なんでも「一緒にやって!」という娘

今週も、番組をお聴きいただき

ありがとうございました。

今週は、  ラジオネーム ペンギンママ さん からのご相談でした・・・

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小学校2年生の娘は、なかなか一人で行動することができず、

学校の準備、部屋の整理整頓などいつも

「お母さんと一緒じゃなきゃイヤ」と言うので、いつもつきあわされ、

娘に時間をとられてしまいます。

そろそろ一人で身の回りのことができるようになってほしいのですが、

待っていても準備が進まないので、つい手助けしてしまいます。

厳しく言ったほうがいいのか、自分でできるように

どういうふうに教えたらいいか悩んでいます。

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安藤先生のアドバイスです・・

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きびしく言った方がいいのかというと、厳しく言って

うまくいくかは、難しいんじゃないかと思います。

この娘さんは、どうしてお母さんと一緒じゃなきゃ嫌なんだろう

・・・そういうところを聞いてあげて、

満たしてあげるしかないですよね。

娘さんに兄弟があるのかどうかわからないので何とも言えませんが、

もしかしたら、お母さんが、妹さん弟さんに手がかかるので

「私の方も見て」っていうような思いなのかもしれません。

だとしたら、お片付けとか学校の準備のみならず

様々な場所で少ししっかりと十分だって思うぐらい、

一緒にいてあげると、もしかしたら娘さんは、一人で何かも

やり始めるようになることも考えられます。

または、一緒にかたずけしながら、「5分したら戻ってくるから

ここまでやっててね」っていう風に段階をつけてやってくということも

大事なんじゃないかなと思います。

もう一つは、怒ったり厳しくしたら言うこと聞くかって言うと

まだそういう年齢ではありませんので、

子どもは、ほめたこと、おだてたことは続けることが出来るので

一人で学校の準備ができたり、部屋の整理整頓ができたとき、

ほんの少しだったとしても、そのことをすごく褒めてあげると

いいでしょう。

お母さんが、お家の方が、すごく嬉しそうにすれば、

子供はもう1回またやろうっていう気持ちになります。

少しだけでもできたことをどんどんほめていくといいと思います。

「分離不安」っていうのがありまして、

自分の命を守ってくれる親がどこかに行ってしまうんじゃないかという

不安のことです。

その不安の穴を埋めるために、「自分がいい子でいれば

お母さんはどこにも行かない」っていう風に思い込んでる子は

とにかく良い子で良い子でいいようと思います。

また、「自分ではできない」っていうような風にしていれば

親が駆けつけてくれて一緒になってやってくれると考える子もいます。

そのことによって分離不安をうめることができるって言う子もいます。

無意識に思い込んで、自分はそういうキャラクターなんだと

思い込んでいます。

大切なことは、「お母さんはどこにも行かないよ大丈夫だよ」って

言うことです。

失敗した時にも同じようにやっぱりニコニコしてあげたり、

抱きしめてあげたら、「失敗してもお母さんはどこにも行かないんだ」

と、子どもは安心します。

自分はこのキャラじゃないと愛されない、このキャラじゃないと

受け入れてもらえない・・そう自分が勝手に思い込んでる子っていうのは

やっぱりそうじゃないんだっていうことを教えてく

経験させてくことが大事です。

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