9月23日 遊んでばかりの小学3年生男子

今週も、番組をお聴きいただき

ありがとうございました。

今週は、ラジオネーム  NICO さん からの

ご相談でした・・・

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安藤先生、はじめまして。

小学3年男子(姉弟あり)の子供の相談です。

息子はとにかく遊ぶことが好きで、土日以外にも、帰宅すると、

近所の子供や弟と、 虫取りやサッカー、鬼ごっこ。雨の日は、タブレットのゲームやYouTubeを見たり。

勉強はいやいややっています。

「遊びは宿題や学校の準備が終わってからね」 という約束もなかなか守れません。

ただ、学校での生活態度に問題はないと先生から言われています。

週4回、習い事(体操)をやっていますが、遊んでばかりいるよりはという程度です。

私も、初めは、友達と遊ぶのはいいことだと思っていたのですが、

小学3年生になり ちょっと心配になってきました。安藤先生いかがでしょう。

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安藤先生からのアドバイスです♪

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小学3年生になり、ちょっと心配になってきましたとありますが

全然!

まだまだ小学3年生ですし、逆に何の心配もいらない。

むしろ、こんなにたくさんいろんな遊びをしてる。

これはとても頭の良い人にしかできないこです。

「あの遊びは良くない」とか、「遊びは勉強の逆側にある」ように

思ったりしがちですけれども、遊びの中で養われる様々な知恵、

それから人と協力すること、みんなと一緒に笑い合うこと、

本当にその人間の奥深くに眠る様々な力を呼び起こして

そして目覚めさせて、そしてまぁいつかどこかで勉強する時の役にも立つでしょうし

また学校を出て社会に出て、幸せに生きる役にも立つでしょう。

なので遊びっていうのは そんなに悪いことじゃ全くない。

むしろ良いことだと思います。

今日のご相談を聞いてると、あんまり遊びいっていうのをプラスに捉えられてないと思います。

なかなか、宿題や学校の準備が終わるまで遊べないというのは

宿題や学校の準備っていうのは、まるで返しの刃、なくてはいけない罰、

ペナルティであるかのように「これをやらないとご褒美がもらえない。

仕方がなくやるもの」みたいな印象が どんどん強まります。

「宿題や学校の準備は、最終的に次の日学校行くまでに

どこかで自分で段取りくんで終わらせなさいね」

・・・それだけでいいと思います。

学校の生活態度も問題はないということなので、

お子さんは、どこかで最後は上手に、宿題にしても学校の準備にしても

してるんだと思います。

やっぱり自分で考えて、遊びにしても宿題や学校の準備しても、

全部自分で考えて、最後全部上手に楽しくやりなさいと、

そう伝えるだけでいいと思います 。

言われたことをやることも大事です。でも、

とにかく言われたことをやりなさい、言われた通りにやりなさい

と言うメッセージばかりに対応する子供なってしまいます。

昭和の時代は、「しっかりと人の言うことを聞きましょう」そのことが最優先でした。

もちろん今でもそのことは重要です。

しかし だから自分で考えて自分のやりたいことを突き詰めて

そして自分や周りにいろんな楽しさとか、価値のある喜びとか

それを生み出していきましょうっていうのが、

今この時代において一つの重要な価値観としてあります。

昔はなかったけど最近にある価値観として生まれてますね。

そうすると、虫取りサッカー鬼ごっこ。。。これはそういう心を育てる意味で

もとっても大事な行動です。

その人をトータルな賢さで考えた時に、遊びっていうのは

心も成長させてることになってるんだと思います。

本当にポジティブに捉えて、 勉強ばっかしないで遊んでばかりいるっ て

勉強と遊びは敵対するものどうしではありません。

だからいっぱい遊んで ニコニコ見守って、

こんないっぱい遊んだんだから明日の準備は大丈夫なのって

その一言でいいと思いますね。

遊びの中で本当に色々と 経験していくことも多いですから。

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