そういう風に思うんや」「なるほどね」 とか

そうやって自分が思い切って言ったこと っていうのが、全然否定もされずに

受け入れられるんだと、受け止めてもらえるんだと。

そういう風な経験を少しずつ積み重ねることで、

上書きをしてくってことです。

昔何があったんだっていうのを聞いても、なかなか向こうにも気づかないですよね。

最初からハードルの高い質問だとまだ身構えて、何も言わなくなるかも

しれませんので、本当にもう 本人がそういう恐怖を感じない 些細なこと、

「醤油にする?ソースにする?」とかそういうレベルの質問でいいです。

オリジナルの自分の気持ちを言わせる、それを受け入れるんです。

自分が味わった 怖さがなくなれば、本人は前に進み始めるんじゃないかなと

思います。


子育て中 っていうのは、どこのご家庭でもそうなんですけど、

この子はどうしてこうなんかなと思うと、その子を変えなきゃと

思ってしまうんですよね。

でも なかなかよく言われることですけど、人は変えられないわけです。

自分が変わろうと思った時しか、やっぱり変わらないわけです。

勇気とか自信があれば変われるわけです。

変化する時はいつも勇気と自信が必要ですからね。

ということは変化ができないっていうのは勇気と自信がないからです。

大丈夫なんだという 上書きをしてあげる、その過去の出来事を

癒してとかす、背景を溶かす、背景に思いを馳せて

そこを上書きしてあげる、そういうことが一つ大切かもしれません。

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今週も、番組をお聴きいただき

ありがとうございました。

今週は、Ken Ken さん からのご相談でした・・・

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このような相談でもいいのでしょうか・・・。

中二の娘の私たち両親に対する態度に、どうにも腹が立ちます。

「テスト、結果どうやった?」と聞くと、「べつに~」とか「関係ないし~」とか、

頼まれごとをやってあげても「下手やわ~。頼まんかったらよかったわ」とか。

反抗期だからとは分かっていても、平常心を保つのが難しくなります。

夫は「放っておけ」と言いますが、私はついムキになってしまいます。

親に対して言うことじゃないですよね。

ママ友にきくと、「同じ土俵に乗らんほうがいいかもよ」と言われましたが

この場合、言うべきことは言ったほうがいいのではないでしょうか、悩みます。

アドバイスいただきたいです。よろしくお願いします。

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安藤先生からのアドバイスです♪

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「同じ土俵に乗らん方がいいかもよ」とか、「放っておけ」ということですけれども、

正直そういうことなのかなという風にも思います。

でもどうしても、自分も平常心を保つのが難しいとかということでしたら、

向き合って 娘さんと話をするというのも 一つかと思います。

が、その時の言い方は、「あなたの言い方が良くない」とか「悪い」とか

ジャッジして さばいてるみたいになるんで、

「人と人として そういう 言われ方をすると こちらも傷つくし、

こちらもやる気がなくなる」っていうことを、

自分の気持ちとして伝えるということです。

自分が平常心 が保てなくなるというか嫌な気持ちになるっていうことを、

母親も一人の人として、娘さんにその気持ちを伝えるのです。

話をして向き合ってっていうのはそういう言い方をするっていうことです。


ただ、ちょっと厳しめなこと言うと、「反抗期」っていうのは、

一体何なのかというと、それまでそのお家の中で育ってくる中で、

色々と言われっぱなしで負けっぱなしで本人が嫌だった、

それをようやく反抗できる時が来たっていう 、そういう考え方もあるんですね。

ということは、娘さん自身が、かつてもっと 幼少期の頃に、

そんな言われ方しなくてもいいのになっていう風に傷ついたことがあったりとか、

我慢したとか、そんな 幼少期があって、それをリセットするために

負けっぱなしは嫌だから、そういうことで 反抗してきているっていう事も

あるわけです。

ということは 、しばらく 勝たせてあげるって言うのも大事なんですね。

しばらく 勝たせてあげることで、本人としては

過去の 我慢 とかが、少しはリセットされるわけです。

リセットが終われば そういう風に言わなくなるわけですね。

リセットをしようとしてるのをさらに抑え込みに行くと、

また 爆発するわけです。

違う形で困らせてきたり 違う形でまたやり返されたり、

どんどんどんどんエスカレートするわけです。

だからそのリセットを抑え込むというよりも、

まあ それぐらいだったら 少しは勝たせてあげる、リセットさせてあげる、

まあ今はリセットしてるんだな、リセットが終われば 穏やかになるな、

・・・という風に思って、

同じ土俵に乗らない方がいいとか一旦 放っておくっていうのは

そういうことにつながると思うんですよね。


幼稚園 保育園とか小学校とか、小さい時に、

まだ子供としては、保護者に対してそこまで力が持てていない時は、

とにかく保護者の言うことが絶対だったわけですから、

しかし ある程度 言って返せるようになってくると、

言われっぱなしじゃなくて こちらも言い返したい、

負けっぱなしは 嫌だから、少しは勝ちたい、

そういうような気持ちが生まれてきますよね。

それは決してお母さんのことが嫌いとかではなくて、

少しは自分の力も見返したいというような気持ちがあったりするわけです。

それが人を傷つけるとか、人に迷惑をかけるとか、

そういうところまで行くと それは良くない また別の話が出てきますけど、

しかし少し 言い方が生意気になったとか、そういうような部分に関しては、

少し それをさせておいて 言わせておいて、それによって勝たせてあげて、

負けっぱなしじゃない リセットができたっていうようなことが

一つの成長過程 なんですね。

そのことによって勝ちとか負けとかじゃなくて、人と人として、

やっと親とも向き合えるようになるわけですから。



ずっと負けてきた。そして最近 少し 勝てた 。

・・・これで プラスマイナス リセットできたから、

人と人として 向き合えるようになった、こういうような感じで

進んでいくわけです。

途中で 人に迷惑をかけるかのようなことがあれば、

それはまた別の話をしてもらうべきですけれども、

言い方が少しっていうのはそういう成長過程と捉えればどうでしょうか。

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