11月25日 ついつい、先回りの手助けをしてしまう

今週も、番組をお聴きいただき

ありがとうございました。

今週は、ラジオネーム  Mちゃんの母親です さん からの

ご相談でした・・・

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小学校2年生の息子がいます。身の回りのことをするのに

待っていても準備が進まないので、いつもつい手助けしてしまいます。

主人には「先回りして何でもやってあげてはだめになる」と言われます。

私も、あとで反省はするのですが、癖なのか、やはり手伝ってしまいます。

安藤先生、どうしたらいいでしょう。

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安藤先生からのアドバイスです♪

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時間に追われていたり、とにかく早く準備してもらいたいとか

その時その場での都合というのはあると思います。

こういった場合、

視点を変えて、将来息子さんにどうなってもらいたいのか、

そういうことをまず心の中にしっかりと置き、

意識されると良いんじゃないでしょうか。



例えば、息子さんが将来しっかりと自分で段取りを組んで

準備ができるようになっていてほしい、もうそう思うなら

その思いというのは心の真ん中において、

我慢できるところは我慢する、待てるところはギリギリまで待つ。

本当にできないことなら待って助けも必要でしょう。

しかし、待っていて、ゆっくりとじっくりと取り組ませれば、

本人が出来る事だとするならば、

出来る時の自信、次からは自分でやると言ってくる、前向きな姿勢、

そういう言葉が欲しかったり、そういう風に育ってもらいたいと思うならば、

「待つ」っていうのも非常に重要な子育てです。



ご主人の指摘もあるようですが、

将来息子さんにどうなってもらいたいのかを考えた上で、

ご夫婦ともに同じビジョンで子育てをしてくっていうことも大事です。

どういう風に育ってもらいたいのかと話し合う

コミュニケーションを取られることで、行動も一致して、

お母さんやお子さんの行動も少しずつ変わっていくというふうに思います。


子育ては、本当に今回のこの件のみならず、

やりすぎてしまう、手を出しすぎてしまう...いろんなことあると思います。

しかし無意識にそれをしてしまってるのか、

そうやってし過ぎてしまってるなら、意識をしてみましょう。

意識をすれば、コントロールで改善されると思います。


どうしても無意識で行動すると、人というのは不安になってしまいますから

不安が不安じゃないように、どこか無理をしてやりすぎて

というようなバランスを欠いた事っていうのは

怒ってしまいがちです。

無意識じゃなくて、日々しっかりと意識をしながら

子育てをしてくっていうことですね。


子供っていうのは、親が思ってる以上に逞しいです。

いろんなものを跳ね返す力も持ってますし、身長がスクスクと伸びるように、

そういう体の変化もあるように、心もどんどんと大きくなり

そしてどんどんと跳ね返して逞しくなってくる・・・

それが自然の摂理として子供には備わっています。

ついつい手助けをしてしまう、

子供も、ゆっくりやってればいつか手を貸してもらえるとか

出来ないようにしてたらいつも代わりに誰かがやってくれるとか、

そういったことを妙に覚えてしまうと、そのとき、目先の便利に入ってしまって

伸びるきっかけというのもそのぶん失われてしまいます。



あえて、子供の前では手助けしないよと言うかのように振舞っていくのも、

愛情の表現の仕方の一つで、大切なことかもしれません。

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